研究者詳細

顔写真

ノグチ カズヒト
野口 和人
Kazuhito Noguchi
所属
大学院教育学研究科 総合教育科学専攻 教育心理学講座(発達障害学)
職名
教授
学位
  • 博士(教育学)(東北大学)

  • 教育学修士(東北大学)

経歴 15

  • 2014年10月 ~ 継続中
    東北大学大学院 教育学研究科 総合教育科学専攻 教授

  • 2022年4月 ~ 2024年3月
    東北大学大学院教育学研究科 研究科長・学部長

  • 2019年4月 ~ 2022年3月
    東北大学大学院 教育学研究科・教育学部 副研究科長・副学部長

  • 2017年4月 ~ 2019年3月
    東北大学 評議員

  • 2013年8月 ~ 2014年9月
    宮城教育大学 学長特別補佐

  • 2007年10月 ~ 2014年9月
    宮城教育大学 特別支援教育総合研究センター 教授

  • 2007年4月 ~ 2007年9月
    宮城教育大学 教育学部 教授

  • 2004年 ~ 2007年
    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター 兼務

  • 1994年 ~ 2007年
    宮城教育大学教育学部 助教授

  • 1997年 ~ 1998年
    カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員

  • 1991年 ~ 1994年
    東北大学教育学部 助手

  • 1991年 ~ 1994年
    Tohoku university, Faculty of Education,

  • 1994年 ~
    - Miyagi University of Education, Faculty fo

  • Education, Associate Professor

  • Research Associate

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学歴 4

  • 東北大学 教育学研究科博士課程後期3年の課程 教育心理学専攻心身障害学特殊専攻

    ~ 1995年3月

  • 東北大学 教育学研究科博士課程後期3年の課程 教育心理学科心身障害学特殊専攻

    1987年4月 ~ 1991年3月

  • 東北大学 教育学研究科博士課程後期2年の課程 教育心理学専攻心身障害学特殊専攻

    1985年4月 ~ 1987年3月

  • 東北大学 教育学部 教育心理学科心身欠陥学専攻

    1980年4月 ~ 1984年3月

委員歴 29

  • 一般社団法人 仙台市障害者スポーツ協会 副理事長

    2021年3月 ~ 継続中

  • 日本特殊教育学会 代議員

    2020年6月 ~ 継続中

  • 宮城県 発達障害者支援推進会議・広域特別支援連携協議会委員(座長)

    2020年1月 ~ 継続中

  • 仙台市 発達障害者支援地域協議会委員(座長)

    2018年8月 ~ 継続中

  • 宮城県 障害者支援施策推進協議会委員(副委員長)

    2016年12月 ~ 継続中

  • 宮城県 いじめ防止対策調査委員会委員(2018年度より2021年度まで委員長)

    2016年6月 ~ 継続中

  • 宮城県 障害児就学指導審議会委員(2020年度より委員長)

    2016年6月 ~ 継続中

  • 宮城県 特別支援教育将来構想審議会委員(2025年度より委員長)

    2015年5月 ~ 継続中

  • 日本発達障害学会 評議員

    2014年1月 ~ 継続中

  • 日本特殊教育学会 『Journal of Special Education Research』常任編集委員

    2013年1月 ~ 継続中

  • 日本特殊教育学会 『特殊教育学研究』常任編集委員

    2013年1月 ~ 継続中

  • 仙台市 児童館等障害児受入れ事業スーパーバイザー

    2004年4月 ~ 継続中

  • 仙台市 発達障害児教育検討専門家チーム委員(2005年度から2022年度,2024年度から委員長)

    2003年4月 ~ 継続中

  • 仙台市 学校生活支援巡回相談事業巡回相談員

    2000年4月 ~ 継続中

  • 日本発達障害学会 『発達障害研究』常任編集委員(副編集長)

    2018年4月 ~ 2023年3月

  • 仙台市 児童生徒の心のケア推進委員会委員

    2011年7月 ~ 2021年3月

  • 宮城県 精神保健福祉審議会若年者対策検討部会委員

    2013年7月 ~ 2019年7月

  • 仙台市 自死ハイリスク者支援体制検討会議委員(副委員長)

    2018年9月 ~ 2019年3月

  • 文部科学省 中央教育審議会専門委員(初等中等教育分科会)

    2017年3月 ~ 2019年2月

  • 日本教育心理学会 『教育心理学研究』常任編集委員

    2016年1月 ~ 2018年12月

  • 仙台市 発達相談支援センター連絡協議会委員(会長)

    2012年8月 ~ 2018年7月

  • 日本LD学会 『LD研究』編集委員

    2014年4月 ~ 2018年3月

  • 日本LD学会 代議員

    2014年4月 ~ 2018年3月

  • 日本発達障害学会 『発達障害研究』編集委員

    2003年1月 ~ 2018年3月

  • 文部科学省 中央教育審議会専門委員(初等中等教育分科会)

    2015年10月 ~ 2017年2月

  • 仙台市 第2期仙台市教育振興基本計画検討委員会委員

    2016年5月 ~ 2017年1月

  • 日本特殊教育学会 『特殊教育学研究』編集委員

    2010年1月 ~ 2012年12月

  • 日本特殊教育学会 理事

    2006年12月 ~ 2009年11月

  • 日本発達障害学会 評議員

    1997年1月 ~ 2002年12月

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所属学協会 5

  • 日本発達障害学会

  • 日本LD学会

  • 日本心理学会

  • 日本教育心理学会

  • 日本特殊教育学会

研究キーワード 2

  • 障害児心理学

  • Educational Psychology of the Individuals with Disabilities

研究分野 2

  • 人文・社会 / 特別支援教育 /

  • 人文・社会 / 教育心理学 /

論文 85

  1. 脳性麻痺児における発話を抑制した要因の事例検討―支援者側の 要因に着目して― 査読有り

    藤村励子, 河合 英美, 舛本 大輔, 郷右近 歩, 野口 和人

    Journal of Inclusive Education 11 121-130 2022年8月

  2. Study on Change in School Enrollment Status of Children with Muscular Dystrophy in Schools for Children with Special Needs in Japan; Judging from a Trend of Education Policy and Medical Technology 査読有り

    Yukino NIITSU, Kazuhito NOGUCHI

    Journal of Inclusive Education 11 94-109 2022年8月

    DOI: 10.20744/incleedu.11.0_94  

  3. 集団間相互作用における健常者の差別的行動についての検討-肢体不自由者の差別の経験に焦点を当てて

    藤村励子, 野口和人

    東北大学大学院教育学研究科研究年報 第68集 (第2号) 79-87 2020年6月

  4. デュシェンヌ型筋ジストロフィー成人の主観的QOL-長期的予後を見据えた教育課題の検討- 査読有り

    八島猛, 菊池紀彦, 村上由則, 野口和人

    特殊教育学研究 58 (1) 1-9 2020年

    ISSN:0387-3374

  5. 青年初期の病弱児における自己評価の発達特性に関する横断的研究 査読有り

    八島猛, 大庭重治, 野口和人

    特殊教育学研究 56 (5) 2019年

    ISSN:0387-3374

  6. 肢体不自由者に対するMicroaggressionに関する事例的検討 ―発話の有無の選択的調整に焦点を当てて― 査読有り

    藤村励子, 野口和人

    Journal of Inclusive Education 2 47-55 2017年3月

  7. ASD児における他者/自己理解の程度が社会的相互作用に及ぼす影響 査読有り

    鈴木徹, 平野幹雄, 野口和人

    Journal of inclusive education 1 48-53 2016年9月

  8. ある記憶障害者における自伝的記憶の想起と未来をイメージすることに関する研究?無意図的な記憶の役割に着目して? 査読有り

    平野幹雄, 鈴木徹, 野口和人

    Journal of inclusive education 1 28-36 2016年8月

  9. 知的障害特別支援学校高等部における就業体験を通して自己の課題を的確に捉えられるようにするための支援の取組 : 外部資源を活用した就業体験の事前・事後指導を通して

    佐々木 健太郎, 田中 康子, 野口 和人, 鈴木 徹

    広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要 (13) 77-86 2015年3月

    出版者・発行元: 広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター

    DOI: 10.15027/36901  

    ISSN:1883-5406

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    本研究では,知的障害特別支援学校高等部の教科「職業」において,外部資源である大学での作業活動を取り入れた就業体験の事前・事後指導の実践を行った。大学での作業は就業体験の場と近い状況であったため,緊張しながらも主体的に取り組む生徒の姿が引き出された。想定外の状況に失敗してしまう生徒もいたが,教師が支援しながら再度挑戦し成功させることができた。その結果,自信をもって就業体験に臨むことができた。事後指導においては失敗談を自ら語る生徒がおり,失敗経験が否定的なものとはならず,達成すべき課題として前向きに捉えられていた。大学での作業の場が,学校と職場の間の中間的な場として両者を橋渡しする役割を果たしており,そのような場を意図的に設定することで生徒は学校での学習と就業体験での経験とを結び付け,自身の課題について的確に認識し,主体的に改善していこうとする姿勢が身に付いていくことが示唆された。In the present study, we practiced vocational education for internship in a high school for students with disabilities. Students worked in college before they are work on an internship. Working in college was similar with the situation in internship and very hard, but students achieved their works with teacher's support. Through these experiences, they became more confident and they realized their own challenges. Finally, they could work effectively in internship. In conclusion, it is important to prepare the "intermediate location" between school and workplace, where there is the same situation as the workplace and teachers can support students.

  10. 特別支援学校教育実習における実習生の子どもとの関わり場面と指導教員の介入の様相

    直井 麻衣子, 村形 舞香, 野口 和人, 奥住 秀之

    東京学芸大学紀要. 総合教育科学系 66 (2) 251-257 2015年2月

    出版者・発行元: 東京学芸大学学術情報委員会

    ISSN:1880-4306

  11. 知的障害のある自閉症者における時間的拡張自己の成立に関する研究 査読有り

    鈴木徹, 鈴木恵太, 平野幹雄, 平野幹雄, 野口和人, 細川徹

    自閉症スペクトラム研究 11 (2) 2014年

    ISSN:1347-5932

  12. 高機能自閉症者における自己および他者の行為とその結果の因果関係の理解 査読有り

    鈴木徹, 平野幹雄, 平野幹雄, 野口和人, 細川徹

    発達障害研究 36 (3) 293-302 2014年

    出版者・発行元: 日本発達障害学会

    ISSN:0387-9682

  13. ある自閉症児の対人相互交渉におけるトラブルの変遷 : 観察記録および保護者への聞き取りを通して

    鈴木 徹, 野口 和人, 細川 徹

    東北大学大学院教育学研究科研究年報 61 (2) 159-169 2013年6月

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育学研究科

    ISSN:1346-5740

  14. 高機能自閉症児における対人相互交渉の困難の要因に関する検討-心の理論課題を通過する事例の様相に着目して- 査読有り

    鈴木徹, 平野幹雄, 平野幹雄, 北洋輔, 北洋輔, 郷右近歩, 野口和人, 細川徹

    特殊教育学研究 51 (2) 105-113 2013年

    出版者・発行元: The Japanese Association of Special Education

    DOI: 10.6033/tokkyou.51.105  

    ISSN:0387-3374

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    従来、自閉症児の対人相互交渉の困難は、他者理解の困難が背景要因として指摘されてきた。しかしながら、心の理論課題の結果と日常生活の様相について実証的な研究は行われてこなかった。本研究では、高機能自閉症の一事例を対象に、心の理論課題の実施と実際の様相、とりわけ自身の言動と他者の言動の因果関係の理解の様相から対人相互交渉の困難の要因について検討を行った。その結果、心の理論課題を通過した対象児は、対人相互交渉において、過去の他者の言動と現在の状態との因果関係について適切な解釈を行っていた。一方、過去の自身の言動と現在の状態の因果関係について誤った解釈を行うことが多かった。このことから、対人相互交渉の困難を招く一因として、自己の言動の認識の困難という可能性について論じた。

  15. 高機能自閉症およびアスペルガー症候群の子どもを対象とした、放課後支援を通じた社会性発達支援に関する実践的研究

    平野 幹雄, 鈴木 徹, 長谷川 武弘, 野口 和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 (7) 69-76 2012年6月

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    筆者らは、高機能自閉症児およびアスペルガー症候群の子どもを対象とした放課後支援を通じての、社会性発達支援をおこなってきた。今回は、三年間の取り組みを通じて対象児の社会性にどのような変化が生じたのかについて報告した。対象児は高機能自閉症あるいはアスペルガー症候群児5名であった。鉄道に関するブログの運営、定例会の開催を通じて支援を行ってきた結果、ブログ上では、自分の撮影した列車の説明に加えて、撮影時の状況や心情の説明もできるようになってきた。また、例会でも、大学教員やボランティアなどの発言に耳を傾ける姿が見られるようになってきた。以上のような変化には、自他の発言を振り返ることの出来る仕組みと、リスペクトできる他者からそうした振り返りを行うことを長期間促されてきたことが関係しているものと推察された。

  16. 特別支援学校における大学と連携した校外余暇支援活動の取り組みとその意義―参加者,保護者,学生ボランティアの視点から―

    佐々木 健太郎, 鈴木 徹, 平野 幹雄, 野口 和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 (7) 77-90 2012年6月

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    筆者らは,平成22年度10月より宮城教育大学と連携し,同大学附属特別支援学校高等部在籍生徒を対象に余暇支援活動を開始した。本稿では,その枠組みを紹介することと,参加者,保護者,学生ボランティアの三者の視点から本活動の意義を考察することを目的とした。これまで7回の実践を行った結果参加者については,活動に満足し,次の活動への期待感も喚起することができた。中には,学校での友達関係が拡大された生徒も見られた。保護者にとっては,長期休業中に生徒の余暇活動が充実すること,同年代の友達や学生とかかわれること,きょうだいも一緒に参加できることがメリットとして挙げられた。学生ボランティアについては,障害の児童生徒の理解に加え,その具体的なかかわり方についても学べる場となった。大学の人材,資源を活用することで,参加者,保護者,学生にとって一定の意義を確認することができた。

  17. ある高機能自閉症者における他児とのトラブルについての自己評価に関する研究

    鈴木徹, 平野幹雄, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 7 45-54 2012年6月

  18. "写真付きコミュニケーション支援ノート"の作成と活用を通した、ある自閉症児の発話を促す取り組み:保護者との協働と情報共有を意識して 査読有り

    佐々木 健太郎, 菅原 淳, 鈴木 徹, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services 9 (9) 77-92 2011年3月31日

    ISSN:1348-4567

  19. 広汎性発達障害のある子どもと支援者との関係構築の過程に関する検討

    鈴木 徹, 鈴木香名, 佐々木健太郎, 平野幹雄, 細川徹, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 6 51-58 2011年3月

  20. Duchenne型筋ジストロフィーの主観的QOLとパソコンの利用との関係

    八島 猛, 平野 幹雄, 野口 和人, 菊池 紀彦, Yashima Takeshi, Hirano Mikio, Noguchi Kazuhito, Kikuchi Toshihiko

    三重大学教育学部研究紀要 61 369-377 2010年

    出版者・発行元: 三重大学教育学部

    ISSN:1880-2419

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    Duchenne型筋ジストロフィー者のパソコン利用に対する教育関係者および病院関係者による、よりよい支援のあり方についての示唆を得ることを目的として、ある国立病院機構病院に入院するDuchenne型筋ジストロフィー者52名を対象にパソコンの利用とQOLとの関係について、質問紙およびインタビューをもとに対象者の年齢、機能障害度、WHOQOL26、パソコンの利用状況についての調査を行った。調査内容を項目ごとに分類・整理し、①パソコンを利用している者と利用していない者のWHOQOL26の各項目の得点平均の差をMann-Whitney検定により比較した。また、②パソコンを利用している者のWHOQOL26の各項目の得点とパソコンの利用状況の各項目の得点との関係について相関分析を行った。その結果「社会的関係」と「パソコンを利用してできるようになったと思うこと」、「パソコンの利用時間」と「全体」との間に有意な負の相関関係が認められ、「環境領域」と「パソコン利用の満足度」との間に有意な正の相関関係が認められた。結果を踏まえ、教育関係者および病院スタッフの具体的な支援のあり方について提案した。

  21. 発達につまずきがある子どもとスポーツ

    野口和人

    発達教育 29 (12) 4-8 2010年

  22. 主体的な活動としての放課後実践を通じた高機能自閉症及びアスペルガー症候群の子どもへの社会性発達支援の試み

    平野幹雄, 鈴木徹, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育センター紀要 (5) 22-30 2010年

  23. 自閉症児における鏡像自己認識

    鈴木 恵太, 細川 徹, 野口 和人, 本郷 一夫

    日本心理学会大会発表論文集 73 1PM130-1PM130 2009年8月26日

    出版者・発行元: 公益社団法人 日本心理学会

    DOI: 10.4992/pacjpa.73.0_1pm130  

    eISSN:2433-7609

  24. IMPAIRMENT IN THE RECOGNITION OF FACIAL EXPRESSION: A CASE STUDY 査読有り

    Ayumu Goukon, Toru Suzuki, Kazuhito Noguchi

    PSYCHOLOGICAL REPORTS 105 (1) 232-234 2009年8月

    DOI: 10.2466/PR0.105.1.232-234  

    ISSN:0033-2941

  25. 高等学校における特別支援教育の現状と課題 : 全国調査および訪問調査より 査読有り

    野口 和人

    発達障害研究 31 (3) 148-156 2009年7月31日

    出版者・発行元: 日本発達障害学会

    ISSN:0387-9682

  26. 記憶障害者の外的補助具利用のエラーに関する研究 : 知的障害を伴う1事例の1年間の観察から 査読有り

    内田 愛, 野口 和人, 熊井 正之

    日本教育工学会論文誌 33 (0) 193-196 2009年

    出版者・発行元: 日本教育工学会

    DOI: 10.15077/jjet.KJ00005927810  

    ISSN:1349-8290

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    本研究では,記憶の外的補助具利用の習得や定着が既に見られる記憶障害者一事例を対象として,日常生活において補助具利用時に生じるエラーの整理・分析を行った.その結果,補助具利用には多種の側面の記憶が必要とされること,日常ではごく当たり前の環境的な要因によってもエラーが生じること,また,補助具を利用している最中だけでなく補助具を利用して正確な情報が得られた後にもエラーが生じて困難に直面することが明らかになった.以上のことから,ある程度補助具の利用が習得され定着されていたとしても,記憶障害者にとって補助具の利用は容易ではないことが示唆された.

  27. 遂行機能の評価と改善のための指導

    野口和人

    月刊『実践障害児教育』 (8月) 16-21 2009年

  28. 生活環境中化学物質と発達との関連についての文献的考察―発達障害との関連を含めて―

    鈴木恵太, 細川徹, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育センター紀要 (4) 57-66 2009年

  29. 高機能自閉症及びアスペルガー症候群の子どもを対象とした社会技能訓練に関する文献研究

    平野幹雄, 鈴木徹, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育センター紀要 (4) 30-41 2009年

  30. 高等学校における特別支援教育に関する研究

    野口和人

    特別支援教育 (32) 54-55 2009年

  31. 高等学校における特別支援教育の現状と課題―全国調査及び訪問調査より― 査読有り

    野口和人

    発達障害研究 31 (3) 6-14 2009年

  32. Autobiographical memories and the role of involuntary memory in a case with hippocampal amnesia 査読有り

    Mikio Hirano, Kazuhito Noguchi, Toru Hosokawa

    INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 43 (3-4) 787-787 2008年6月

    ISSN:0020-7594

  33. ある自閉症児の他者とのかかわりにおける困難の要因に関する検討 : 自身の振る舞いに関する発言に焦点を当てて 査読有り

    鈴木 徹, 郷右近 歩, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services 6 (6) 127-136 2008年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学医療福祉学部保健福祉学科

    ISSN:1348-4567

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    従来、自閉症における社会性の障害の要因については、他者の心的状態を理解することの困難から検討が行われてきた。近年、自閉症における"自己"の特異性と社会性の障害との結びつきが示唆されてきている。本稿では、ある自閉症男児の実生活場面における自身に関する発言を行った場面について分析を行った。その結果、対象児は自身に関する発言を行った場面において、事実とは一致しない発言を行う、発言に窮する、などの困難を示していた。また、そのような場面において、対象児は他者の心情を不快にするような発言を行うことがあった。このような対象児の様相から、他者とのやりとりにおける困難の要因として、自己の振る舞いを認識することの困難が想定された。今後、対象児に見られた自己の振る舞いを認識することの困難が、他の自閉症児・者にも同様に存在し得るのかについて検討を行う必要性が示唆された。

  34. 高等学校における特別支援教育 全国調査及び訪問調査の概要と今後の条件整備について

    野口和人

    特別支援教育の実践情報 24 (125) 24-27 2008年

    出版者・発行元: 明治図書出版

    ISSN:2188-4293

  35. 顕著な記憶困難を伴うあるダウン症児の日常的な記憶に関する神経心理学的研究

    平野幹雄, 郷右近歩, 菊池紀彦, 野口和人, 細川徹

    宮城教育大学特別支援教育センター紀要 (3) 59-70 2008年

  36. Recognition and its impairment regarding autobiographical memories in a patient with hippocampal amnesia 査読有り

    Mikio Hirano, Ayumu Goukon, Toshihiko Kikuchi, Kazuhito Noguchi, Toru Hosokawa

    PSYCHOLOGICAL REPORTS 101 (3) 796-802 2007年12月

    DOI: 10.2466/PR0.101.3.796-802  

    ISSN:0033-2941

  37. Is processing emotional signals necessary for performance of tasks requiring understanding a “theory of mind” 査読有り

    Ayumu Goukon, Kazuhito Noguchi, Toru Hosokawa

    Psychological Reports 101 (2) 469-474 2007年10月

    DOI: 10.2466/PR0.101.2.469-474  

    ISSN:0033-2941

  38. A case report of compensation in daily life of a person with memory problems: Detailed functional use of memory aids over a five-year period 査読有り

    Al Uchida, Ayumu Goukon, Toshihiko Kikuchi, Mikio Hirano, Kazuhito Noguchi, Masayuki Kumai

    PSYCHOLOGICAL REPORTS 101 (1) 202-208 2007年8月

    DOI: 10.2466/PR0.101.1.202-208  

    ISSN:0033-2941

  39. 記憶障害者の日常生活におけるメモリーノート利用の実態--利用場面および利用内容の違いに着目して 査読有り

    内田 愛, 郷右近 歩, 菊池 紀彦, 平野 幹雄, 野口 和人, 熊井 正之, Ai UCHIDA, Ayumu GOUKON, Toshihiko KIKUCHI, Mikio HIRANO, Kazuhito NOGUCHI, Masayuki KUMAI

    教育情報学研究 6 (6) 35-43 2007年7月

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育情報学研究部

    ISSN:1348-1983

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    記憶の外的補助具を利用することは、記憶障害を抱える人々にとって有効であることが指摘されてきた。本研究では、補助具の一つであるメモリーノートに着目し、記憶障害を有する一事例を対象として、メモリーノートが利用される場面や記入される内容など実生活場面での利用実態について分析を行った。その結果、自宅や作業所では自発的にメモリーノートを利用するものの、それ以外の場面では自発的な利用はほとんど見られないことが明らかになった。しかしながら、本人にとって印象的な出来事が生じた場面や必然性のある場面、メモリーノートの利用を想起させる手がかりがある場面では主体的にメモリーノートが利用されることも明らかになった。このことから、記憶障害者が主体的に補助具を利用するためには、継続的な利用の促進と同時に、本人にとって意味のある動機や必然性をもつことが必要であり、補助具は記憶障害者にとって単に不足する情報を補うために用いられるものではないことが示唆された。論文

  40. 記憶障害の補償における他者の役割 ―記憶障害を有する一事例の日常生活場面の分析から―

    内田愛, 郷右近歩, 菊池紀彦, 平野幹雄, 熊井正之, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 (2) 49-59 2007年

  41. 重症心身障害児(者)の家族に対する成年後見申し立ての支援―成年後見制度の利用が将来見込まれる重度・重複障害児の保護者に対する支援の示唆―

    菊池紀彦, 八島猛, 内田愛, 郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 (2) 38-48 2007年

    出版者・発行元: 宮城教育大学特別支援教育総合研究センター

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    重症心身障害児(者)の家族78名に対する成年後見集団申立ての経過から、彼らが後見制度を利用する場合の支援のあり方について検討した。その結果、集団申立てを行う施設と関係諸機関との連携により、短期間に62名の後見人が選任されたものの、60歳以上の高齢の親が33名含まれていた。近い将来、親の逝去や意思能力の低下により後見人の職務を果たすことが不可能となる場合が想定されるため、重症児(者)の兄弟や民間機関などの第三者後見人を加えた複数後見の利用に向けた支援が早急に必要であることが示唆された。また、家族のなかには重症児{者)らの施設入所の継続を可能とするためだけに今回の集団申立てに参加した者も含まれている可能性があり、後見制度と後見人の職務について改めて家族に啓発を行う必要があることも示唆された。これらを踏まえ、重度・重複障害児が学校を卒業して2年後に成人を迎えることを考慮した場合、彼らの保護者に対し学校在学中から後見制度と後見人の職務について啓発を行う必要があることを指摘した。

  42. 障害者自立支援法に伴う措置入所者に対する支援についての検討

    八島猛, 菊池紀彦, 内田愛, 郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人, 高橋昇治, 大村清

    国立病院総合医学会講演抄録集 61st (2) 28-37 2007年

  43. 学びにおける「環境をアレンジする力」と場面による制約―Michael Coleらの学習障害児を対象とした研究から示唆されること―

    平野幹雄, 室田義久, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 (2) 21-27 2007年

  44. Developmental order driving the relationship between executive functions and theory of mind: A case study 査読有り

    Ayumu Goukon, Taeko Ohuchi, Toshihiko Kikuchi, Mikio Hirano, Kazuhito Noguchi, Toru Hosokawa

    PSYCHOLOGICAL REPORTS 98 (3) 662-670 2006年6月

    DOI: 10.2466/PR0.98.3.662-670  

    ISSN:0033-2941

  45. Michael Coleによる学習障害児を対象とした読み理解促進のための試み一実践および理論的側面を中心にー

    平野 幹雄, 野口 和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 (1) 46-54 2006年3月31日

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    本稿では、MichaelColeらによっておこなわれた学習障害児を対象とした読み理解の実践の概略について紹介した。彼らは、学習障害児を対象とした放課後教室を聞き、読み理解について4つのカリキュラムを用いた実践を半年間おこなった。その結果、実践の効果についてある程度確認された。同時に彼らが注意を向けたのは、子どもたちと教師との相互作用やその変化についてであり、特に教師によって臨機応変になされる援助方略について分析することが、学習障害児へ読み理解を促していく際に重要であると考えられた。また、彼らの研究方略の独自性はLuriaによって提唱されたロマン派の科学の影響を受けているが、一つの実践を取り上げて分析を行っている点、他者との相互作用を分析の視点に含めている点は従来の研究にはない特色であると考えられた。

  46. 超重度障害児に対する療育研究における現状と課題 査読有り

    菊池 紀彦, 八島 猛, 室田 義久, 郷右近 歩, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services 4 (4) 87-101 2006年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    超重症児に対する療育支援に関する研究は、報告内容により、「指導者による支援と事例の行動変化との間に対応が認められた群」と、「指導者による支援と事例の行動変化との対応関係が必ずしも明確ではない群」とに大別された。前者は、指導者が濃厚な医療的管理下にあるという超重症児特有の問題に配慮さえすれば、支援が十分に可能であることが示唆された。一方で、後者は気管切開や人工呼吸器管理下にあるなど、呼吸機能に重篤な障害を有する超重症児であり、現時点では、彼らへの療育支援方略および客観的な評価方法の構築が十分になされているとは言いがたい状況であった。それでもいくつかの実践報告から、彼らへの支援が着実に試みられ、行動変化が見出されていたことが確認された。今後、そうした実践のさらなる蓄積とともに、彼らのきわめて微弱な動きを実証的に捉えうる手法(例えば、心拍や脳波、NIRSのような脳機能イメージングなど)も必要に応じて活用すべきであると考えられた。

  47. 自己認知や自己参照の問題が他者とのかかわりに及ぼす影響についての検討 : 他者の心的状態の理解を示すある自閉症児における困難の様相から 査読有り

    室田 義久, 菊池 紀彦, 八島 猛, 郷右近 歩, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services 4 (4) 103-111 2006年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    従来、きわめて多くの研究が自閉症児における心の理論の障害を指摘してきた。そのような研究動向において、少なからぬ数の自閉症児が心の理論課題を通過し、かつ、実生活場面において他者の心的状態の推測に基づいた行動を示すにもかかわらず、十分な社会適応には至っていないことが認められている。しかしながら、他者の心的状態の理解を示す自閉症児が対人関係になおも困難を示す要因については、これまでのところ殆ど明らかにされていない。本研究では、他者の心的状態の理解を示しながら、対人関係に困難を示すある自閉症児における困難の様相について分析を行った。その結果、自己モニタリングの問題、帰属の誤り、自己の振る舞いの再生の問題が関係している可能性が想定された。今後は、自閉症児における他者理解の問題のみならず、自己の振る舞いについての認識や理解の問題にも着目し、知見を蓄積していく必要性が示唆された。

  48. 旧国立療養所型病院重症心身障害児病棟が直面する現状と課題についての検討 査読有り

    八島猛, 菊池紀彦, 高橋昇治, 室田義久, 郷右近歩, 野口和人, 平野幹雄

    国立病院総合医学会講演抄録集 60th (4) 113-123 2006年

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    旧国立療養所型病院重症心身障害児病棟が直面する現状と課題についての検討を目的として、ある旧国立療養所型病院における入所者の年齢および在院年数と、障害状況評価スコアとの相関分析を行った。結果、入所者の年齢が高いほど超重症児スコアは低く、入所者の年齢が低いほど超重症児スコアが高い、そして、入所者の在院年数が長いほど超重症児スコアは低く、入所者の在院年数が短いほど超重症児スコアが高いという傾向が見出された。独立行政法人国立病院機構の「旧療養所型病院の活性化方策に関する検討会」では、入所者の「高齢化・重症化」がキーワードとなっていた。得られた結果からは、若年層の重症化および高齢に伴う重症化の傾向が見いだされた。濃厚な医療を要する超重症児は益々増加する一方で、旧国立療養所型病院のほとんどが常に満床状態にあるという現状を踏まえ、最後に、得られたデータに基づいて具体的な提言を行った。

  49. インシデント・プロセスに準じた事例検討の導入による特別支援教育関係授業の改善の試み

    野口和人, 内田愛

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 (1) 21-38 2006年

  50. ある脳炎後遺症事例の回復過程における他者理解の様相についての検討--遂行機能と心の理論との関係に焦点を当てて

    郷右近 歩, 大内 妙子, 菊池 紀彦, 平野 幹雄, 野口 和人, 細川 徹

    東北大学大学院教育学研究科研究年報 54 (1) 305-313 2005年12月

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育学研究科

    ISSN:1346-5740

  51. 自己否定的な発言を行うある自閉症幼児における困難の背景の把握および支援の検討 査読有り

    室田 義久, 菊池 紀彦, 郷右近 歩, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services No.3, 63-70 (3) 63-70 2005年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    本稿では、ある自閉症幼児(Y児)における自己評価の低下を示す発言および他者とのかかわりついて分析を行った。また我々はその結果から、Y児が他者の心理状態をある程度理解できるにもかかわらず、他者とのかかわりにおいて繰り返し問題を起こしていることについて考察を行った。分析の結果、自己評価の低下は他者とのかかわりにおける問題によって生じていること、その問題のほとんどの原因がY児自身の行動にあること、Y児は相手の様子からその心理状態を推察できることが明らかとなった。これらの結果をもとにY児が抱える困難の要因について検討を行ったところ、Y児が自分の行動と他者の行動とのつながりに気づいていないこと、自分の意図を適切に行動に表すことに問題を抱えていることが想定された。今後、今回得られた知見をもとに、学齢期における自己評価の低下という問題を見据えて、Y児への支援をさらに検討していく重要性が示唆された。

  52. ある広汎性発達障害幼児における言語発達の特徴 : 「バイバイ」の表出に焦点を当てて 査読有り

    平野 幹雄, 佐藤 万里子, 郷右近 歩, 野口 和人, 菊池 紀彦

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services No.3, 43-50 (3) 43-50 2005年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    本研究では、ある広汎性発達障害幼児H君の言語発達の特徴について、主に「バイバイ」の表出に焦点を当てて分析することを目的とした。得られた結果は次の四点にまとめられた。第一は、H君の「バイバイ」は三つの意味を有しており、正しい意味の「バイバイ」の他に「おしまい」の意の「バイバイ」と拒否の意の「バイバイ」が含まれていたことである。第二は、H君によって表出された「バイバイ」は、他者が開始したコミュニケーションの中で用いられていたものであったこと、ただし「バイバイ」そのものについては、他者が先に用いていた場合と、H君自らが先に用いていた場合とがあったことである。第三は、「おしまい」や拒否の意の「バイバイ」が表出されるようになったのは、正しい意味の「バイバイ」の出現した時期の約1ヶ月後であったことである。第四は「バイバイ」の表出後、周囲の大人かH君に対して「バイバイ」と働きかける機会が増えたことである。このような特徴があったにもかかわらず、H君の「バイバイ」は、情報の伝達という側面と、人とのかかわりという側面とを持ち合わせており、これらの両側面に同時に着目して広汎性発達障害児の言語発達について支援していくことの重要性が示唆された。

  53. 壮年期重症心身障害者の食事場面における特異的操作の獲得 査読有り

    菊池 紀彦, 郷右近 歩, 室田 義久, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services No.3, 1-11 (3) 1-11 2005年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

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    壮年期重症心身障害者Kを対象に、食事指導場面におけるスプーンに対する特異的操作の獲得経過を分析整理することで、重症心身障害児(者)の定位・探索行動を促す支援、壮年期重症心身障害者への療育のあり方を明らかにすることを目的とした。指導は2001年4月9日から7月13日の平日の昼食において合計67回実施し、場面をVTR録画、行動を記述した。結果、指導23回目(5月11日)には、スプーンヘの到達・把握行動が、指導32回目(5月24日)にはスプーンに対する特異的操作が出現した。このような変化が生じた理由として、共同注意の成立の可否に注目していく必要があることを指摘した。一方で、実際には既に獲得されていた特異的操作が何らかの要因により抑制されていたという可能性を指摘した。かかわり手のあり方として、重症心身障害児(者)が人を意識したり、人に関心を向けるような行動の発現を促すことが重要であることが示唆された。

  54. 遂行機能と心の理論との関係についての検討 : ある脳炎後遺症事例を対象として 査読有り

    郷右近 歩, 菊池 紀彦, 平野 幹雄, 野口 和人, 細川 徹

    特殊教育学研究 43 (4) 291-298 2005年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本特殊教育学会

    DOI: 10.6033/tokkyou.43.291  

    ISSN:0387-3374

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    従来、遂行機能と心の理論との間には、発達の過程における因果関係が想定されてきた(例えば、Perner & Lang,1999)。しかしながら、近年、脳損傷者を対象とした研究において、遂行機能と心の理論との乖離(例えば、Lough,Gregory,&Hodges,2001)が示された。本稿でわれわれが報告した事例は、10歳のときに脳炎に罹患して以来6年間、重篤な心身障害の様相を呈していた。その後、本事例は劇的な回復を示し、20歳のころには知的機能がほぼ正常近くにまで達した。ただし、実生活場面では不適切な社会的行動を示していた。われわれは、対象事例の認知機能の評価を目的として複数の検査課題を実施した。その結果、本事例は心の理論課題に困難を示したものの、複数の遂行機能課題においては正常範囲の成績をおさめた。このことから、遂行機能は心の理論とは独立に発達を遂げうる可能性が示唆された。最後に、遂行機能と心の理論との関係についていくつかの仮説が論じられた。

  55. 長期間の重症心身障害状態から著しい回復を示した脳損傷児の回復経過に関する事例研究 査読有り

    郷右近 歩, 菊池 紀彦, 平野 幹雄, 野口 和人, 細川 徹

    特殊教育学研究 43 (2) 85-91 2005年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本特殊教育学会

    DOI: 10.6033/tokkyou.43.85  

    ISSN:0387-3374

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    長期間の重症心身障害状態から著しい回復を示した脳損傷児(H. Y.)について回復経過の分析を試みた。彼の回復経過は"脳の発達段階(Golden,1981)"に即して4つの期間に分類された。結果として、1)罹患から6年近くは遷延性植物状態の様相を呈していたにもかかわらず、10年後には顕著な心身機能の向上が認められたこと、2)植物状態の期間も含め、心身機能の向上は長期にわたって徐々に進んでいたこと、3)脳実質について体積の増加(大脳皮質の萎縮および脳室拡大の消失)が認められたことが示された。以上の知見より、H. Y.の回復経過において神経ネットワークの再構築とそれに基づく機能の再編成が進んでいた可能性が示唆された。あわせて、機能そのものの回復や発達以外に、課題を遂行するうえで損傷以前は主要な役割を果たしていた要素を欠きつつも、その他の諸要素を最大限に活用することで、目的の達成を補償するためのシステムが徐々に形成されてきたことが示された。

  56. 獲得性脳損傷児・高次脳機能障害児への教育的支援の現状と課題 査読有り

    野口 和人, 室田 義久, 郷右近 歩, 平野 幹雄

    特殊教育学研究 43 (1) 51-60 2005年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本特殊教育学会

    DOI: 10.6033/tokkyou.43.51  

    ISSN:0387-3374

  57. Reconstruction of psychological functions after brain damage 査読有り

    A Goukon, M Hirano, K Noguchi, T Hosokawa

    INTERNATIONAL JOURNAL OF PSYCHOLOGY 39 (5-6) 143-143 2004年10月

    ISSN:0020-7594

  58. 遂行機能と心の理論との関係

    郷右近 歩, 平野 幹雄, 野口 和人

    東北大学大学院教育学研究科研究年報 53 (1) 371-385 2004年10月

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育学研究科

    ISSN:1346-5740

  59. 知的障害養護学校における"遊びの指導"の現状と課題 査読有り

    癸生川 義浩, 郷右近 歩, 野口 和人, 平野 幹雄

    保健福祉学研究 = Journal of health and social services No.2, 83-94 (2) 83-94 2004年3月31日

    出版者・発行元: 東北文化学園大学

    ISSN:1348-4567

    詳細を見る 詳細を閉じる

    本稿では、知的障害養護学校小学部で行われている"遊びの指導"について、実態と課題について明らかにすることを目的とした。教師を対象としたアンケート調査の結果から、1)知的障害養護学校の教員の多くは"遊びの指導"について必要性を感じていたこと、2)授業の計画立案時には昨年度の活動案を重視していたことが示された。知的障害養護学校における"遊びの指導"の授業内容と、就学前施設における調査結果との比較より、養護学校において就学前施設で行われている遊びとほぼ同じ内容の遊びが行われていたことが明らかにされた。加えて、養護学校においては、就学前に受けてきた指導についての把握が十分に行われないままに指導が行われていることが指摘された。これらの問題の背景として、就学前施設と養護学校間の情報の共有が十分ではないということが考えられた。

  60. 脳損傷後にみられる社会性の問題に関する事例的検討(共著)

    郷右近 歩, 平野 幹雄, 菊池 紀彦, 野口 和人, 細川 徹

    東北大学大学院教育学研究科研究年報 第52集, 237-247 237-247 2004年

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育学研究科

    ISSN:1346-5740

  61. 「ハノイの塔」問題と「ロンドンの塔」問題はどのように用いられてきたか:研究動向の概観および両問題の差異について.

    障害児教育講座研究紀要 第2号, 2-22 2003年

  62. 高次脳機能障害について

    あゆみ (宮城県特殊教育研究会、肢体不自由病弱虚弱教育専門部機関誌) (36) 7-8 2003年

  63. ある脳損傷者の回復過程における学習困難の様相に関する神経心理学的研究(共著)

    郷右近 歩, 平野 幹雄, 菊池 紀彦, 野口 和人, 細川 徹

    東北大学教育学部研究年報 第51集, 1-11 317-327 2003年

    出版者・発行元: 東北大学大学院教育学研究科

    ISSN:1346-5740

  64. I cannot remember, but I know my past events: Remembering and knowing in a patient with amnesic syndrome 査読有り

    Mikio Hirano, Kazuhito Noguchi, Toru Hosokawa, Tadao Takayama

    Journal of Clinical and Experimental Neuropsychology 24 (4) 548-555 2002年

    DOI: 10.1076/jcen.24.4.548.1041  

    ISSN:1380-3395

  65. Down syndromeとWilliams syndromeにおける視空間認知特性:レビュー

    野口 和人

    宮城教育大学紀要 36 223-232 2001年

    出版者・発行元: 宮城教育大学

    ISSN:1346-1621

  66. 発達障害児とのかかわりにおいてなされる教師による模倣に関する研究:児童の発声と教師による応答の特徴について(共著)

    福祉科学とコミュニティー (2) 17-25 2001年

  67. 顕著な記憶困難を伴うあるダウン症児の日常的な記憶に関する研究(共著)

    福祉科学とコミュニティー (2) 10-16 2001年

  68. Autobiographical recollection and affects of cues in an amnesic patient 査読有り

    M Hirano, K Noguchi, T Hosokawa

    PSYCHOLOGICAL REPORTS 85 (3) 1113-1117 1999年12月

    ISSN:0033-2941

  69. 重篤な前向性健忘を伴うある健忘症患者の自然文脈における想起--最近経験した出来事の想起を中心に

    平野 幹雄, 野口 和人, 細川 徹

    東北大学教育学部研究年報 47 (47) 111-124 1999年3月

    出版者・発行元: 東北大学教育学部

    ISSN:0493-3958

  70. 幾何図形模写において「角の強調」表現を示した知的障害児への援助とその有効性 査読有り

    野口 和人, 三浦 主博, 小松 歩

    特殊教育学研究 37 (2) 13-22 1999年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本特殊教育学会

    DOI: 10.6033/tokkyou.37.13_1  

    ISSN:0387-3374

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    16名の知的障害児を対象に単純幾何図形の模写を実施し、「角の強調」表現が消失する条件及びその機序についての検討を試みた。明確な「角の強調」表現は、1名のみ、かつ斜立正方形及び菱形群の模写においてのみ認められた。この知的障害児を対象に、幾つかの異なる条件下での模写を施行した。図形が「辺」により構成されていることが予め示されており、「辺」による構成が不可避となっている色分け見本条件において、初めて「角の強調」表現が消失し、直後の単色見本提示での模写においても「角の強調」表現は現れなかった。「角の強調」表現の消失に伴い、描画の起点が「辺の途中」から「いずれかの角の頂点」へと変化した。だが、1年後の菱形模写においては、再度「角の強調」表現が出現していた。色分け見本の模写は、「辺」を構成要素とする描画手法をいわば強制する状況を設定したに過ぎず、その手法を習得させる状況をつくり出すものではなかった。

  71. Dissociation between specific personal episodes and other aspects of remote memory in a patient with hippocampal amnesia 査読有り

    M Hirano, K Noguchi

    PERCEPTUAL AND MOTOR SKILLS 87 (1) 99-107 1998年8月

    ISSN:0031-5125

  72. 言語性IQと動作性IQに乖離を示した事例に対する構成行為の形成の試み

    野口 和人

    宮城教育大学紀要 33 (33) 169-176 1998年

    出版者・発行元: 宮城教育大学

    ISSN:1346-1621

  73. 健忘症患者の自伝的記憶研究の方法論の変遷

    平野 幹雄, 野口 和人, 葉石 光一

    長野大学紀要 19 (2) 167-174 1997年12月

    出版者・発行元: 長野大学

    ISSN:0287-5438

  74. 「臨床」の1つのかたち-「教育における臨床の学」へのいくつかの提言-

    授業分析センター研究紀要 (13) 28-36 1997年

  75. 記憶障害を伴う脳損傷児・者の日常生活困難に関する文献的検討(共著)

    発達科学研究年報 9 16-24 1997年

  76. 知的障害児・者を対象とした問題解決研究の課題 査読有り

    野口 和人

    特殊教育学研究 34 (1) 41-46 1996年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本特殊教育学会

    DOI: 10.6033/tokkyou.34.41_1  

    ISSN:0387-3374

  77. PlanningとVisuo-Spatial Abilityとの関係について--Block Design Testを用いた,知的障害児に対する形成的関わりから

    野口 和人

    東北大学教育学部研究年報 42 (42) p171-186 1994年3月

    出版者・発行元: 東北大学教育学部

    ISSN:0493-3958

  78. AN ILLUSION OF VELOCITY IN MOTION PERCEPTION 査読有り

    K NOGUCHI, K HAISHI, D SATO

    PERCEPTUAL AND MOTOR SKILLS 78 (1) 112-114 1994年2月

    ISSN:0031-5125

  79. あるウェルニッケ脳症例の記憶・視覚・運動機能の状況経過と現状について

    野口 和人, 葉石 光一, 奥住 秀之, 佐藤 大介, 田中 敦士

    宮城教育大学紀要 第2分冊 自然科学・教育科学 29 (29) p183-195 1994年

    出版者・発行元: 宮城教育大学

    ISSN:0289-4424

  80. 幼児の幾何図形模写における「角の強調」表現の出現と消失(共著)

    長野大学紀要 16 (1.2) 58-66 1994年

  81. てんかん発作を有する-女児に対する構成行為の形成の試み-ブロックデザインテストを課題として-

    東北大学教育学部研究年報 41,95-112 1993年

  82. 幾何図形模写における「角の強調」表現に関する-考察

    東北大学教育学部研究年報 40 1992年

  83. 重さの系列化課題における精神遅滞児と健常児のプランニングについて(1)(共著)

    発達科学研究所報 5 1991年

  84. 精神遅滞児の思考活動とその改善について 査読有り

    野口和人, 松野豊

    発達障害研究 12 (4) 248-253 1991年

  85. 知恵遅れの子どもの予測活動の発達的特徴と障害 査読有り

    谷口 清, 野口 和人, 松野 豊

    季刊障害者問題研究 42 57-67 1985年8月

    出版者・発行元: 全国障害者問題研究会

    ISSN:0388-4155

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MISC 24

  1. 生涯学習支援事業 知的障害者への生涯学習支援「杜のまなびや」における実践上の課題 : 講師とスタッフへのインタビューを通して

    藤村 励子, 平野 碧, 大黒 空, 高橋 侑果, 内田 雄樹, 吉田 広人, 八島 猛, 野口 和人

    東北大学大学院教育学研究科先端教育研究実践センター年報 (20) 115-123 2020年3月

    出版者・発行元: 先端教育研究実践センター

  2. 特別なニーズのある児童を巡る多職種連携の実態 1)-管理職への質問紙調査を通して-

    平野碧, 野口和人

    日本特殊教育学会大会発表論文集(CD-ROM) 58th 2020年

  3. 小学生の障害理解に関する予備的検討 2)身体障害者に関する知識の内容について

    藤村励子, 野口和人

    日本発達障害学会研究大会発表論文集 54th 2019年

  4. 大学生における類似性の認知が肢体不自由者の心的状態の推測方略に与える影響 2)類似性随伴性モデルに基づく検証

    藤村励子, 野口和人

    日本発達障害学会研究大会発表論文集 53rd 2018年

  5. 研究大会報告 : 日本発達障害学会第49回研究大会を終えて

    野口 和人

    発達障害研究 : 日本発達障害学会機関誌 37 (1) 83-85 2015年2月

    出版者・発行元: 日本発達障害学会

    ISSN: 0387-9682

  6. 高機能自閉スペクトラム児者の余暇の世界 社会性の発達をめぐるオルタナティブな視点

    加藤浩平, 野口和人, 日戸由刈, 高森明, 熊谷晋一郎

    日本発達心理学会大会論文集 26th 2015年

  7. 日本特殊教育学会第49回大会 東日本大震災と障害者支援 : 日本特殊教育学会の課題 (委員会報告 東日本大震災に伴う本学会の社会貢献活動報告) -- (大会における学会企画・社会貢献公開シンポジウムの記録)

    林 和治, 堀江 まゆみ, 野口 和人

    特殊教育学研究 = The Japanese journal of special education 51 (2) 222-237 2013年7月

    出版者・発行元: 日本特殊教育学会

    ISSN: 0387-3374

  8. 自閉症児における自己の言動の理解に関する研究-自身および他者が行為者となる場合の因果関係の理解に着目して-

    鈴木徹, 平野幹雄, 平野幹雄, 鈴木恵太, 野口和人, 細川徹

    日本特殊教育学会大会発表論文集(CD-ROM) 51st 2013年

  9. 特別支援教育におけるロマンティック・サイエンス(序)(自主シンポジウム42,日本特殊教育学会第48回大会シンポジウム報告)

    野口 和人, 内田 愛, 平野 幹雄, 郷右近 歩, 中山 健, 吉川 一義, 尾崎 久記

    特殊教育学研究 48 (5) 461-462 2011年1月31日

    出版者・発行元: 日本特殊教育学会

    ISSN: 0387-3374

  10. 幼小中高一貫した特別支援教育システム整備の諸条件(学会企画シンポジウム,日本特殊教育学会第47回大会シンポジウム報告)

    池谷 尚剛, 尾崎 久記, 平澤 紀子, 藤井 茂樹, 野口 和人, 花熊 曉, 高橋 智, 高橋 幸子

    特殊教育学研究 47 (5) 328-329 2010年1月31日

    出版者・発行元: 日本特殊教育学会

    ISSN: 0387-3374

  11. 宮城教育大学における特別支援教育教員養成の取組み

    野口 和人

    上越教育大学特別支援教育実践研究センター紀要 14 15-17 2008年3月

    出版者・発行元: 上越教育大学

    ISSN: 1882-7349

  12. DN-CAS認知評価システムの障害児への適用について(自主シンポジウム53,日本特殊教育学会第45回大会シンポジウム報告)

    岡崎 慎治, 前川 久男, 中山 健, 小林 久男, 野口 和人

    特殊教育学研究 = The Japanese journal of special education 45 (5) 349-350 2008年

    出版者・発行元: 日本特殊教育学会

    ISSN: 0387-3374

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    rights: 日本特殊教育学会rights: 本文データは学協会の許諾に基づきCiNiiから複製したものであるrelation: IsVersionOf:http://ci.nii.ac.jp/naid/110007329050

  13. 重症心身障害児(者)の家族に対する成年後見申立ての支援

    菊池紀彦, 八島猛, 内田愛, 郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人, 高橋昇治, 大村清

    国立病院総合医学会講演抄録集 61st 2007年

  14. マイケル・コールによる学習障害児を対象とした読み理解促進のための試み―実践および理論的側面を中心に―

    平野幹雄, 野口和人

    宮城教育大学特別支援教育総合研究センター紀要 (1) 46-54 2006年

  15. 教育講演3 自閉症児の内面世界をさぐる (日本特殊教育学会第41回大会特別・教育講演報告)

    別府 哲, 野口 和人

    特殊教育学研究 41 (5) 530-532 2004年1月

    出版者・発行元: 日本特殊教育学会

    ISSN: 0387-3374

  16. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一事例の認知障害に関する研究 学習場面における困難の様相の把握

    郷右近歩, 菊池紀彦, 平野幹雄, 野口和人

    日本特殊教育学会大会発表論文集 40th 2002年

  17. 超重症状態からの回復過程にある脳損傷児が示す意思決定困難の様相についての検討 前頭前・腹内側部に損傷を有する患者が示す困難の様相との差違

    郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人

    日本心理学会大会発表論文集 66th 2002年

  18. てんかん発作を有する一女児に対する構成行為の形成の試み--ブロックデザインテストを課題として

    野口 和人

    東北大学教育学部研究年報 (41) p95-112 1993年3月

    出版者・発行元: 東北大学教育学部

    ISSN: 0493-3958

  19. 視覚世界の生成 開眼者における手術後のNystagmusの諸相

    葉石光一, 奥住秀之, 野口和人, 佐々木正晴, 八木文雄, 鳥居修晃, 望月登志子

    感覚代行シンポジウム 19th 1993年

  20. 713 プランニングの発達に関する実験的研究(1) : 課題対象を人にした場合の解決過程の特徴(学習(3),口頭発表)

    小松 歩, 沢口 浩司, 野口 和人, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 34 (0) 374-374 1992年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本教育心理学会

    DOI: 10.20587/pamjaep.34.0_374  

    ISSN: 2189-5538

  21. 732 重さの系列化課題における知能障害児と健常児のプランニングについて(1) : 健常児における成績および比較操作の年齢的変化について(問題解決,学習6,口頭発表)

    野口 和人, 藤井 清, 小松 歩, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 32 (0) 364-364 1990年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本教育心理学会

    DOI: 10.20587/pamjaep.32.0_364  

    ISSN: 2189-5538

  22. 654 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(2) : 解決様式の効果の心理学的内容について(問題解決・知識,学習6,学習)

    野口 和人, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 30 (0) 734-735 1988年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本教育心理学会

    DOI: 10.20587/pamjaep.30.0_734  

    ISSN: 2189-5538

  23. 1115 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果 : 達成水準及び誤りのタイプの変化について(学習障害・視覚障害他,障害2,口頭発表)

    野口 和人, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 29 (0) 994-995 1987年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本教育心理学会

    DOI: 10.20587/pamjaep.29.0_994  

    ISSN: 2189-5538

  24. 292 予測活動の発達的検討(1) : 方略と成績の関連(発達10,発達)

    野口 和人, 谷口 清, 松野 豊, 加藤 敏之

    日本教育心理学会総会発表論文集 27 (0) 204-205 1985年

    出版者・発行元: 一般社団法人 日本教育心理学会

    DOI: 10.20587/pamjaep.27.0_204  

    ISSN: 2189-5538

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書籍等出版物 26

  1. 発達障害のある子ども・若者の余暇活動支援

    加藤浩平, 藤野博, 野口和人, 木谷秀勝, 吉川徹, 河高康子, 松本太一, 吉澤昌好, 堀口智美, 黒山竜太, 尾崎ミオ, 五里江陽子

    金子書房 2021年9月

  2. 障害者・障害児心理学

    柘植雅義, 石倉健二, 野口和人, 本田秀夫(医師)

    遠見書房 2020年3月

    ISBN: 9784866160634

  3. 特別支援教育の到達点と可能性 : 2001〜2016年:学術研究からの論考

    柘植, 雅義, インクルーシブ教育の未来研究会

    金剛出版 2017年9月

    ISBN: 9784772415613

  4. 発達障害事典

    日本LD学会

    丸善出版 2016年10月

    ISBN: 9784621300466

  5. 特別支援教育の実践課題

    ぎょうせい

    ぎょうせい 2016年8月

    ISBN: 9784324100752

  6. 発達障害のある子の社会性とコミュニケーションの支援

    藤野, 博, 日戸, 由刈, 阿部, 利彦, 坂井, 聡, 田中, 真理, 野口, 和人, 高森, 明, 熊谷, 晋一郎, 大井, 学, 稲田, 尚子, 森村, 美和子, 加藤, 浩平

    金子書房 2016年8月

    ISBN: 9784760895472

  7. 発達障害支援ハンドブック : 医療、療育・教育、心理、福祉、労働からのアプローチ

    日本発達障害学会

    金子書房 2012年8月

    ISBN: 9784760832507

  8. 保育内容 : 総論

    近藤, 幹生

    青踏社 2012年3月

    ISBN: 9784902636307

  9. 特別支援教育ハンドブック 特別支援教育体制推進事業のまとめと新たな総合推進事業の展開

    宮城県教育委員会 2008年

  10. 発達障害基本用語事典

    金子書房 2008年

  11. Q&A クラスのなかの「気になる子ども」 ―特別なニーズのある子どもの理解と支援―

    教育出版 2007年

  12. マルチラテラル心理学 CD-ROM版

    有斐閣 2006年

  13. 特別支援教育への招待

    教育出版 2005年

  14. 新・心理学の基礎知識(中島義明・繁桝算男・箱田裕司編集)

    有斐閣 2004年

  15. 発達障害の子どもたち ―いきいきとしたその世界―(細川徹編著)

    中央法規出版 2003年

  16. 発達障害児の病理と心理/改訂版(黒田吉孝・小松秀茂編著)

    培風館 2003年

  17. 知的障害者のオープンカレッジテキストブック

    明石書店 2001年

  18. 障害児教育の「総合的な学習の時間」〜生活単元学習から「総合的な学習の時間」への転換(共著)

    田研出版 2001年

  19. 精神遅滞[第9版]-定義・分類・サポートシステム-(共訳)

    学苑社 1999年

  20. 視覚障害と発達(共訳)

    二瓶社 1998年

  21. 「精神薄弱」の誕生と変貌-アメリカにおける精神遅滞の歴史-(共訳)

    学苑社 1997年

  22. 発達障害児の病理と心理

    培風館 1996年

  23. 障害児理解の到達点〜ジグラー学派の発達論的アプローチ〜(共訳)

    田研出版 1994年

  24. 発達障害学の探求

    文理閣 1993年

  25. ジグラー学派の精神遅滞論(共訳)

    田研出版 1990年

  26. 障害児の発達神経心理学

    青木書店 1990年

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講演・口頭発表等 77

  1. 特別なニーズのある児童を巡る多職種連携の実態 1)-管理職への質問紙調査を通して-

    平野碧, 野口和人

    日本特殊教育学会大会発表論文集(CD-ROM) 2020年

  2. 小学生の障害理解に関する予備的検討 2)身体障害者に関する知識の内容について

    藤村励子, 野口和人

    日本発達障害学会研究大会発表論文集 2019年

  3. 大学生における類似性の認知が肢体不自由者の心的状態の推測方略に与える影響 2)類似性随伴性モデルに基づく検証

    藤村励子, 野口和人

    日本発達障害学会研究大会発表論文集 2018年

  4. 高機能自閉スペクトラム児者の余暇の世界 社会性の発達をめぐるオルタナティブな視点

    加藤浩平, 野口和人, 日戸由刈, 高森明, 熊谷晋一郎

    日本発達心理学会大会論文集 2015年

  5. 自閉症児における自己の言動の理解に関する研究-自身および他者が行為者となる場合の因果関係の理解に着目して-

    鈴木徹, 平野幹雄, 平野幹雄, 鈴木恵太, 野口和人, 細川徹

    日本特殊教育学会大会発表論文集(CD-ROM) 2013年

  6. 主体的な放課後活動の場を通じての自閉症スペクトラム児を対象とした社会性発達支援の試み―2年間の活動を通じて見られた対象児の変化に着目して―

    日本特殊教育学会第48回大会 2010年

  7. ある高機能自閉症児の対人相互交渉における問題の様相―複数の場面における様相の違いに着目して―

    日本特殊教育学会第48回大会 2010年

  8. 特別支援教育におけるロマンティック・サイエンス(序)

    日本特殊教育学会第48回大会・自主シンポジウム 2010年

  9. 特別支援教育における特色のある取り組み

    東北心理学会第64回大会・大会企画シンポジウム 2010年

  10. Factors Affecting Saccadic Latency in Person with Mental Retardation

    American Psychological Association 118th Annual Convention 2010年

  11. 自閉症児の自己理解に関する研究―対人相互交渉における自己の振る舞いに関する認識の困難を中心に―

    日本特殊教育学会第47回大会 2009年

  12. 鉄道ブログ運営を通じての自閉症スペクトラム児を対象とした社会性発達の支援の試み

    日本特殊教育学会第47回大会 2009年

  13. 幼小中高一貫した特別支援教育システム整備の諸条件

    日本特殊教育学会第47回大会 2009年

  14. 自閉症児における鏡像自己認識

    日本心理学会第73回大会 2009年

  15. ある自閉症児の他者とのやりとりにおける困難の背景―自己が行為者である場面と第三者的立場である場面との違いに着目して―

    日本特殊教育学会第46回大会 2008年

  16. Autobiographical memories and the role of involuntary memory in a case with hippocampal amnesia

    The 29th International Congress of Psychology 2008年

  17. 活動遂行時に利用される情報資源の有効性‐記憶に困難を有する人々への支援を念頭に‐

    内田愛, 平野幹雄, 野口和人, 熊井正之

    日本特殊教育学会第45回大会発表論文集 2007年9月

  18. 重症心身障害児(者)の家族に対する成年後見申立ての支援

    菊池紀彦, 八島猛, 内田愛, 郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人, 高橋昇治, 大村清

    国立病院総合医学会講演抄録集 2007年

  19. DN-CAS認知評価システムの障害児への適用について

    日本特殊教育学会第45回大会 2007年

  20. ある自閉症児における他者の心的状態の理解について―他者の心的状態の理解に基づいた振る舞いからの検討―

    日本特殊教育学会第45回大会 2007年

  21. 活動遂行時に利用される情報資源の有効性―記憶に困難を有する人々への支援を念頭に―

    日本特殊教育学会第45回大会 2007年

  22. ある記憶障害者の日常活動場面における補償手段に関する検討

    内田愛, 平野幹雄, 郷右近歩, 菊池紀彦, 野口和人, 熊井正之

    日本特殊教育学会第44回大会発表論文集 2006年9月

  23. 旧国立療養所型病院重症心身障害児病棟が直面する現状と課題についての検討

    第60回国立病院総合医学会講演 2006年

  24. 脳損傷後の遂行機能障害についての事例的検討―検査課題の成績と日常生活場面における行動様相との違いに焦点をあてて―

    日本特殊教育学会第44回大会 2006年

  25. ある記憶障害者の日常活動場面における補償手段に関する研究

    日本特殊教育学会第44回大会 2006年

  26. ある脳損傷児における回復経過の特徴についての検討

    日本特殊教育学会第43回大会 2005年

  27. 他者とのかかわりにおいてある自閉症児が示した困難の様相

    日本特殊教育学会第43回大会 2005年

  28. ある自閉症児における行動の様相と内面的世界との隔たりについて

    日本特殊教育学会第43回大会 2005年

  29. 記憶障害を伴うある脳損傷児への情報提示のあり方に関する検討

    日本特殊教育学会第43回大会 2005年

  30. 意思決定障害を示した脳損傷事例についての神経心理学的評価

    日本特殊教育学会第43回大会 2005年

  31. ある記憶障害児における外的補助としてのノートの利用―記入・参照の実際と情報を活用する上での困難について―

    日本特殊教育学会第42回大会 2004年

  32. ある知的障害児における他者とのコミュニケーションの特徴に関する研究

    日本特殊教育学会第42回大会 2004年

  33. ある脳炎後遺症事例における遂行機能課題成績の継時的変化についての検討

    日本特殊教育学会第42回大会 2004年

  34. Reconstruction of psychological functions after brain damage

    The 28th International Congress of Psychology 2004年

  35. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一事例における脳機能の回復過程に関する研究

    日本特殊教育学会第41回大会 2003年

  36. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一事例の認知機能の回復に関する検討

    日本心理学会第67回大会 2003年

  37. 超重症状態からの回復過程にある脳損傷児が示す意思決定困難の様相についての検討 前頭前・腹内側部に損傷を有する患者が示す困難の様相との差違

    郷右近歩, 平野幹雄, 野口和人

    日本心理学会大会発表論文集 2002年

  38. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一事例の認知障害に関する研究 学習場面における困難の様相の把握

    郷右近歩, 菊池紀彦, 平野幹雄, 野口和人

    日本特殊教育学会大会発表論文集 2002年

  39. 超重症状態からの回復過程にある脳損傷児が示す意思決定困難の様相についての検討-前頭前・腹内側部に損傷を有する患者が示す困難の様相との差異-

    日本心理学会第66回大会 2002年

  40. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一事例の認知障害に関する研究-学習場面における困難の様相の把握-

    日本特殊教育学会第40回大会 2002年

  41. 仙台市における巡回教育相談とK-ABCの活用

    日本K-ABCアセスメント研究会第5回研究大会 2002年

  42. 超重症児状態より劇的回復を示したある男児の社会復帰へ向けた支援方略の検討(1)-回復過程の整理・解析を中心に-

    国立病院・療養所総合医学会第56回大会 2001年

  43. 脳炎後遺症により重症心身障害の様相を呈した一症例の認知障害に関する研究―回復過程の整理・解析―

    日本特殊教育学会第39回大会 2001年

  44. 発達障害児とのかかわりにおいてなされる教師による模倣についての検討

    日本特殊教育学会第39回大会 2001年

  45. ある健忘症者における自伝的記憶の再認に関する研究

    日本心理学会第64回大会 2000年

  46. 顕著な記憶障害を伴うあるダウン症児の「思い出」に関する研究

    日本特殊教育学会第38回大会 2000年

  47. 顕著な記憶困難を訴えたあるダウン症児の記憶機能に関する神経心理学的研究

    日本特殊教育学会第37回大会 1999年

  48. 憶えてはいないが知ってはいるということ―ある健忘症者における自伝的記憶の想起意識に関する検討―

    日本心理学会第63回大会 1999年

  49. 健忘症患者の自伝的記憶の想起に関する研究―手がかり提示時の出来事想起の詳細さの変化に着目して―

    日本心理学会第62回大会 1998年

  50. 自閉性障害児における描画内容の同一性保持について―描画場面における心拍と瞬目を指標とした検討―

    日本心理学会第61回大会 1997年

  51. ある健忘症患者の遠隔記憶の想起とその特徴

    日本心理学会第61回大会 1997年

  52. 精神遅滞児の積木構成行為の形成に関する研究(3)

    日本特殊教育学会第34回大会 1996年

  53. 知的障害児の幾何図形模写における角の強調表現とその消失

    日本特殊教育学会第34回大会 1996年

  54. 自閉症児の目的行動の促進に関する検討 ―描画における「目と手の協応」について―

    日本心理学会第60回大会 1996年

  55. 精神遅滞児の幾何図形模写における「角の強調」表現の消失に関する検討

    日本特殊教育学会第33回大会 1995年

  56. 自閉症児の目的行動の促進に関する検討 ―描画場面における導入課題設定による描画促進と緊張の緩和について―

    日本心理学会第59回大会 1995年

  57. 精神遅滞児の積木構成行為の形成に関する研究(2)

    日本特殊教育学会第32回大会発 1994年

  58. 自閉症児の描画場面における心拍の様相

    日本心理学会第58回大会 1994年

  59. 自閉症児における愛着の発達的変化と興味の対象の変化との関係について ―母親による記録の分析を中心にして―

    日本発達障害学会第29回研究大会 1994年

  60. 視覚世界の生成 開眼者における手術後のNystagmusの諸相

    葉石光一, 奥住秀之, 野口和人, 佐々木正晴, 八木文雄, 鳥居修晃, 望月登志子

    感覚代行シンポジウム 1993年

  61. 視覚世界の生成 ―開眼者における手術後のNystagmusの諸相―

    第19回感覚代行シンポジウム 1993年

  62. 精神遅滞児の積木構成行為の形成に関する研究(1)

    日本特殊教育学会第31回大会 1993年

  63. 幾何図形模写における「角の強調」表現について

    日本心理学会第57回大会 1993年

  64. プランニングの発達に関する実験的研究(1) ―課題対象を人にした場合の解決過程の特徴―

    日本教育心理学会第34回総会 1992年

  65. プランニングと社会的相互作用

    日本特殊教育学会第30回大会 1992年

  66. 重さの系列化課題における知能障害児のプランニングについて(1) ―成績および比較操作の特徴について―

    日本特殊教育学会第29回大会 1991年

  67. 732 重さの系列化課題における知能障害児と健常児のプランニングについて(1) : 健常児における成績および比較操作の年齢的変化について(問題解決,学習6,口頭発表)

    野口 和人, 藤井 清, 小松 歩, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 1990年

  68. 重さの系列化課題における知能障害児と健常児のプランニングについて(1) ―健常児における成績および比較操作の年齢的変化について―

    日本教育心理学会第32回総会 1990年

  69. 精神遅滞児の「ハノイの塔」課題解決過程の心理学的分析

    日本特殊教育学会第28回大会 1990年

  70. 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(4)

    日本特殊教育学会第28回大会 1990年

  71. 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(3) ―発話の分析による課題材料の効果についての検討―

    日本特殊教育学会第27回大会 1989年

  72. 654 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(2) : 解決様式の効果の心理学的内容について(問題解決・知識,学習6,学習)

    野口 和人, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 1988年

  73. 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(2) ―解決様式の効果の心理学的内容について―

    日本教育心理学会第30回総会 1988年

  74. 1115 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果 : 達成水準及び誤りのタイプの変化について(学習障害・視覚障害他,障害2,口頭発表)

    野口 和人, 松野 豊

    日本教育心理学会総会発表論文集 1987年

  75. 知能障害児と健常児の変換課題の解決に及ぼす解決様式及び課題材料の効果(1) ―達成水準及び誤りのタイプの変化について―

    日本教育心理学会第29回総会 1987年

  76. 292 予測活動の発達的検討(1) : 方略と成績の関連(発達10,発達)

    野口 和人, 谷口 清, 松野 豊, 加藤 敏之

    日本教育心理学会総会発表論文集 1985年

  77. 予測活動の発達的検討(1) ―方略と成績の関連―

    日本教育心理学会第27回総会 1985年

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共同研究・競争的資金等の研究課題 14

  1. 高等学校における通級による指導担当教員の資質向上と指導の充実を図るツールの開発

    野口 和人

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2017年4月1日 ~ 2020年3月31日

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    高等学校における通級による指導を担当する教員の資質を担保すること,指導内容の適切性・有効性を確立するためのツールの開発を目指した。この前提として,高等学校段階の通級による指導における自立活動の指導について確認したところ,個々のニーズに応じて指導内容を決定していくというボトムアップの手法自体が高等学校ではあまり馴染みがないものであるうえ,指導内容について参照しうるものが限られていることが改めて確認された。高等学校における通級による指導の設置数自体も,担当者数も限られているなか,まずは指導内容や方法等に関する情報やノウハウの蓄積とそれらを共有する仕組みを作ることが必要であると考えられた。

  2. 健康障害児における自尊感情の発達と支援プログラムの検討

    八島 猛, 大庭 重治, 野口 和人, 棟方 智美, 百瀬 翔悟

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Joetsu University of Education

    2015年4月1日 ~ 2018年3月31日

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    本研究の目的は健康障害児における自尊感情の発達と影響要因を事例的な検討に基づいて明らかにすることであった。研究期間中に健康障害児同士が課題学習を行う「交流教室」を概ね1ヶ月に1回の頻度で3年間開催した。 2016年度以降は参加者の疾患特性に応じて教科学習指導を行う「学習教室」を概ね1週に1回の頻度で2年間開催した。これらの活動を通して,参加者による課題遂行と遂行結果の内省を促す指導支援が自尊感情の維持と改善に有効であることが示唆された。

  3. 後期中等教育段階における発達障害支援のためのモデル・カリキュラムの開発

    野口 和人

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Miyagi University of Education

    2009年 ~ 2011年

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    高等学校においては学校独自のカリキュラム構成の自由裁量度が義務教育段階に比べて高いが,発達障害のある生徒への支援を視野に入れたカリキュラム構築の議論には至っていない。現状としては,発達障害についての教員間の共通理解を進めることが課題となっており,各学校の取り組みもそれが中心となっている。養成段階における学修内容の再検討と,発達障害のある生徒への支援の中心となる人的・物的基盤の整備が求められる。

  4. 手話における情動的プロソディーの脳内機構

    飯塚 統, 野口 和人, 藤井 俊勝, 平山 和美, 野口 和人, 藤井 俊勝, 平山 和美

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2007年 ~ 2009年

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    本研究では、日本手話を母語とする聾の手話者による情動的プロソディーの弁別能力を検討した。彼らは、他の日本手話者が表出する文法的サイン、情動的プロソディー、自発的な感情、無意味な動きを、手の動きの情報なしに、その頭部の動きや顔の表情のみから弁別することができた。しかし、健聴の非手話者は、文法的表情と無意味な表情との間の区別や、情動的プロソディーの表情と自発的な感情の表情とを弁別することができなかった。

  5. 非都市部の学校教員支援のためのインターネット双方向相談システムの構築

    野口 和人

    2006年 ~ 2008年

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    今年度は, 高等学校における活用の可能性についても検討を試みたが, 学校教育現場ではシステムの有益性は認めつつも, プライバシーの保護に関する危惧, IT機器を使用することへの不安の木きく2つの点から導入に対しては消極的になっていた。特に, インターネットを介しでプライノミシーにかかわる情報をやりとりすること自体への抵抗感を払拭することは容易ではない。 コンサルテーションを行ううえでは, 対象児自身と対象児を取り巻く様々な状況に関する情報を, 多面的かつ正確に, また可能な限り収集することが必要となる。ゆえに, 対象児自身とその周囲の状況を直接観察したうえで, さらに補足的な情報を得ながら行うことがベストであり, 本システムを活用したコンサルテーションは, 直接の訪問が難しい場合などの次善の策, または直接の訪問によるコンサルテーションの間をつなぐ補足的なものと捉えるべきであろう。しかしながら, 様々な事由により直接訪問してのコンサルテーションが困難である場合には, やはり有用性が高いものと思われる。ただし, 実際にこれを活用していくためには, 学校教育現場におけるITリテラシーの構築と, セキュリティに関する正確な理解を促していくことが不可欠である。さらに, 直接の訪問によるコンサルテーションに比べて時間的制約が少ないことは確かであるが, 担当者尊一定の時間を費やすことに変わりはなく, 多くの場がらの多様なコンサルテーション要求に応えていくためには, 人的リソースの確保・拡大は欠かせないであろう。

  6. 乳幼児における鏡像自己認識機能のモジュール性と認知発達の予測

    細川 徹, 内山 伊知郎, 野口 和人, 牛山 道雄, 本郷 一夫

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2006年 ~ 2008年

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    鏡に見立てた液晶画面に映る映像を時間(遅延の有無)と空間(マスキングの有無)で制御する実験装置を開発し、鏡像自己認識に影響を与える2つの認知的要因の分離を試みた。その結果、乳幼児の鏡像自己認識では顔認知成分より視覚運動成分(随伴性)が優位であることが示された。また、自閉症児は時間随伴性の歪み(遅延再生)の影響を受けやすいが、感覚運動成分(動きの同期性)に対して健常児より敏感に反応する傾向があった。

  7. 現行の特殊教育制度の狭間に位置する高次脳機能障害児への教育的対応の在り方

    野口 和人

    2002年 ~ 2004年

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    1.アメリカ合衆国において,全米障害者教育法(IDEA)の障害カテゴリーに獲得性脳損傷(TBI)が加えられたのとほぼ同時期(1990年前後)に,我が国においても獲得性脳損傷児への教育的支援についての検討の必要性が指摘されていた.当時から現在までの諸研究を概観し,我が国においては残念ながら十分な検討が行われてこなかったこと,現段階ではとりわけ医療機関との連携体制を構築する必要があること等について,雑誌論文としてまとめた. 2.ただし,医療機関側からすれば,教育現場との連携は,本来の業務から離れた全くの付加的なサービスであり,両者の連携を確立するためには財政的,人的な基盤を整備していく必要がある.この点に関しては,発達障害者支援法の施行に伴う,各自治体の取り組みに着目していく必要があろう. 3.脳腫瘍摘出手術後に重篤な記憶障害を呈した生徒への教育的支援について検討を行った.従来,記憶障害への支援は,失われた記憶そのものを補うことに主眼が置かれてきたが,活動のための1つのリソースとして記憶を捉えなおす必要があること(記憶そのものを補うというよりも,様々なリソースを使いこなすための支援が必要であること),具体的な支援の手立て(補助手段)を考えるにあたっては,その手段を用いることの本人にとっての必要性・必然性,その手段の利用に伴う認知的負荷を軽減すること等を考慮する必要があることを明らかにした. 4.小学生時に罹患した脳炎の後遺症により長期にわたる重症心身障害状態を呈した後に,劇的な回復を示した事例の回復経過について検討した.回復の過程で,記憶や意思決定,社会適応といった側面に問題を示したが,これらの側面に対する支援については,現在,整理・分析を進めているところである.

  8. 知能障害児の神経心理生理学的診断に基づく国語・算数指導法の開発

    野口 和人, 松野 豊, 野口 和人

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

    研究機関:TOHOKU UNIVERSITY

    1992年 ~ 1993年

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    知的な側面に障害を有する児童の知能障害を、従来の重度、中度、 軽度といった障害程度に基づくのではなく、その構造的差異に基づいてタイプ分類し、適切な教育指導法を開発することを目的とした。 知能障害児は発達途上にあり、障害を受けた脳部位が本来担うべき機能に加え、他の機能が副次的に障害を被っている可能性がある。また、おそらくこの影響もあり、種々の感覚モダリティ、機能水準の検査・測定に関して評価のための基準値を確定しうるだけの知見が蓄積されているとは言い難い。そのため、まず知能障害児がそれらの検査・測定においてどのような様相を示すかについて検討した。 教科指導については、上述した自由および指導に長期間を必要とすることから、脳の損傷部位が比較的明瞭な児童を対象とするものが中心となった。その過程で次のことが明らかとなった。知能障害児においては、成人脳損傷者において認められる機能障害と同等のものを認めたが、それ以外にも同じ部位の成人脳損傷者では基本的に出現しない機能障害をも認めえた。損傷部位の同定の精度との兼ね合いで、両者を厳密には比較しえないが、知能障害児の場合、おそらく本来であればその機能を基盤として獲得されていくはずの機能が、土台となるべき機能が不全であったために獲得しえないこととなったと考えられた。したがって、成人脳損傷者に比べ、児童における脳機能障害の様相は一層混沌としたものになろう。ゆえに、プリミティブな機能障害と副次的にもたらされた機能障害とを識別し、段階を追って機能形成を図っていくことが必要である。ただし、知能障害児の場合、多くは器質的病変の確定が困難であり、事は容易ではない。種々の機能の発達・形成過程と状態評価のための基準値とに関する一層の検討が必要である。

  9. 軽度精神遅滞児の教育計画策定に関する研究

    松野 豊, 野口 和人, 西村 章次, 堅田 明義, 鈴木 宏哉, 清水 貞夫, 中山 文雄, 丹野 由二

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)

    研究機関:TOHOKU UNIVERSITY

    1991年 ~ 1992年

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    軽度精神遅滞児は精神遅滞児の多数を占めており,その教育をどう行なうかという問題は精神遅滞児の教育問題の中できわめて大きな位置を占めている.しかし,養護学校義務化以降,重度精神遅滞児が精神遅滞児に関する教育及び研究領域で注目を集めるようになる一方,軽度精神遅滞児に対する関心は相対的に低下している傾向は否めない.そして,「特殊学級」で教育を受けている,「軽度」精神遅滞と認定されている児童の数が実際に減少している.これらは,軽度精神遅滞児が特別な教育的ニーズを持ちながら省みられない存在となってしまっている可能性、彼らに対して適切な教育的対応が公教育として行われていない可能性を示唆する. そこで、我々はまず、軽度精神遅滞児の定義を改めて議論することにした。これは、最近注目を集めている学習障害と軽度精神遅滞児との関係を明確にする上でも是非とも必要なことであった。続いて,軽度精神遅滞児をめぐる現在の教育の実態について,特殊学級の現状の把握と後期中等教育段階での教育的対応の現状の把握を試みた.教育的対応の現状と問題把握は,障害児教育の改革に関する議論とそのひとつである「通級制」の制度化に関する議論へと進展した.そこでは,諸外国での軽度精神遅滞児への教育的対応の把握が必要であった.また,これらの議論のベースには軽度精神遅滞児の教育的ニーズの明確化が不可欠であり、我々は,1)社会的な観点,2)心理生理学的な観点,3)発達的な観点からのアプローチにより,教育的ニーズの明確化を試みた.つまり,学校システムにおける教育的介入と教育的サービスのあり方,遅滞の病理と知的機能の停滞をもたらすメカニズム,健常児と軽度精神遅滞児との間の発達経過と認知構造の類似点と非類似点を把握しようと試みたのである.そして,最後に,教育的対応の直接的な場である授業の評価に関して,若干の方法論的提言を試みた.

  10. 精神遅滞児のバランス障害の要因と障害克服のための指導に関する研究

    松野 豊, 野口 和人, 国分 充

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    1989年 ~ 1991年

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    本研究は、精神遅滞児・者のバランス障害の実態及び障害の要因を明らかにし、要因に応じたバランスの改善指導法を開発することを目的として行われた。 1.精神遅滞児・者のバランス障害の様相には、3タイプあることが重度から軽度にわたる精神遅滞学童及び成人192名を対象として,平均台歩き(動的バランス),片足立ち(静的バランス)の測定を行った結果わかった。すなわち,動的バランスの成績も静的バランスの成績も著しく低いX群、動的バランスの成績に比較して静的バランスの成績が著しく低いS群、静的バランスの成績に比較して動的バランスの成績が著しく低いD群の3つである。 2.行動調整能力とバランスとの関連を、motor impersistence testにより検討したところ、S群のバランス障害の要因として行動調整能力の障害があることが確かめられた。そして、これらの者では、直観的に行動を方向づけ、調整する物が存在する状況の中でバランスの改善指導を行うことが有効であることが、台上片足立ちの測定から示された。 3.反射(反応)系の障害とバランスの関連を、筋緊張、跳び直り反応、傾斜反応などの平衡反応をとり上げて調べたところ、動的バランス、静的バランスのいずれもきわめて低いX群は反射(反応)系に軽微な障害を有する者であることが示された。そして、この群に属する者たちのバランス改善のためには,特別にその運動量を増やす働きかけが必要であることが、万歩計を用いた日常活動量の測定から示唆された。 4.眼球運動、立位姿勢の調整に視覚情報をどう利用しているかを身体重心動揺測定により調べたところ、X群、D群はこうした視覚機能に問題を有するものであることがわかった。これらの者には視覚の定位機能を高めることが必要であると考えられた。

  11. 軽度発達障害児、高次脳機能障害児に対する教育的支援 競争的資金

  12. 知的障害児に対する問題解決スキルの形成 競争的資金

  13. Apecial Educational Suports for the children with LD, ADHD, HFA, Higher Cortical dysfunction 競争的資金

    制度名:Grant-in-Aid for Scientific Research

  14. The formation of the problem-solving skills in the intellectual disabilities 競争的資金

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