Details of the Researcher

PHOTO

Mami Sato
Section
Graduate School of Medicine
Job title
Assistant Professor
e-Rad No.
70746362

Research Projects 2

  1. マーシャル諸島における低線量被曝が甲状腺癌発生に及ぼす影響の解明

    中島 範昭, 石田 孝宣, 神宮 啓一, 藤盛 啓成, 宮下 穣, 佐藤 真実

    Offer Organization: 日本学術振興会

    System: 科学研究費助成事業

    Category: 基盤研究(C)

    Institution: 東北大学

    2023/04/01 - 2026/03/31

    More details Close

    低線量被曝による甲状腺癌発生はいまだ解明されていない。また、50年以上の長期間を経ても影響を及ぼす可能性があるとされいるが、未知である。マーシャル諸島は過去の核実験により放射能に汚染された。今回、我々は、甲状腺癌発生と過去の放射線被曝との因果関係、特に長期間経過後の低線量被曝との関連を明らかにすべく、マーシャル諸島において、甲状腺検診および追跡調査を実施することとした。 2023年度は甲状腺検査の実施を目指し、マーシャル諸島政府保健省とメールでの交渉を行った。保健省担当者の交代もあり、交渉が頓挫した時期もあり、2023年度は現地に赴いての甲状腺検診実施の調整、検診の実施はできなかった。しかし、マーシャル諸島政府保健省と良好な関係を築くことができ、2024年度以降の甲状腺検診の実施につながるものと思われる。 さらに、福島県県民健康調査の甲状腺検査の見学を行い、その実施方法を参考に、マーシャル諸島での具体的な検査方法、精度管理について素案を練ること行った。また、細胞診の検査方法や検体の処理、診断方法につき、東北大学病理部と打ち合わせを行った。検査の際に使用する超音波診断装置の調整も実施し、すぐに甲状腺検診が実施できる体制の構築を行った。 2024年度初めには、マーシャル諸島に赴き、現地政府保健省と調整を行ったのち、実施計画書を作成、東北大学大学院医学系研究科倫理委員会の承諾を得た後、2024年度後半に甲状腺検診を実施する予定である。

  2. 副甲状腺移植の生着機序の解明-膵島移植との差-

    佐藤 真実

    Offer Organization: 日本学術振興会

    System: 科学研究費助成事業

    Category: 若手研究

    Institution: 東北大学

    2022/04/01 - 2025/03/31

    More details Close

    副甲状腺ホルモン(PTH)が0になるモデルの作製に苦慮していたが、5-ALA(γアミノレブリン酸)を腹腔内投与し、励起光照射にて副甲状腺が発光するとの報告を参考にし、副甲状腺を同定できた。同定した副甲状腺を全摘後にPTHが完全に0になるモデルを作製できた。また5-ALAの影響も考慮し、5-ALA投与群と非投与群とを90日間観察し、PTHの分泌に差がないことを確認した。移植実験では、In Vivoで、PTH0モデルの大腿筋内へ自家移植を行った群と自家移植なしの群とを比較した。移植群ではPTHが緩徐に上昇した。非移植群でPTHの再上昇を認めたものはいなかった。In Vitroでは、副甲状腺と膵島の新生血管誘導能を観察した。副甲状腺と膵島をDeviceに留置し、周囲に播種したヒト臍帯静脈内皮細胞(HUVEC)からの新生血管の形成を経時的に比較検討した。膵島では新生血管の増生を経時的に確認することができたが、副甲状腺では増生を確認できなかった。血管新生を認めなかったため、摘出した副甲状腺細切当日と7日目でCalceinAMおよびPIでの二重染色を行い、組織のViabilityを評価した。その結果、培養前後で副甲状腺組織がViableであることを確認した。副甲状腺を100-250μmに切断し、膵島に合わせたサイズでかつDevice内に納められる最適なサイズに設定し、再検討中である。 今後は、vivoではサンプル数を増やし比較検討する。また筋肉内に単純に移植した群と、細胞培養用のゼラチン繊維基材の使用や細胞移植で生着率が高いといわれる腎皮膜下への移植などで移植環境を向上させ、移植効率が上がるかを検討する。Vitroでは最適化した副甲状腺組織を用いて、血管新生誘導能を観察したり、マトリゲルを用いて培養環境を向上させた上で比較検討を続ける。