研究者詳細

顔写真

オオキ カズオ
大木 一夫
Kazuo Oki
所属
大学院文学研究科 日本学専攻 日本語科学講座(日本語学専攻分野)
職名
教授
学位
  • 博士(文学)(東北大学)

  • 文学修士(東北大学)

委員歴 13

  • 日本語学会 編集委員

    2024年6月 ~ 継続中

  • 日本語文法学会 評議員

    2024年4月 ~ 継続中

  • 日本歴史言語学会 理事

    2024年1月 ~ 継続中

  • 日本語文法学会 学会誌委員

    2022年4月 ~ 継続中

  • 日本語学会 評議員

    2018年4月 ~ 継続中

  • 訓点語学会 委員

    2005年5月 ~ 継続中

  • 日本文芸研究会 委員

    2003年6月 ~ 継続中

  • 日本語文法学会 大会委員

    2019年4月 ~ 2022年3月

  • 日本歴史言語学会 理事

    2016年1月 ~ 2019年12月

  • 日本語学会 常任査読委員

    2016年6月 ~ 2019年5月

  • 日本語文法学会 学会誌委員

    2013年4月 ~ 2019年3月

  • 日本語学会 大会企画運営委員

    2012年6月 ~ 2015年6月

  • 日本語文法学会 大会委員

    2010年4月 ~ 2013年3月

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所属学協会 6

  • 日本歴史言語学会

  • 日本文芸研究会

  • 日本言語学会

  • 日本語文法学会

  • 訓点語学会

  • 日本語学会

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研究キーワード 4

  • 日本語史

  • 文法論

  • 文法

  • 日本語

研究分野 1

  • 人文・社会 / 日本語学 /

論文 43

  1. 日本語の叙述構造、その輪廓

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 74 1-36 2025年3月

  2. 叙述の意味

    大木一夫

    文化 88 (1・2) 21-38 2024年10月

  3. 現象文の意味

    大木一夫

    文化 87 (3・4) 17-34 2024年3月

  4. 名詞述語文と叙述類型

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 73 1-37 2024年3月

  5. テ形補助動詞成立史概略、拾遺 招待有り

    大木一夫

    コーパスによる日本語史研究 中古・中世編(ひつじ書房) 65-87 2022年10月

    出版者・発行元: ひつじ書房

  6. 『源氏物語』の語彙 招待有り

    大木一夫

    シリーズ〈日本語の語彙〉2 古代の語彙—大陸人・貴族の時代—(朝倉書店) 84-98 2021年7月

  7. 対照文法の領分 招待有り

    大木一夫

    日本語の歴史的対照文法(和泉書院) 21-44 2021年6月

  8. 訓点資料研究に期待すること—文法史研究から— 招待有り

    大木一夫

    訓点語と訓点資料 146 86-92 2021年3月

  9. 叙述類型と時間性 査読有り

    大木一夫

    国語学研究 59 54-68 2020年3月

  10. 現代日本語動詞活用論

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 69 1-37 2020年3月

  11. 日本語史演習 招待有り

    大木一夫

    日本語学 38 (8) 12-23 2019年8月

  12. 日本語史をふたつにわけること 招待有り

    大木一夫

    日本語学 37 (13) 22-31 2018年12月

  13. 中世後期日本語動詞形態小見 招待有り 査読有り

    大木一夫

    日本語文法史研究4(ひつじ書房) 65-89 2018年10月

  14. 文法形式としての古代日本語補助動詞 招待有り

    大木一夫

    訓点語と訓点資料 140 50-70 2018年3月

  15. Japanese historical linguistics as a methodology 招待有り

    ŌKI, Kazuo

    How to Learn?: Nippon/Japan As Object, Nippon/Japan As Method (Mimesis) 265-284 2017年2月

  16. 言語史叙述の構造 招待有り

    大木一夫

    日本語史叙述の方法(ひつじ書房) 1-25 2016年10月

  17. 一回的文成立論と多段階的文成立論 査読有り

    大木一夫

    輔仁大学日本語日本文学 43 17-36 2015年5月

    出版者・発行元: 輔仁大學外語學院日本語文學系

  18. 現代日本語動詞基本形の時間的意味

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 64 1-29 2015年3月

    出版者・発行元: 東北大学大学院文学研究科

    ISSN:1346-7182

  19. 現代日本語「た」の意味

    大木一夫

    文化 76 (3・4) 14-33 2013年3月25日

    出版者・発行元: 東北大学文学会

    ISSN:0385-4841

  20. 文に切る—文成立の外形的側面

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 62 1-24 2013年3月1日

    出版者・発行元: 東北大学大学院文学研究科

    ISSN:1346-7182

  21. 不変化助動詞の本質、続貂 査読有り

    大木一夫

    国語国文 81 (9) 1-17 2012年9月25日

    出版者・発行元: 中央図書出版社

    ISSN:0910-7509

  22. 事態を描かない文・素描

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 61 1-27 2012年3月

    出版者・発行元: 東北大学大学院文学研究科

    ISSN:1346-7182

  23. 文の成立―その意味的側面 招待有り

    大木一夫

    山田文法の現代的意義(ひつじ書房) 75-96 2010年12月

  24. 古代日本語動詞の活用体系―古代日本語動詞形態論・試論―

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 59 1-36 2010年3月

    出版者・発行元: 東北大学大学院文学研究科

    ISSN:1346-7182

  25. 古代日本語動詞基本形の時間的意味 招待有り 査読有り

    大木一夫

    国語と国文学 86 (11) 21-31 2009年11月

    出版者・発行元: ぎょうせい

    ISSN:0387-3110

  26. 口語文法論としての小林好日『標準語法精説』 査読有り

    大木一夫

    文芸研究 166 12-24 2008年9月28日

    出版者・発行元: 日本文芸研究会

    ISSN:0287-5829

  27. 認識する文

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 57 1-27 2008年2月29日

  28. 喚体的な文と文の述べ方

    大木 一夫

    文化 69 (3・4) 344-363 2006年3月24日

    出版者・発行元: 東北大学文学会

    ISSN:0385-4841

  29. 日本語文法論史研究の方法についての覚書

    大木一夫

    東北大学文学研究科研究年報 53 35-62 2004年3月

    出版者・発行元: 東北大学大学院文学研究科

    ISSN:1346-7182

  30. 動詞の連体形 査読有り

    大木一夫

    国語学研究 43 85-97 2004年3月

    出版者・発行元: 「国語学研究」刊行会

    ISSN:0288-1209

  31. もう一つの文法論―文法論における文法教科書の位置づけ― 査読有り

    大木一夫

    埼玉大学国語教育論叢 7 1-14 2004年2月

    出版者・発行元: 埼玉大学国語教育学会

    ISSN:1342-6184

  32. 述定の時間・装定の時間 招待有り

    大木一夫

    国語論究10(明治書院) 93-119 2002年12月

  33. 現代日本語におけるテンスと主観性―テンス的意味と文のはたらきとしての表現意図― 招待有り

    大木一夫

    語から文章へ 318-332 2000年8月

  34. "モダリティ"とは何もの?―いわゆる表現類型に関わるモダリティをめぐって― 招待有り

    大木一夫

    語彙・語法の新研究(明治書院) 407-420 1999年9月

  35. 「けり」論争を通してみた古代語文法研究の一方法―竹岡説とその批判の意義についての二側面―

    大木一夫

    埼玉大学紀要教育学部(人文・社会科学) 48 (1) 56-70 1999年3月

    出版者・発行元: 埼玉大学教育学部

    ISSN:0387-9305

  36. 古代語「けり」の意味機能とテクストの型―語の意味とテクストの関わりをめぐって― 招待有り

    大木一夫

    国語論究7(明治書院) 248-275 1998年12月

  37. 古代日本語における動詞終止の文と表現意図―テンス・アスペクト的意味を考えるにあたって― 招待有り

    大木一夫

    日本語の歴史地理構造(明治書院) 26-39 1997年7月

  38. 古代日本語における表現意図について

    大木一夫

    埼玉大学紀要教育学部(人文・社会科学) 46 (1) 85-96 1997年3月

    出版者・発行元: 埼玉大学教育学部

    ISSN:0387-9305

  39. 古代語助動詞「けり」の語の意味と文の機能―『古今集』を中心として―

    大木一夫

    埼玉大学紀要教育学部(人文・社会科学) 45 (2) 1-15 1996年9月

    出版者・発行元: 埼玉大学教育学部

    ISSN:0387-9305

  40. 古代語助動詞ツ・ヌとアスペクトの決まり方について―『枕草子』を例として― 査読有り

    大木一夫

    国語学研究 32 27-39 1993年3月

    出版者・発行元: 東北大学文学部国語学研究刊行会

    ISSN:0288-1209

  41. 「なごり」と「なごり+をし」―その意味と文体― 査読有り

    大木一夫

    東北大学文学部日本語学科論集―言語学・国語学・日本語教育学― 2 139-152 1992年9月

  42. 『太平記』における「テ候」の用法―時にかかわる面を中心に― 査読有り

    大木一夫

    国語学研究 31 25-37 1992年4月

    出版者・発行元: 東北大学文学部国語学研究刊行会

    ISSN:0288-1209

  43. 中世後期の軍記物における「き」「けり」について 査読有り

    大木一夫

    文芸研究 124 22-32 1990年5月

    出版者・発行元: 日本文芸研究会

    ISSN:0287-5829

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MISC 8

  1. 日本語文法学会の展望(2021〜2023)古典語・歴史

    大木一夫

    日本語文法 25 (1) 123-131 2025年3月

  2. 書評論文 高山善行『日本語文法史の視界—継承と発展を目指して—』

    大木一夫

    日本語文法 23 (2) 137-145 2023年9月

  3. 日本語文法学会の展望 展望1 記述的研究と教育的研究

    天野みどり, 三宅知宏, 大木一夫

    日本語文法 19 (1) 90-97 2019年3月

  4. 『古今和歌集』をあじわう

    大木一夫

    わたしの日本学び(人文社会科学講演シリーズ9) 97-145 2017年12月15日

    出版者・発行元: 東北大学出版会

  5. 書評 野村剛史著『日本語スタンダードの歴史―ミヤコ言葉から言文一致まで―』

    大木一夫

    日本語の研究 11 (1) 60-66 2015年1月

    出版者・発行元: 日本語学会

    DOI: 10.20666/nihongonokenkyu.11.1_60  

    ISSN: 1349-5119

  6. 研究史(2012年・2013年における日本語学界の展望)

    大木一夫

    日本語の研究 10 (3) 5-8 2014年7月

    出版者・発行元: 日本語学会

    DOI: 10.20666/nihongonokenkyu.10.3_5  

    ISSN: 1349-5119

  7. 古くて新しい古典文法

    大木一夫

    ことばの世界とその魅力(人文社会科学講演シリーズ3) 51-88 2008年4月25日

    出版者・発行元: 東北大学出版会

  8. 日本語史1(平成17・18年国語国文学界の動向)

    大木一夫

    文学・語学 190 63-67 2008年3月30日

    出版者・発行元: 全国大学国語国文学会

    ISSN: 0525-1850

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書籍等出版物 6

  1. 日本語変異論の現在

    大木一夫, 甲田直美

    ひつじ書房 2024年5月

  2. ガイドブック日本語史調査法

    大木一夫

    ひつじ書房 2019年5月

  3. 文論序説

    大木一夫

    ひつじ書房 2017年5月

  4. 日本語史叙述の方法

    大木一夫, 多門靖容

    ひつじ書房 2016年10月

  5. ガイドブック日本語史

    大木一夫

    ひつじ書房 2013年5月

  6. 山田文法の現代的意義

    斎藤倫明, 大木一夫

    ひつじ書房 2010年12月

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共同研究・競争的資金等の研究課題 13

  1. 日本語研究の歴史 競争的資金

    1998年4月 ~ 継続中

  2. 日本語文法史 競争的資金

    1993年4月 ~ 継続中

  3. 日本語文法の理論 競争的資金

    1993年4月 ~ 継続中

  4. 言語地図資料による近代東北方言史の解明

    竹田 晃子, 小林 隆, 大木 一夫, 鑓水 兼貴, 作田 将三郎

    2023年4月 ~ 2026年3月

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    本研究は、東北地方に残されてきた近代の大規模方言調査データから、東北方言の言語地図を作成し、言語地理学的な観点から分析することで、東北方言における近代方言史の解明を目指すものである。本年度は、データ作成と、言語地図作成スクリプト作成の両方について、次の作業を実施した。これまで入力してきた「東北方言通信調査」の調査票データ・地点データについては、約七千点の入力済み調査票データと地点データの確認・修正と、入力漏れが見つかった調査票のデータ化と追加入力を行った。並行して、後代の追跡調査などについて、データ化と入力作業の検討を行った。また、優先的に言語地図を作成するべき音韻項目・語彙項目・文法項目を見定めるために、先行研究や別データにおいて作成されてきた言語地図を点検し、日本語史や各地方言に関する先行研究を収集・確認しながら、語の系統や地域などに分けて一部を検討した。並行して、国立国語研究所作成の言語地図作成プラグイン(拡張機能システム)の機能を参考に、言語地図作成スクリプト(動作プログラム拡張機能)に実装する機能について、機能の簡略化の可能性を検討した。本年度においては、スクリプトに実装させたい機能と、実際に可能な機能のすりあわせが難しいため、最終的な発注に至らなかった。そのため、言語地図作成スクリプト作成にかかる経費の大半を次年度に先送りした。次年度においてはスクリプト作成を発注する予定である。

  5. 日本語叙述類型研究

    大木 一夫

    2022年4月 ~ 2025年3月

  6. 小林好日による東北方言通信調査資料の整備と分析

    竹田 晃子, 小林 隆, 大木 一夫, 作田 将三郎, 鑓水 兼貴

    2019年4月 ~ 2023年3月

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    本課題3年目にあたる2021年度は、調査票の冊数と項目数が最も多い第三調査票の電子入力に取り組み始め、50冊ほどを残すところまで終了した。第一調査票、第二調査票については電子入力が終わったため、入力内容を統合したファイルを作成し、入力ミス等の点検作業を継続しつつ、科研メンバーで共有した。 本来であれば、調査票の保管場所に長期間おもむいて調査票現物の整理作業を実施する計画だったが、昨年度同様、新型コロナウイルス流行にともなう社会状況のため出張と作業を断念することになった。また、この影響で、第一・第二・第三調査票の入力データの点検についても、現物を目視で確認して照合する作業が必要な部分が生じているが、この部分の点検作業が遅れている状況である。これらの作業について、実施時期や方法について、引き続き、東北大学国語学研究室と科研メンバーで検討することとした。 第三調査票のデータ入力・点検と並行して、第三調査票における地理的情報を抽出・整理し、分析にそなえた。特に、調査当時の地名と現代の地名の照合作業を行い、調査票の内容から言語地図を作成するための準備を進めた。また、昨年度に続いて、言語地図作成システムのプログラム等における現代的・技術的な問題を整理し、既存の市販プログラムの利用や、新たなプログラムの開発等を検討した結果、引き続き検討することとした。 研究成果として公表したものには、対象資料ほかにおける語彙項目の一部を分析した研究発表「宮沢賢治作品と同時期方言資料の比較:オノマトペを中心に」(竹田晃子、2021年度宮沢賢治学会イーハトーブセンター夏季セミナー)がある。

  7. 言語変化の要因についての基礎的研究

    大木 一夫

    2019年4月 ~ 2023年3月

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    言語史研究としての日本語史研究は、きわめて重要な課題である言語はなぜ変化するのかという側面に十分に答えてきたとは言いがたい。そこで本研究は、言語変化の過程とその段階のモデルを構築しつつ、方言研究などの文献日本語史以外の分野の成果も活用して、言語変化の要因にはいかなるものがあるのかということの類型の枠組みを構築し、言語変化の要因研究の基盤を固めることを目的とする。 言語変化の要因を考えるにあたり、コセリウの言うように、言語が変化するのは、新たな表現目的によって、すでに準備された技術と資材を利用しつつ、あらたな表現を創り出すということなのだとすれば、結局は、言語の変化というものは、言語の機能的な効率性や表現の目的に沿うためという方向性でとらえるべきであるといえる。そして、そうであるとすれば、そこにある「目的」とはどのようなものであるのかを考える必要がある。この点で、言語の変化は意識的な採用ということはあまりないことからすれば、その目的・意図は意識的なものではないはずである。すると、では、その「目的」なり、「意図」なりは、どのようなものであるかを考える必要がある。ここまで、言語を発する際の意図とは何かということをまず検討し、それをもとに、新要素の採用の意図・目的とはどのようなものであるかについての検討をすすめてきた。さらに本年度は、認知科学において知られるシステム1(直感的で無意識のうちに自動的におこなわれる認知)とシステム2(自覚的で制御的な熟慮をともなう認知)という人間の認知のあり方が、この意図・目的をとらえる際に有用である可能性をもつことから、それをもとに新要素の採用の意図・目的について検討を加えた。これによって言語変化の事情を考える基盤を固めた。

  8. 日本語史叙述の方法に関する基礎的研究

    大木 一夫

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2014年4月 ~ 2017年3月

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    日本語の歴史的な事実は相当程度明らかになっているといってよい。しかしながら、日本語史の叙述はいかにあるべきかという議論はあまりなされてこなかった。そこで、本研究は歴史哲学の「物語り論」という視点から、日本語史叙述の方法を検討した。そして、その方法をふまえ、日本語史上の大きな変化である係り結びの衰退という事象についての歴史叙述をおこなった。同時に、日本語史叙述が言語史叙述一般に寄与できる点、日本語史叙述のための重要概念の検討もおこなった。

  9. 山田孝雄を中心とする近代日本語学確立期の多面的研究

    齋藤 倫明, 小林 隆, 大木 一夫, 甲田 直美

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2012年4月 ~ 2015年3月

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    山田孝雄は、近代日本語学確立期において巨大な存在であるが、山田以前において、山田に影響を与えた研究・研究者、山田以後、山田の業績を受け継ぎ発展させた研究・研究者は多い。それらのうち、地理的に山田の「周辺」で活躍した研究者、および、当時の日本語学界から見て「周辺」に位置付けられる研究者、具体的には、安藤正次・菊沢季生・岡沢鉦治を取り上げて、山田の研究との関わりを探った。 具体的には、戦前の台湾で古代日本語の文法研究を行なった安藤正次の事績調査に台湾に赴いた。また菊沢の提唱した日本語学史上重要な語彙論的概念「位相」と山田文法との関わり、岡沢の言語学的な文法理解と山田文法との関わりを探った。

  10. 山田孝雄・小林好日を視座とした近代日本語学確立過程の学史的研究

    齋藤 倫明, 小林 隆, 大木 一夫, 甲田 直美

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2009年 ~ 2011年

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    本研究は近代日本語学の確立期において、日本語研究の体系に大きな影響を与えた「大家」(大学者)の研究者として山田孝雄を、学問を徐々に展開させた「普通」の研究者として小林好日をとりあげ、この2人の学問の形成、当該期における他の研究との影響関係を検討しながら、近代日本語学の確立期における位置づけを試み、近代日本語学の確立過程の一端を明らかにするものである。とくに、文法論の構成・方言研究の方法についての位置づけ、および日本語史研究の史的展開について明らかにした。

  11. 古代日本語における連体形の機能とその変遷

    大木 一夫

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2007年 ~ 2009年

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    本研究は、古代語の活用体系・連体形の機能の分析をおこない、古代語の連体形がいかなる文法形式であったのかを明らかにするものである。平安時代における連体形の基本的機能は、連体修飾機能と準体句形成機能である。係り結びは、現代語のスコープの「のだ」とほぼ同等の機能をもつと考えられ、係り結びの連体形も準体句を形成するものである。また擬喚述法の連体形も準体句と考えられる。連体形は、平安時代以降変遷するが、この準体句形成機能が退化し、それにより連体形終止の一般化と、係り結びの衰退が引き起こされたのだと考える。

  12. 小林好日を通して見た近代日本語学確立期の学史的研究

    齋藤 倫明, 小林 隆, 大木 一夫

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2006年 ~ 2008年

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    本研究は、近代日本語学確立期における研究者小林好日の位置づけを行うことにより、近代日本語学がいかに確立されたのかの一端を明らかにするものである。小林の残した原稿・ノート類及び方言調査資料の整理・分析を進め、学史的位置付けを行った。小林の文法研究は同時代の保科孝一・吉岡郷甫から影響を受けていた。また、日本語史研究が通史研究となるための一端を担う文法史研究を進めた。さらに、方言研究では西洋方言学を十分に消化しそれを日本語方言に適用し、言語変化の理論面に大きな貢献を果した。

  13. 中古語における叙法体系の研究

    大木 一夫

    2004年 ~ 2005年

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    中古語における文の機能、テンス・モダリティのような文法範疇同士の関係性を解明していくためには、文の述べ方としての文の機能を明らかにした上で、事態の描き方としての叙法とその体系を明らかにする必要があると考えられる。そこで本研究では、中古語の文を対象に、文の述べ方という視点から捉えることによって文の機能を明らかにし、その上で中古語の叙法体系の基本的なすがたを明らかにしようとすることを目的としている。 そのために、本年度は散文の中古文学作品に加え韻文作品をも資料として、古典作品本文の電子化されたデータを利用しながら、再度叙法と文の機能との関係を検討しつつ、すでに策定した文の述べ方の分類に基づき文の機能を分析した。そして、中古語の叙法体系の基本的な枠組みをさらに精確に記述すると同時に、韻文の叙法体系および韻文に特徴的な文の機能を明らかにすることに力点を置いて分析をすすめた。その結果は以下の通りである。 1.叙法と分の機能との関係について。叙法を体系的に記述するということは、文における事態の把握のあり方を体系的に記述するということであって、そのためには、文そのものがもつ機能としての表現意図が実現されるそのあり方と「叙法」とを区別して、叙法体系を記述する必要性があるということを示した。 2.韻文にきわめて多く見られる認識をおこなったことを表出する文(認識文)のもつ意味は、従来叙法的意味のなかに繰り込まれていたが、それを区別することによって、「む」系の叙法形式の意味を精確に記述した。 3.叙法形式によって実現されるテンス的意味と文の機能によって実現されるテンス的意味を区別し、中古語におけるテンス的意味と叙法形式の関わりの一端を明らかにした。

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社会貢献活動 3

  1. 齋理蔵の講座

    2022年10月 ~

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    講演「漢字研究が切り拓く言語の歴史」

  2. 齋理蔵の講座

    2016年10月 ~

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    講演「古今和歌集を味わう」

  3. 有備館講座

    2006年12月 ~

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    講演「古くて新しい古典文法」