研究者詳細

顔写真

ネモト ミナミ
根本 みなみ
Minami Nemoto
所属
東北アジア研究センター 寄附研究部門 上廣歴史資料学研究部門
職名
助教
学位
  • 博士(文学)(筑波大学)

  • 修士(文学)(筑波大学)

経歴 6

  • 2023年4月 ~ 継続中
    東北大学 東北アジア研究センター 寄附研究部門 上廣歴史資料学研究部門 助教

  • 2020年4月 ~ 2023年3月
    日本学術振興会特別研究員(PD)

  • 2019年4月 ~ 2023年3月
    日本女子大学 文学部史学科 非常勤講師

  • 2018年4月 ~ 2020年3月
    筑波大学 特任研究員

  • 2016年4月 ~ 2018年3月
    日本学術振興会特別研究員(DC2)

  • 2016年9月 ~ 2017年3月
    つくば国際大学 非常勤講師

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学歴 2

  • 筑波大学大学院 人文社会科学研究科 一貫制博士課程歴史・人類学専攻

    2013年4月 ~ 2018年3月

  • 筑波大学 人文文化学群 人文学類

    2009年4月 ~ 2013年3月

研究キーワード 4

  • 本分家関係

  • 大名家

  • 藩政史

  • 日本近世史

研究分野 1

  • 人文・社会 / 日本史 /

論文 12

  1. 近世大名「御家」内部における「家」—2022年度歴史学研究会大会報告 近世史部会 近世後期における大名家・旗本家の家臣団からみた「家」意識

    根本 みなみ

    歴史学研究 = Journal of historical studies / 歴史学研究会 編 (1028) 65-73 2022年10月

    ISSN:0386-9237

  2. 大名の幼年相続時における老中在職者との接触とその影響―萩毛利家九代当主斉房家督相続時における松平定信の役割について― 査読有り

    根本みなみ

    日本史学集録 (43) 40-51 2022年7月

  3. 官位昇進運動に見る内願と「御家」 : 近世後期の萩毛利家を事例に

    根本 みなみ

    地方史研究 70 (3) 38-57 2020年6月

    出版者・発行元: 地方史研究協議会

    ISSN:0577-7542

  4. 近世大名家における家臣の「家」と由緒 : 萩毛利家家臣出羽家を事例に

    根本 みなみ

    日本史研究 = Journal of Japanese history (693) 1-27 2020年5月

    出版者・発行元: 日本史研究会

    ISSN:0386-8850

  5. 官位昇進時における家臣団統制 : 毛利慶親を事例に

    根本 みなみ, Minami Nemoto

    歴史人類 = History and anthropology (48) 1(112)-28(85) 2020年3月

    出版者・発行元: 筑波大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻

    ISSN:0385-4795

  6. 近世大名家における「慶事」の共有と「御家」 : 萩藩一一代藩主斉元を事例に

    根本 みなみ, Minami Nemoto

    歴史人類 = History and anthropology (47) 31-52 2019年3月

    出版者・発行元: 筑波大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻

    ISSN:0385-4795

  7. 近世大名家における一門家臣と家中秩序 : 役職就任をめぐる自己意識

    根本 みなみ

    社会文化史学 (61) 1-16 2018年3月

    出版者・発行元: 社会文化史学会

    ISSN:0386-9296

  8. 萩藩主毛利重就の「御家」認識

    根本 みなみ

    日本歴史 (837) 39-54 2018年2月

    出版者・発行元: 吉川弘文館

    ISSN:0386-9164

  9. 家紋が表象する由緒 : 一門家臣による家紋の選択について

    根本 みなみ

    史境 (71) 38-56 2016年3月

    出版者・発行元: 歴史人類学会 ; 1980-

    ISSN:0285-0826

  10. 萩藩主家法要における一門の代焼香 : 特権意識の形成と否定

    根本 みなみ

    山口県地方史研究 (114) 16-30 2015年11月

    出版者・発行元: 山口県地方史学会

    ISSN:0289-1751

  11. 法要から見る萩藩一門家元祖をめぐる藩内秩序

    根本 みなみ

    弘前大学国史研究 (139) 1-16 2015年10月

    出版者・発行元: 弘前大学國史研究会

    ISSN:0287-4318

  12. 家格争論から見る吉川家認識 : 毛利家・吉川家を事例に

    根本 みなみ

    社会文化史学 (57) 29-40 2014年3月

    出版者・発行元: 社会文化史学会

    ISSN:0386-9296

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MISC 3

  1. 書評 高野信治著『藩領社会と武士意識』

    根本 みなみ

    『歴史評論』 (893) 100-104 2024年9月

  2. 【書評】柳谷慶子『江戸のキャリアウーマンー奥女中の仕事・出世・老後』

    根本みなみ

    『比較家族史研究』 (38) 142-145 2024年4月

  3. 「人からみる」大名家 招待有り

    根本みなみ

    『本郷』 (166) 5-7 2023年7月

書籍等出版物 10

  1. 山口県地方史学会創立70周年記念報告集 近世大名家臣「一門」への視座

    山口県地方史学会

    2024年11月

  2. 毛利家 : 萩藩

    根本, みなみ

    吉川弘文館 2023年6月

    ISBN: 9784642068826

  3. 弘前藩主津軽信明日記集成

    津軽, 信明, 浪川, 健治, 根本, みなみ, 山下, 須美礼, 吉村, 雅美

    東洋書院 2022年12月

    ISBN: 9784885945564

  4. 十八世紀から十九世紀へ : 流動化する地域と構造化する世界認識

    浪川, 健治

    清文堂出版 2021年12月

    ISBN: 9784792414955

  5. 家族のなかの世代間関係 : 子育て・教育・介護・相続

    小池, 誠, 施, 利平

    日本経済評論社 2021年1月

    ISBN: 9784818825789

  6. 近代移行期における地域形成と音楽:創られる伝統と異文化接触

    北原かな子, 浪川健治

    2020年1月

  7. 明君の時代ー十八世紀中期~十九世紀の藩主と藩政ー

    浪川健治

    清文堂出版 2019年3月

  8. 『近世大名家における「家」と「御家」-萩毛利家と一門家臣-』

    根本 みなみ

    清文堂出版 2018年6月

    ISBN: 9784792410902

  9. 青森県史 通史編2 近世

    2018年3月

  10. 江戸―明治 連続する歴史 (別冊『環』23)

    浪川 健治, 古家 信平

    藤原書店 2017年12月

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講演・口頭発表等 25

  1. 藩による陪臣処罰をめぐる上級家臣の家政の位置づけ―三丘宍戸家陪臣の出訴事件を事例に-

    根本みなみ

    第141回山口県地方史研究大会 2025年6月22日

  2. 近世大名家における陪臣の犯罪行為に対する司法・刑事手続きをめぐる比較研究

    根本みなみ

    第14回東北大学若手アンサンブルワークショップ 2025年5月13日

  3. 近世大名家における子女の縁組相手選定にかかわる意思決定について ―萩藩毛利家を事例に―

    比較家族史学会秋季大会 2024年11月30日

  4. 陪臣出訴の取り扱いに見る上級家臣の「家政」について ―19世紀前半の萩藩毛利家を中心に―

    根本 みなみ

    東北史学会・福島大学史学会合同大会 2024年10月6日

  5. 近世大名家における「家政」と上位権力-清末藩毛利家の取り扱いをめぐる同族関係を中心に―

    根本みなみ

    宮城歴史科学研究会例会 2024年3月16日

  6. 宇部を治めた殿様たち―厚狭毛利家・宇部福原家・万倉国司家-

    根本みなみ

    宇部市史編さん歴史講演会 2024年1月27日

  7. 近世大名家をめぐる「公」と「私」の相克ー「公私未分離」のなかの大名家族について-

    根本みなみ

    第2回文系共同研究談話会 2024年1月10日

  8. 近世大名家における「家」をめぐる共同性・排他性

    根本みなみ

    第101回東北アジア研究談話会 2023年11月27日

  9. 「六家」と「八家」―萩藩毛利家における「一門」とは誰か?-

    根本みなみ

    山口地方史学会創立70周年記念大会プレシンポジウム 2023年9月24日

  10. 「家政」と「国政」から見る近世大名家家臣の「家」の取り扱いについて

    根本みなみ

    歴史資料学研究会第16回例会 2023年7月24日

  11. 「家」の視点から見る「御家」―「御家」という共同体をめぐる大名・家臣の意識と行動―

    弘前大学國史研究会第98回例会 2022年7月24日

  12. 近世大名「御家」内部における「家」

    歴史学研究会近世史部会2022年度大会 2022年5月29日

  13. 鞍鐙拝領と大名の「御威光」 ―弘化三年萩毛利家を事例に―

    岡山藩研究会第50回全体会 2022年2月26日

  14. 大名の幼年相続時における正室親族への役割期待について ‐萩毛利家・邦媛院・松平定信をめぐる関係を事例に‐

    筑波大学日本史談話会2021年度大会 2021年8月

  15. 近世大名家における『家』構成員をめぐる世代間関係

    根本みなみ

    比較家族史学会春季大会シンポジウム 2019年6月

  16. 近世大名家を考えるー家・同族・御家ー

    根本みなみ

    千葉歴史学会近世部会例会 2019年1月

  17. 昇進運動から見る『御家』意識ー近世後期の萩毛利家を事例にー

    根本みなみ

    地方史研究協議会研究例会 2018年12月

  18. 近世大名家家臣の「家」と藩祖顕彰

    根本みなみ

    歴史学研究会近世部会例会 2017年11月

  19. 近世大名家における一門家臣ー役職観の変遷を中心にー

    根本みなみ

    第53回社会文化史学会大会 2017年9月

  20. 近世大名家と藩外由緒

    根本みなみ

    第55回近世史サマーセミナー 2016年7月

  21. 書物から見る萩藩主・毛利重就の御家認識

    根本みなみ

    書物・出版と社会変容研究会(筑波大会) 2016年6月

  22. 近世大名家家中における「勤相」統制ー一門家臣を事例にー

    根本みなみ

    東北近世史研究会春セミナー 2016年2月

  23. 萩藩毛利家における同族意識ー家紋をめぐる動向についてー

    根本みなみ

    歴史人類学会第36回大会 2015年11月

  24. 萩藩主家法要における一門の代焼香ー特権意識の形成と否定ー

    根本みなみ

    山口県地方史学会第121回大会 2015年6月

  25. 家格争論からみる毛利家・吉川家の御家認識の変容

    根本みなみ

    第49回社会文化史学会大会 2013年8月

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共同研究・競争的資金等の研究課題 4

  1. 幕藩体制下における「御家」の存立構造

    根本 みなみ

    2020年4月24日 ~ 2023年3月31日

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    本研究は「御家」という視点から幕藩体制の歴史的展開を明らかにすることを目的とするものである。このために本研究が着目したのが、江戸と国元という二つの空間である。幕藩体制が集権的性格・分権的性格をともに有するならば、その構成要素である「御家」にとって、公儀の一員としての江戸での活動・個別領主としての国元での活動は近世大名として必要不可欠な要素であると言える。そこで、本研究では「御家」の存立構造のなかで、集権的性格の規制という要素と分権的性格の規制という要素がいかなる位相にあったのか、その展開を実証的に分析することにより、「御家」の視点から19世紀における幕藩体制の歴史的展開を明らかにすることを目指した。 当該年度は大名の「御威光」と将軍権威の関係性及び家臣団とのかかわりについて、具体的に以下の方法を用いて分析を行った。 ①まず、大名の「御威光」と将軍権威の位相が課題となる具体的な場面として、弘化3年(1846)の毛利敬親(慶親)の鞍鐙拝領に着目し、山口県文書館を中心に関係史料の収集作業を行った。特に、当該年度は「慶親公御鞍鐙拝領一事」(山口県文書館所蔵毛利家文庫)「慶親公御鞍鐙拝領一件」(同)を用い、将軍からの拝領に関わる江戸での祝賀儀礼を大名家がどのような慶事として演出したのか明らかにした。 ②国元家臣に対する大名の「御威光」確立の場面として、大名による家臣の領地訪問という場面に着目し、山口県文書館及び東京大学史料編纂所において史料調査を行った。これらの調査から得られた成果をもとに、大名の来訪が家臣の「家」内部においてどういった意味を持つものとして位置づけられたのか分析を行った。 以上の成果を踏まえ、当該年度は近世大名家内部における大名の「御威光」確立と家臣団との関係について、19世紀の社会状況とのかかわりにを踏まえながら検討した。

  2. 近世大名家における「御家」意識の受容と展開

    根本 みなみ

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

    研究種目:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

    研究機関:University of Tsukuba

    2019年4月1日 ~ 2020年3月31日

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    本研究は近世大名家における「慶事」、特に大名の官位昇進という場面に着目し、その意義が家臣も含めた共同体である「御家」全体でどのような意義を付与されたのかという点を明らかにすることを目的とするものである。19世紀初頭からの幕府の婚姻政策のなかで、大名官位をめぐる秩序が大幅に乱された。これを踏まえ、本研究では、こうした縁戚関係を通じた昇進に対する家臣団による否定的な見解の存在を指摘した。その上で、昇進をめぐる儀礼の内容を分析することで、大名家が官位昇進を共同代全体の慶事であると印象づけ、昇進実現に向けた縁戚関係を通じた働きかけの存在を排除する動向を明らかにした。

  3. 近代移行期における「音」と「音楽」―グローバル化する地域文化の連続と変容―

    北原 かな子, 鈴木 啓孝, 武内 恵美子, 吉村 雅美, 山下 須美礼, 浪川 健治, 古家 信平, 藤原 義天恩, 根本 みなみ

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Aomori Chuo Gakuin University

    2015年4月1日 ~ 2019年3月31日

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    本研究の目的は、近代移行期の社会と文化について音楽の視点から考察することである。近世弘前藩民衆の儀礼と音の呪術性との関係、楽器の普及、国学など思想との関係に加えて、弘前藩と他藩との藩主同士の音楽を通した交流や、弘前藩の平曲や仙台藩の能楽など、近世の音楽文化が近代以降の土壌を形成したことを論じた。 また、近代のグローバル化の中で、武士のキリスト教受容から洋楽が広がる様子を具体的に明らかにするとともに、和洋の音文化が拮抗する中で、邦楽保存に尽力する士族や、新たな音楽文化を作る士族の存在など、士族により伝統の喪失と創造が共時的に展開したことを論じた。

  4. 「家」の戦略から見る萩藩毛利家の藩内秩序

    根本 みなみ

    2016年4月22日 ~ 2018年3月31日

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    (1)山口県文書館での史料調査を行った。同館の調査では、毛利家文庫の史料のなかでも近世後期の萩藩における藩主の官位上昇に関わる史料を中心に収集した。 (2)昨年度から引き続き、山陽小野田市立厚狭図書館を訪問し、同館において、厚狭毛利家文書の史料調査を行った。同館の調査では、萩城下の厚狭毛利家屋敷内で執筆された「御用所日記」及び知行地の厚狭で執筆された「代官所日記」の閲覧・収集を行った。このほか、厚狭毛利家文書を管轄する山陽小野田市の担当者との話し合いの場を持ち、今後の研究成果の公開に関する打ち合わせや研究成果の地域還元に関する意見交換行った。 (3)比較検討の対象として、東北諸藩を設定しているため、岩手県立図書館・弘前市立図書館・秋田県公文書館において調査を行った。これらの調査によって、東北諸藩における大身家臣の動向について明らかにすることができた。特に、盛岡藩・八戸藩に関して得られた知見は、執筆分担者となっている『青森県史』の中で発表した。このほか、2017年9月に「近世大名家における一門家臣-役職観の変遷を中心に-」(第53回社会文化史学大会、筑波大学東京キャンパス)で発表し、論文化が決定している。また、2018年2月には「萩藩主毛利重就の『御家』認識」(『日本歴史』日本歴史学会、第837号)で論文化した。 上記の成果をもとに執筆した博士学位請求論文「近世大名家における一門家臣の存在意義―萩毛利家を事例にー」を筑波大学へ提出し、2018年3月に博士(文学)の学位を取得した。また、この博士学位請求論文は2018年10月に清文堂出版から『近世大名家における「家」と「御家」―萩毛利家と一門家臣―』として刊行されることが決定している。