Details of the Researcher

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Keita Kikuchi
Section
Graduate School of Arts and Letters
Job title
Associate Professor
Degree

  • 博士（文学）（東北大学）

  • 修士（文学）（東北大学）

e-Rad No.
00846389

Research History 9

  • 2025/04 - Present
    Miyagi Gakuin Women's University

  • 2025/04 - Present
    Tohoku University　Graduate School of Arts and Letters

  • 2022/04 - 2025/03
    Miyagi Gakuin Women's University　Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Literature

  • 2023/04 - 2024/03
    Tohoku Seikatsu Bunka Junior College

  • 2020/04 - 2022/08
    Tohoku University

  • 2019/04 - 2022/03
    Miyagi Gakuin Women's University　Faculty of Liberal Arts Department of Japanese Literature

  • 2017/04 - 2019/03
    日本学術振興会　特別研究員（DC2）

  • 2018/04 - 2018/08
    Miyagi Gakuin Women's University

  • 2018/04 - 2018/08
    Ohu University

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Education 3

  • 東北大学大学院　文学研究科　言語科学専攻 博士課程後期3年の課程

    2015/04 - 2019/03

  • 東北大学大学院　文学研究科　言語科学専攻 博士課程前期2年の課程

    2013/04 - 2015/03

  • Tohoku University　The Faculty of Arts and Letters　Department of Humanities and Social Sciences

    2009/04 - 2013/03

Committee Memberships 1

  • 日本文芸研究会　常任委員

    2022/06 - Present

Professional Memberships 4

  • 日本文芸研究会

  • 日本漢字学会

  • THE SOCIETY FOR RESEARCH IN KUNTEN LANGUAGE

  • THE SOCIETY FOR JAPANESE LINGUISTICS

Research Interests 8

  • 部首

  • 漢字字体

  • 表記

  • 文字

  • 漢字

  • 略字

  • 異体字

  • 日本語史

Research Areas 1

  • Humanities & social sciences / Japanese linguistics /

Awards 4

  1. 宮地裕日本語研究基金学術奨励賞

    2023/06　国立国語研究所

  2. 2018年度日本語学会論文賞

    2019/05　日本語学会

  3. 総長賞

    2019/03　東北大学

  4. 漢検漢字文化研究奨励賞 佳作

    2019/03　日本漢字能力検定協会

Papers 9

  1. 漢語「ハツラツ」（潑剌・潑溂）の用字 :明治期以前の用例について Peer-reviewed

    菊地恵太

    日本漢字學會報 = Journal of Japan Society for Cultural studies of Chinese Characters　(6)　36(20)-19(37)　2024/06

    Publisher: 日本漢字学会

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    【訂正】 本文中に複数箇所誤字（「今昔文字鏡」フォント使用に帰因する文字化け）がありました。 29（27）頁 用例⑩「燃」の振仮名 モヤ兎→モヤシテ 24（32）頁 用例⑰ 魚蟲ニ兎→魚蟲ニシテ ※いずれもいわゆる合略仮名の「シテ」 念校時の筆者の見落しによるもので、査読者様及び学会担当者様の責に帰するものではありません。 お詫びして訂正いたします。

  2. 漢字字体の組織的な略体化 : 略字「尽」の構成素「尺」の場合

    菊地 恵太

    日本文学ノート　(55)　115-130　2020/07

    Publisher: 宮城学院女子大学日本文学会

    ISSN： 0386-7528

  3. Distinguishing between the Technical Terms jitai, jikei, shotai and jishu in the Historical Study of Kanji Variants Peer-reviewed

    (59)　459-472　2020/03

    Publisher:

    ISSN： 0288-1209

  4. 略字を巡る字体意識の問題 : 「万(萬)」の場合 Peer-reviewed

    菊地 恵太

    日本漢字學會報 = Journal of Japan Society for Cultural studies of Chinese Characters : JSCCC　(1)　57-73　2019/06

    Publisher: 日本漢字学会

    ISSN： 2435-0001

  5. The Development of Simplified Kanji Glyphs Containing Iteration Marks Peer-reviewed

    KIKUCHI Keita

    Studies in the Japanese Language　14　(2)　101-117　2018/04

    Publisher: 日本語学会

    ISSN： 1349-5119

  6. Shomotsu-gaki from the Perspective of Simplified Kanji Glyphs Peer-reviewed

    菊地 恵太

    国語学研究　(57)　57-71　2018/03

    Publisher: 「国語学研究」刊行会

    ISSN： 0288-1209

  7. 略字「仏」の使用拡大と位相 Peer-reviewed

    菊地 恵太

    訓点語と訓点資料 = Diacritical language and diacritical materials　139　87-71　2017/09

    Publisher: 訓点語学会 ; 1954-

    ISSN： 0454-6652

  8. 「学・挙・蛍」の冠に見る略字使用の拡大 Peer-reviewed

    菊地 恵太

    国語学研究　(55)　175-191　2016/03

    Publisher: 「国語学研究」刊行会

    ISSN： 0288-1209

  9. An Aspect of Formation and Expanded Usage of Simplified Character Peer-reviewed

    菊地 恵太

    訓点語と訓点資料 = Diacritical language and diacritical materials　136　102-82　2016/03

    Publisher: 訓点語学会 ; 1954-

    ISSN： 0454-6652

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Misc. 6

  1. 「略字」のすすめ ―漢字施策と略字文化― Invited

    菊地恵太

    学会通信 漢字之窓　5　(2)　30-36　2023/12

    Publisher: 日本漢字学会

  2. 〈短信〉前稿の訂正とお詫び 幷に三巻本『色葉字類抄』国郡部の「国」字体についての覚書

    菊地 恵太

    日本文学ノート / 宮城学院女子大学日本文学会 [編]　(57)　70-77　2022/07

    Publisher: 宮城学院女子大学日本文学会

    ISSN： 0386-7528

  3. 〈研究ノート〉「国」字体小考 : 日本における使用字体の変遷

    菊地 恵太

    日本文学ノート　(56)　103-115　2021/07

    Publisher: 宮城学院女子大学日本文学会

    ISSN： 0386-7528

  4. 書評 阿辻哲次著『遊遊漢字学 中国には「鰯」がない』

    菊地 恵太

    学会通信 漢字之窓　2　(2)　58-58　2020/12

    Publisher: 日本漢字学会

  5. 和製漢字(国字)・和製異体字研究の概況 (特集 和製のことば・和製の文字) Invited

    菊地 恵太

    日本語学　38　(7)　32-41　2019/07

    Publisher: 明治書院

    ISSN： 0288-0822

  6. 漢検漢字文化研究奨励賞 佳作 位相論的略字体史の試み : 仏家と非仏家の対立

    菊地 恵太

    漢字文化研究 : 漢検漢字文化研究奨励賞受賞論文集　(9)　27-77　2018

    Publisher: 日本漢字能力検定協会

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Books and Other Publications 2

  1. 漢字文化事典 = The encyclopedia of Chinese character culture

    日本漢字学会

    丸善出版　2023/11

    ISBN: 9784621308356

  2. 日本略字体史論考

    菊地, 恵太

    武蔵野書院　2022/01

    ISBN: 9784838607662

Presentations 9

  1. 標準字体と字書上の部首配属の変遷―中国・日本字書の比較から―

    菊地恵太

    第2回 HNG公開20周年記念連続研究集会 字体史研究と文字情報データベース　2025/06

  2. 日本人の部首認識とその変遷に関する一試論 ―“間違えやすい部首”を持つ漢字の部首配属を巡って―

    菊地恵太

    第122回 漢字漢語研究会　2025/02

  3. 「略字体史」の構想と課題

    菊地 恵太

    2020年度人文社会科学研究所 第2回公開研究会　2020/10

  4. 略字体をめぐる漢字字体意識の諸問題―「万（萬）の場合」―

    菊地 恵太

    第2回東北大学―南開大学学術交流会 国際日本学フォーラム　2018/09

  5. 畳用符号「〻・〓」を利用した略字体の拡大

    菊地 恵太

    日本語学会2017年度春季大会　2017/05

  6. 日本における略字「仏」の使用拡大―「位相字体」の観点から

    菊地 恵太

    東北大学・北京大学国際共同教育ワークショップ　2016/06

  7. 略字「仏」の使用拡大と位相

    菊地 恵太

    第114回 訓点語学会研究発表会　2016/05

  8. 略字「釈」の構成要素「尺」の展開

    菊地 恵太

    第390回 国語学研究会　2015/09

  9. 日本における略字体の展開について ―「学・挙・蛍」の冠を例として

    菊地 恵太

    第67回日本文芸研究会研究発表大会　2015/06

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Research Projects 2

  1. 日本における漢字の構成要素及び部首に着目した漢字字体史の構造論的研究

    菊地 恵太

    Offer Organization: 日本学術振興会

    System: 科学研究費助成事業 若手研究

    Category: 若手研究

    Institution: 宮城学院女子大学

    2023/04/01 - 2026/03/31

  2. 日本における略字体を対象とした漢字字体史記述の基礎的研究 Competitive

    菊地 恵太

    Offer Organization: 日本学術振興会

    System: 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費

    Category: 特別研究員奨励費

    Institution: 東北大学

    2017/04/26 - 2019/03/31

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    本年度は、前年度に引き続き 1．略字使用の通時的変遷・位相的側面 を明らかにすると共に、2．略字体を巡る字体意識 についても検討を加えた。 1．略字の位相差に関しては、「釋」の略として用いられる「尺」及び「釈」の字体を対象として、仏家による仏書・説話等の写本、公家による古記録・文書における使用字体を調査した。その結果、平安・鎌倉時代には仏僧による説話・注釈書等の類で「尺・釈」の使用が見られたのに対して、公家による古記録等ではこうした略字が見られず、明確な位相差を有していた。しかし室町時代に至ると、非仏家の位相でも「釋」字を「尺」で記す略記法が見られるようになり、さらに「釈」字体の使用が拡大したことで、「釈」が位相を問わず用いられる略字となったことを明らかにした。前年度で取り上げた「仏」字体の状況と併せて考察すると、平安・鎌倉時代には大きな隔絶があった仏家・非仏家間の位相差が、室町時代に至って曖昧になりつつあると言える。これらを踏まえ、室町時代中後期（15～16世紀）という時期を、漢字字体史上の劃期と位置づけた。 2．略字体に対する字体意識については、『干祿字書』で「並正」とされた、やや特殊な事情を持つ「万（萬）」字体を対象に字書記述の調査を行った。日本の古辞書では鎌倉時代以降、字書の上で「萬・万」を異体と見なすような認識が生じ、室町時代には「勵」等「萬」を含む字種を「万」で省略する字体（「励」等）が現れた。但しこの時点では、和玉篇諸本や易林本節用集等の掲出状況より見て、「万」を「「萬」に対する略字」と見なす意識を読み取ることができない。明確に「万」を「萬」の略字と見なすような認識が見られるようになるのは、近世漢学者らによる研究書である。汎時代的に「異体字」「略字」という判断を直ちに下すべきではなく、「万」を略字とする認識が「励」等よりも後れて発生した可能性を指摘した。