研究者詳細

顔写真

トカシキ　ジキアン
渡嘉敷　直杏
Jikian Tokashiki
所属
大学院農学研究科　農芸化学専攻　発酵微生物学寄附講座
職名
助教
学位

  • 博士（農学）（鹿児島大学）

  • 修士（農学）（琉球大学）

所属学協会 1

  • 糸状菌分子生物学研究会

    2016年11月 ～ 継続中

論文 4

  1. Identification of Genes Involved in the Synthesis of the Fungal Cell Wall Component Nigeran and Regulation of Its Polymerization in Aspergillus luchuensis

    Keiko Uechi, Hajime Yaguchi, Jikian Tokashiki, Toki Taira, Osamu Mizutani

    Applied and environmental microbiology　87　(21)　e0114421　2021年10月14日

    DOI： 10.1128/AEM.01144-21 　

    eISSN：1098-5336

  2. Development of an itraconazole resistance gene as a dominant selectable marker for transformation in Aspergillus oryzae and Aspergillus luchuensis

    Jikian Tokashiki, Hirohide Toyama, Osamu Mizutani

    Bioscience, Biotechnology and Biochemistry　85　(3)　722-727　2021年3月1日

    DOI： 10.1093/bbb/zbaa080 　

    ISSN：0916-8451

    eISSN：1347-6947

  3. Phenolic acid decarboxylase of Aspergillus luchuensis plays a crucial role in 4-vinylguaiacol production during awamori brewing

    Mayumi Maeda, Marin Motosoko, Tatsunori Tokashiki, Jikian Tokashiki, Osamu Mizutani, Keiko Uechi, Masatoshi Goto, Toki Taira

    Journal of Bioscience and Bioengineering　130　(4)　352-359　2020年10月

    DOI： 10.1016/j.jbiosc.2020.05.004 　

    ISSN：1389-1723

    eISSN：1347-4421

  4. Influence of α-1,3-glucan synthase gene agsE on protoplast formation for transformation of Aspergillus luchuensis

    Jikian Tokashiki, Risa Hayashi, Shigekazu Yano, Taisuke Watanabe, O. Yamada, Hirohide Toyama, O. Mizutani

    Journal of Bioscience and Bioengineering　128　(2)　129-134　2019年8月

    DOI： 10.1016/j.jbiosc.2019.01.018 　

    ISSN：1389-1723

    eISSN：1347-4421

MISC 4

  1. Aspergillus luchuensisが生産するフェノール酸脱炭酸酵素は泡盛醸造中の4-ビニルグアヤコール生産において決定的な役割を果たす

    眞榮田 麻友美, 本底 麻綸, 渡嘉敷 建孝, 渡嘉敷 直杏, 水谷 治, 上地 敬子, 後藤 正利, 平良 東紀

    生物工学会誌　100　(2)　79-79　2022年2月25日

    出版者・発行元： 公益社団法人 日本生物工学会

    DOI： 10.34565/seibutsukogaku.100.2_79 　

    ISSN： 0919-3758

    eISSN： 2435-8630

  2. 黒麹菌Aox(Alternative oxidase)と発熱現象との関連性に関する研究

    具志堅結香, 中村燎, 渡嘉敷直杏, 外山博英, 水谷治

    糸状菌分子生物学コンファレンス(Web)　21st　2022年

  3. 黒麹菌Aspergillus luchuensisのニゲラン合成酵素遺伝子群の同定と機能解析

    上地敬子, 渡嘉敷直杏, 平良東紀, 水谷治

    日本農芸化学会大会講演要旨集(Web)　2021　2021年

    ISSN： 2186-7976

  4. 黒麹菌の細胞壁α-グルカン,黄麹菌と何が同じで何が違う?

    水谷治, 水谷治, 上地敬子, 渡嘉敷直杏

    日本農芸化学会大会講演要旨集(Web)　2021　2021年

    ISSN： 2186-7976

講演・口頭発表等 17

  1. 黒麴菌 Aox (Alternative oxidase) と発熱現象との関連性に関する研究

    具志堅結香, 中村燎, 渡嘉敷直杏, 外山博英, 水谷治

    第21回糸状菌分子生物学コンファレンス　2022年11月24日

  2. Aspergillus section Nigri のプロトプラスト形成に及ぼす mutanase の添加効果

    渡嘉敷直杏, 草山泰和, 五味勝也

    第21回糸状菌分子生物学コンファレンス 2022年11月　2022年11月25日

  3. 麹菌で利用可能なイトラコナゾール耐性マーカーの構築

    渡嘉敷直杏, 外山博英, 水谷治

    第73回日本生物工学会大会　2021年10月29日

  4. 麹菌におけるイトラコナゾール耐性を指標とした形質転換用マーカーの開発

    渡嘉敷直杏, 水谷治, 外山博英

    日本農芸化学会 2020 年度大会　2020年3月

  5. 麹菌におけるイトラコナゾール耐性を指標とした新規形質転換用マーカーの開発

    渡嘉敷直杏, 水谷治, 外山博英

    日本農芸化学会 2019 年度西日本・中四国支部合同大会　2019年11月

  6. 黒麹菌 Aspergillus luchuensis が生産する細胞壁多糖ニゲランの合成関連遺伝子の解析

    上地敬子, 渡嘉敷直杏, 平良東紀, 水谷治

    第19回糸状菌分子生物学コンファレンス　2019年11月

  7. 黒麹菌 Aspergillus luchuensis のエレクトロポレーション法による形質転換系の開発

    上元優, 玉井萌子, 渡嘉敷直杏, 外山博英, 水谷治

    第19回糸状菌分子生物学コンファレンス　2019年11月

  8. Aspergillus luchuensis が生産する細胞壁多糖ニゲランの合成システムの解明

    上地敬子, 渡嘉敷直杏, 平良東紀, 水谷治

    日本農芸化学会 2019年度大会　2019年3月

  9. 黒麹菌ΔagsE における形質転換用マーカー遺伝子の検討

    渡嘉敷直杏, 水谷治, 山田修, 外山博英

    日本農芸化学会2019年大会　2019年3月

  10. Phleomycin 耐性を指標にした黒麹菌ΔagsE の形質転換

    渡嘉敷直杏, 水谷治, 山田修, 外山博英

    第18回糸状菌分子生物学コンファレンス　2018年11月

  11. 麹菌 ligD 遺伝子がゲノム編集に起因する大規模欠失変異に与える影響

    上元優, 林梨咲, 渡嘉敷直杏, 荒添貴之, 山田修, 外山博英, 水谷治

    第3回ゲノム編集学会　2018年6月

  12. ゲノム編集時に引き起こされる麹菌Aspergillus oryzae の大規模欠失機構に関する研究

    水谷治, 林梨咲, 渡嘉敷直杏, 上里優希, 上元優, 玉井萌子, 荒添貴之, 山田修, 外山博英

    日本農芸化学会2018 年度大会　2018年3月

  13. 黒麴菌α-1,3-glucan 合成遺伝子agsE がプロトプラ スト形成に及ぼす影響

    渡嘉敷直杏, 利田賢次, 林梨咲, 西堀奈穂子, 山田修, 渡邉泰祐, 水谷治, 外山博英

    第17回糸状菌分子生物学コンファレン ス　2017年9月

  14. Aspergillus luchuensis におけるプロトプラスト形成とα-1,3-glucan合成遺伝子agsE の影響

    渡嘉敷直杏, 利田賢次, 林梨咲, 西堀奈穂子, 山田修, 渡邉泰祐, 水谷治, 外山博英

    第69回日本生物工学会大会　2017年9月

  15. 麹菌におけるTALENs とCRISPR/Cas9 の違いによる大規模欠失変異の比較

    水谷治, 利田賢次, 林梨咲, 渡嘉敷直杏, 荒添貴之, 西田敬二, 和田悠作, 織田健, 岩下和裕, 山田修, 外山博英

    第2回ゲノム編集学会　2017年6月

  16. 黒麹菌Aspergillus luchuensis のpyrG マーカー遺伝子を用いた多重遺伝子操作可能なホストの開発

    渡嘉敷直杏, 外山博英

    第16回糸状菌分子生物学コンファレンス　2016年11月

  17. プロトプラスト-PEG 法による黒麹菌Aspergillus luchuensis の形質転換系の構築

    渡嘉敷直杏, 外山博英, 渡邉泰祐

    日本農芸化学会2016年度大会　2016年3月

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共同研究・競争的資金等の研究課題 1

  1. 麹菌の過剰な発酵熱発生のメカニズム解明

    渡嘉敷 直杏

    2020年4月24日 ～ 2022年3月31日

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    麹は製麹中に必要以上に発熱する。本研究では製麹後期の最高品温状態で発現量が上昇し、発酵熱の生成に関与すると予想された黄麹菌における代替酸化酵素(Aox)の破壊株、過剰発現株を造成し、発熱への関与を調べた。 麹品温の温度の差は0.1度程度差の小さなものである事が見込まれた為、安定した製麹が行えるよう調整した上で品温の測定実験を行った。発現量や麹品温の予備的データからAoxA が発熱を生じる要因であり、aoxA 過剰発現株は親株と比べて品温が高まり、aoxA 破壊株では品温が低下するという結果を実験計画段階で想定していたが、これに反して、実際にはaoxA 高発現株では最高品温が親株と比べて低く、aoxA 破壊株では品温が僅かに高い傾向を示した。また、aoxA およびaoxBの双方を過剰発現させた株を造成した場合においてもaoxA 単独高発現と同様のに品温の低下が見られた。 aoxA 高発現株が実際に高発現株であるかリアルタイム定量PCRにてRNA転写量の確認を行ったところ、確かにaoxA の転写量が親株と比べて高いことを確認した。 また、aoxB 破壊株におけるaoxA 遺伝子の発現量についても調べたところ、親株と比較して米麹製麹中に発現量が低下していた。aoxB とaoxA 間は配列相同性が高いが、挙動の原因を確認できなかった。 aoxA の破壊により品温が上昇している為、Aoxは発酵熱への関与は無いことが示唆された。 現在、製麹中の遺伝子発現の確認を RNA-Seq にて行い、呼吸鎖や代謝関連遺伝子の発現を中心に解析を行っている。