研究者詳細

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ワタナベ リヨウ
渡辺 亮
Ryo Watanabe
所属
大学院文学研究科 広域文化学専攻 域際文化学講座(インド学仏教史学専攻分野)
職名
助教
学位
  • 博士(文学)(東北大学)

  • 修士(文学)(東北大学)

経歴 4

  • 2023年10月 ~ 継続中
    東北大学 大学院文学研究科 助教

  • 2023年4月 ~ 2023年9月
    東北大学 大学院文学研究科 専門研究員

  • 2021年4月 ~ 2023年9月
    東北大学 大学院文学研究科 研究助手

  • 2019年4月 ~ 2021年3月
    独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC2)

学歴 3

  • 東北大学 大学院文学研究科 博士課程後期

    2017年4月 ~ 2023年3月

  • 東北大学 大学院文学研究科 博士課程前期

    2014年4月 ~ 2017年3月

  • 種智院大学 人文学部 仏教学科

    2010年4月 ~ 2014年3月

所属学協会 5

  • 日本密教学会

  • 日本仏教学会

  • 日本印度学仏教学会

  • 種智院大学密教学会

  • 印度学宗教学会

研究キーワード 6

  • インド・チベット密教

  • 密教儀礼

  • 仏教史

  • 流派形成史

  • サンヴァラ思想

  • クリシュナ

研究分野 1

  • 人文・社会 / 中国哲学、印度哲学、仏教学 /

論文 6

  1. *Olacatuṣṭayaにおける2種の般若 —āśvāsaとの関連を中心に— 査読有り

    渡辺 亮

    論集 (50) (23)-(41) 2024年3月

  2. dpal Rim pa bshi paḥi gshuṅ gi ḥgrel chen gSaṅ ba rab gsal shes bya ba所引*Olacatuṣṭayaチベット語訳テクスト

    渡辺 亮

    密教学 (59) 1-18 2023年3月

  3. Integration of Prajñā and Upāya in *Guhyatattvaprakāśa Ⅲ: Focusing on the parallelism in Saṃpuṭodbhavatantra Ⅱ–ⅱ 査読有り

    渡辺 亮

    印度學佛教學研究 71 (3) (118)-(122) 2023年3月

  4. Kṛṣṇācāryaの聖典解釈—*Guhyatattvaprakāśaにおける*Yoga-/ *Yoginī-tantraの会通— 査読有り

    渡辺 亮

    論集 (47) (75)-(105) 2020年12月

  5. Kṛṣṇācārya著*Guhyatattvaprakāśaの原典研究 査読有り

    渡辺 亮

    印度學佛教學研究 68 (2) (182)-(185) 2020年3月

  6. Vasantatilakāにおける身体観 査読有り

    渡辺 亮

    論集 (45) (145)-(166) 2018年12月

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講演・口頭発表等 7

  1. インド密教における<内的な火>の遷移―クリシュナ所説を中心に―

    渡辺 亮

    印度学宗教学会 第66回学術大会 2025年5月25日

  2. *Olacatuṣṭaya註釈文献の研究 ―sGron ma bshiḥi ṭī kāについて―

    渡辺 亮

    日本密教学会 第57回学術大会 2024年11月9日

  3. クリシュナの脈管説―循環と病を中心に― 招待有り

    渡辺 亮

    日本佛教学会 第93回学術大会 2024年9月28日

  4. sGron ma bshiḥi ṭī kāの研究―著者をめぐる諸問題について―

    渡辺 亮

    印度学宗教学会 第65回学術大会 2024年5月26日

  5. *Guhyatattvaprakāśa Ⅲにおける「般若と方便の合一」—Saṃpuṭodbhavatantra Ⅱ–ⅱとの並行箇所を中心に—

    渡辺 亮

    日本印度学仏教学会 第73回学術大会 2022年9月3日

  6. Kṛṣṇācārya著*Guhyatattvaprakāśaの原典研究

    渡辺 亮

    日本印度学仏教学会 第70回学術大会 2019年9月7日

  7. Vasantatilakāにおける身体観

    渡辺 亮

    印度学宗教学会 第60回学術大会 2018年5月27日

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共同研究・競争的資金等の研究課題 3

  1. インド密教サンヴァラ史における綜合的思想形成の解明―クリシュナの歴史的位置づけ―

    渡辺 亮

    2025年4月 ~ 2029年3月

  2. チベット・ポン教禳災儀礼の構造と儀礼具の意味に関する国際共同調査研究

    長野 泰彦

    2024年4月 ~ 2028年3月

  3. サンヴァラ系密教の儀礼に基づくインド密教史—儀礼文献の原典研究—

    渡辺 亮

    研究機関:Tohoku University

    2019年4月 ~ 2021年3月

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    今年度における主な研究成果は次の2点である: (1)今年度の課題である「クリシュナアーチャーリヤが構築した儀礼体系の伝統を明確化すること」を実現するため、彼が著した『グヒヤタットヴァプラカーシャ』及び『オーリチャトゥシュタヤ』を前年度に続いて取り上げ、先の研究成果に基づいて同文献の内容を中心に考究を行った。それにより彼の持つ「折衷的傾向」を明らかにすることができた。その成果の一部は1本の論文に纏めて公表した。 (2)今年度は新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、当初計画していた資料調査(国内)が行えず、加えて発表予定であった学術大会(印度学宗教学会)も中止になるなど、研究活動が厳しく制限された年となったが、上記の二文献を考究する過程において16-17世紀のチベット人であるターラナータが著した2点の注釈書(dGongs pa rab gsal及びgSang ba rab gsal)が重要であると気付かされたため、それらの読解を本年度の計画に加え、新たに研究を進めた。同書は、他に見られない逐語的且つ詳細な注釈書であるため、その分量は膨大で読解に相当の時間を費やさなければならなかったが、当初の時間と費用を同書の考察に充てることができた。この作業によって得られた成果は、1)同書に記載される『グヒヤタットヴァプラカーシャ』及び『オーリチャトゥシュタヤ』のチベット語訳異読テクスト(全文)の回収、2)同書に記載されるドクミ訳経官を始めとする人物らの手により翻訳された同二文献のチベット語訳異読テクスト(断片)の回収である。 これらを通して手に入れることができた情報はこれまで学界で確認されていなかった新しいものを含んでおり、この成果は本研究の底上げを果たすばかりでなく、学界へ大いに寄与し得ると思われる。

担当経験のある科目(授業) 1

  1. サンスクリット語中級 東北大学