顔写真

テラヤマ キヨウスケ
寺山 恭輔
Kyosuke Terayama
所属
東北アジア研究センター 基礎研究部門 ロシア・シベリア研究分野
職名
教授
学位
  • 博士(文学)(京都大学)

  • 文学修士(京都大学)

e-Rad 研究者番号
00284563

経歴 5

  • 2013年4月 ~ 継続中
    東北大学 東北アジア研究センター 教授

  • 1996年12月 ~ 2013年3月
    東北大学 東北アジア研究センター 准教授

  • 1999年4月 ~ 1999年10月
    英国バーミンガム大学ロシア東欧研究センター 客員研究員

  • 1995年9月 ~ 1996年11月
    九州大学大学院比較社会文化研究科 助手

  • 1992年9月 ~ 1995年3月
    ロシア連邦国立サンクトペテルブルグ大学歴史学部 研究員

学歴 3

  • 京都大学 大学院文学研究科 西洋史(現代史学)

    1990年4月 ~ 1993年3月

  • 京都大学 大学院文学研究科 現代史学科

    1987年4月 ~ 1990年3月

  • 京都大学 文学部 現代史学科

    1983年4月 ~ 1987年3月

所属学協会 3

  • 近現代東北アジア地域史研究会

    2010年4月 ~ 継続中

  • 日本西洋史学会

    1992年4月 ~ 継続中

  • ロシア史研究会

    1992年4月 ~ 継続中

研究キーワード 3

  • ソ連政治史

  • 日露日ソ関係

  • スターリン体制

研究分野 2

  • 人文・社会 / ヨーロッパ史、アメリカ史 / ソ連史

  • 人文・社会 / 地域研究 / ロシア極東、スターリン体制、

論文 58

  1. 1930年代初頭ソ連極東における食料問題と「特別国防フォンド」の創設 査読有り

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (28) 43-90 2024年3月4日

    DOI: 10.50974/00136709  

  2. 書評Joshua D. Zimmerman, Jozef Pilsudski: Founding Father of Modern Poland, Harvard University Press, 2022, 623p

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (28) 131-137 2024年3月4日

    DOI: 10.50974/00136709  

  3. 1930年代前半のスターリン統治下ソ連極東における通信、ラジオ、プロパガンダ 査読有り

    寺山恭輔

    二十世紀研究 (23・24) 99-128 2023年12月22日

  4. 満洲事変を契機とするソ連極東における気象観測網の拡大 査読有り

    寺山恭輔

    近現代東北アジア地域史研究NewsLetter (35) 1-16 2023年12月16日

  5. ソ連の不可侵条約政策ー日本とピウスツキのポーランドー 査読有り

    寺山恭輔

    西洋史研究 52 22-40 2023年11月30日

  6. ガマルニクのスターリンあて電報にみるソ連極東の国防力強化策(1932年前半) 査読有り

    寺山 恭輔

    東北アジア研究 27 31-83 2023年3月20日

    DOI: 10.50974/00136709  

  7. スターリン統治下ソ連における感染症対策:極東地方、シベリア鉄道におけるチフスとの闘い

    寺山恭輔

    ロシア・ユーラシアの社会 (1061) 38-83 2022年4月25日

  8. 1930年代初頭のソ連における潜水艦・魚雷艇建造と極東への輸送 査読有り

    寺山恭輔

    セーヴェル (38) 110-142 2022年3月31日

  9. 1930年代ソ連極東・シベリアの鉄道政策ー体系的輸送計画の構築ー 査読有り

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (26) 1-31 2022年2月28日

    DOI: 10.50974/00134013  

  10. 満洲事変にソ連の兵士、指揮官はどのように反応したのか? 査読有り

    寺山恭輔

    近現代東北アジア地域史研究会ニューズレター (33) 1-18 2021年12月10日

  11. 満洲事変とスターリン、ガマルニク

    寺山 恭輔

    スターリンの極東政策:公文書資料による東北アジア史再考 31-68 2020年3月4日

  12. ウズベキスタンにおける日本人抑留・日本人墓地

    寺山 恭輔

    ウズベキスタンを知るための60章 340-343 2018年5月

  13. 1920年代ソ連の極東政策 招待有り

    寺山恭輔

    二十世紀研究 (18) 25-57 2017年12月22日

  14. 1930年代を中心とするソ連の対モンゴル、新疆政策の類似点と相違点

    寺山恭輔

    麻田雅文編『ソ連と東アジアの国際政治1919-1941』 165-196 2017年2月17日

  15. 20世紀前半の極東アジア諸国による交通政策と社会変動

    寺山恭輔, 上野稔弘

    2015年度大学研究助成 アジア歴史研究報告書 公益財団法人JFE21世紀財団 199-217 2016年3月31日

  16. 日本・アジアから見たスターリン時代のソ連 査読有り

    寺山恭輔

    南塚信吾、秋田茂、高澤紀恵編『新しく学ぶ西洋の歴史―アジアから考える』 254-255 2016年2月15日

  17. Советская политика по развитию сети железных дорог на Дальнем Востоке в 1930-е гг.: военизация, политотделы, строительство вторых путей 国際共著

    ТЭРАЯМА КИОСУКЭ

    С.Папков, К.Тэраяма ед., Политические и социальные аспекты истории сталинизма. Новые факты и интерпретации 50-85 2015年2月10日

    出版者・発行元:Параллель, Новосибирск

  18. Советская политика в Монголии в 1930-е годы, Маньчжурский инцидент и усиление вмешательства СССР 国際共著

    Тэраяма Киосукэ

    Азиатская Россия и сопредельные государства 138-198 2013年8月1日

    出版者・発行元:Параллель, Новосибирск

  19. Советская политика в отношения Синьцзяня в 1930-е годы и японский фактор 国際共著

    Тэраяма Киосукэ

    Азиатская Россия и сопредельные государства 222-251 2013年8月1日

    出版者・発行元:Параллель, Новосибирск

  20. 抑留者、日本人墓地(第9章 日本との接点 第2節) 査読有り

    寺山恭輔

    帯谷知可、北川誠一、相馬秀廣編集『朝倉書店世界地理講座 アジアⅤ―中央アジア』 396-403 2012年10月30日

    出版者・発行元:朝倉書店

  21. 研究動向:戦前期ソ連の対日政策―既刊史料集の再検討 査読有り

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (15) 107-119 2011年3月10日

    出版者・発行元:東北大学東北アジア研究センター

    ISSN:1343-9332

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    研究動向Review Paper

  22. 反歴史捏造委員会設立とロシアにおける歴史観をめぐる闘争 査読有り

    寺山恭輔

    『日本国際問題研究所 ロシア研究会報告書』 134-150 2010年3月31日

  23. ソ連における検閲 査読有り

    寺山恭輔

    松井康浩編『20世紀ロシア史と日露関係の展望―議論と研究の最前線―』九州大学出版会 87-108 2010年3月31日

  24. 社会主義時代のシベリア・極東 査読有り

    寺山恭輔

    立川武蔵・安田喜憲監修『新世界地理』第二巻、境田清隆、佐々木史郎、岡洋樹編集『東北アジア』 140-149 2009年11月20日

    出版者・発行元:朝倉書店

  25. 論点開示「ロシア・ソ連の国境と国家:対モンゴル、フィンランド政策」2008年度西洋史研究会大会共通論題『現代連邦制の世界史的位相―解体と統合の諸相―』

    寺山恭輔

    『西洋史研究』 (新輯第38号) 167-176 2009年11月

    出版者・発行元:西洋史研究会

    ISSN:0386-9288

  26. 外交から見たロシアにおける政策決定過程

    寺山恭輔

    日本国際問題研究所ロシア研究会報告書 99-119 2009年3月31日

  27. ソ連におけるメディアと検閲~ボリシェヴィキの描くユートピア~:序論

    山田勝芳編集

    山田勝芳編『東北アジアにおけるユートピア思想の展開と地域の在り方についての総合的研究』(科学研究費(基盤B)「東北アジアにおけるユートピア思想の展開と地域の在り方についての総合的研究」研究成果報告書) 27-71 2009年3月20日

  28. ソ連における対日戦勝記念日

    寺山恭輔

    川島真、貴志俊彦編『資料で読む世界の8月15日』(山川出版社) 155-166 2008年7月31日

    出版者・発行元:山川出版社

  29. 革命ロシアからの密使と中国ーミュレル、ポポフ、ヴィレンスキー・シビリャコフ、ユーリン・ミッション、ポレヴォイ、ストヤノヴィチの活動を中心に

    寺山 恭輔

    初期コミンテルンと東アジア 177-231 2007年2月20日

    出版者・発行元:不二出版

  30. 戦間期のソ連西北部国境における民族問題とスターリンの政策:フィンランドとレニングラード、カレリア 査読有り

    寺山 恭輔

    史林 90 (1) 147-178 2007年1月1日

    出版者・発行元:史学研究会

    DOI: 10.14989/shirin_90_147  

    ISSN:0386-9369

  31. レザーノフ遣日使節団の提唱者、ロシア宰相ニコライ・ルミャンツェフ

    寺山 恭輔

    東北アジア研究シリーズ7 239-265 2006年6月30日

  32. ロシアにおける「田中上奏文」:満州事変をめぐるロシア史学の現状 査読有り

    寺山 恭輔

    ロシア史研究 (78) 38-45 2006年5月

    DOI: 10.18985/roshiashikenkyu.78.0_38  

  33. プーチンのロシア

    寺山 恭輔

    東北アジアアラカルト (16) 21-43 2006年3月

  34. スターリンと中東鉄道売却 査読有り

    寺山 恭輔

    江夏由樹、中見立夫、西村成雄、山本有造編集「中国東北地域史研究の新視覚」山川出版社。 154-184 2005年10月

    出版者・発行元:山川出版社

  35. 革命ロシアと中国:ミュレル、ポポフ、ヴィレンスキー・シビリャコフ

    寺山 恭輔

    科学研究費報告書:初期コミンテルンと東アジアに関する歴史文献学的研究 99-117 2005年4月1日

  36. スターリンと満州ー1930年代前半のスターリンの対満洲政策 査読有り

    寺山 恭輔

    東北アジア研究 9 (9) 89-110 2005年3月28日

    出版者・発行元:東北大学東北アジア研究センタ-

    ISSN:1343-9332

  37. ロシアにおける中国学、モンゴル学の歩みと資料収集

    寺山 恭輔

    磯部彰編、「東アジア出版文化研究」 295-330 2004年12月

  38. ソ連崩壊後のロシア極東発行の新聞、雑誌に見られる新史実の発掘

    寺山 恭輔

    平成13年度ー平成15年度科学研究費補助金(基盤研究B2)研究成果報告書 3-39 2004年3月31日

  39. 日本人漂流民の子孫と名乗るソ連外交官キセリョフ

    寺山 恭輔

    窓 (126) 7-13 2003年9月

  40. 9.11テロ後のロシアと世界

    寺山 恭輔

    北川誠一編、「中東欧とロシア」(平成14年度教育共同研究プロジェクト経費成果報告書) 85-101 2003年9月

  41. Советская мобилизационная политика на Дальнем Востоке в начале 1930-х гг. 国際共著 査読有り

    Тэраяма Киосукэ

    Урал и Сибирь в сталинской политике(Сибирский Хронограф, Новосибирск) 98-125 2002年4月

  42. 第二次世界大戦時のソ連における捕虜問題に関する最近の研究

    寺山 恭輔

    北海道大学スラブ研究センター報告シリーズ 81 (81) 38-55 2002年3月29日

    出版者・発行元:北海道大学

  43. 1930年代初頭のソ連の対新疆政策 査読有り

    寺山 恭輔

    東北アジア研究 (6) 103-120 2002年3月

  44. 駐日ソ連全権代表トロヤノフスキーと1932年の日ソ関係 査読有り

    寺山 恭輔

    東北アジア研究 (5) 67-91 2001年3月

  45. ソ連極東における鉄道政策(二)-バムと鉄道軍特別軍団- 査読有り

    寺山 恭輔

    西洋史学論集 (38) 80-97 2000年12月31日

    出版者・発行元:九州西洋史学会

    ISSN:0386-9261

  46. ソ連時代に関する史料の発掘・回想・研究(1990年代のロシア):文献目録

    寺山 恭輔

    北川誠一編、「旧ソ連圏における市民的アイデンティティの研究」(平成11年度教育研究共同プロジュクト経費 成果報告書 東北大学) 75-119 2000年3月

  47. ソ連極東における動員政策:1931-1934年 査読有り

    寺山 恭輔

    ロシア史研究 (66) 61-82 2000年

  48. Военизация(Милитаризация) Железных дорог на Дальнем Востоке СССР(1931-1934) 査読有り

    Тэраяма Киосукэ

    Гуманитарные Науки в Сибири (2) 35-39 1999年6月

  49. Soviet Policies toward Mongolia after the Manchurian Incident : 1931-1934 国際共著

    Terayama Kyosuke

    Facets of Transformation of Northeast Asian Countries : Northeast Asian Studies Series1 37-66 1998年12月31日

  50. ソ連極東における鉄道政策:軍事化と政治部設置(1931-34年) 査読有り

    寺山 恭輔

    西洋史学論集 (36) 1-18 1998年12月31日

  51. 満州事変とソ連における「備蓄」の構築 査読有り

    寺山 恭輔

    東北アジア研究 2 (2) 173-198 1998年3月31日

    ISSN:1343-9332

  52. The Manchurian incident and the Soviet reserves policies

    TERAYAMA Kyosuke

    Russia and Japan : A historical survey 93-100 1998年

  53. Ответ на угрозу: Советский Дальний Восток в начале 30-х гг.

    Тэраяма Киосукэ

    Эко (7) 155-160 1997年8月

  54. 1930年代初頭のソ連における内政と外交 -満州事変への対応を中心に- 査読有り

    寺山 恭輔

    ロシア史研究 (60) 63-72 1997年

  55. 一九三〇年代初頭のソ連の対日政策-満州事変をめぐって- 査読有り

    寺山 恭輔

    ロシア研究 (25) 88-101 1997年

    出版者・発行元:日本国際問題研究所

    ISSN:0918-7030

  56. 1920~30年代のカレリア.ムルマンスク 査読有り

    寺山 恭輔

    西洋史学論集 (34) 84-98 1996年12月31日

  57. Маньчжурский Инцидент и СССР 査読有り

    Тэраяма Киосукэ

    Acta Slavica Iaponica (Slavic Research Center, Hokkaido University) 14 179-198 1996年3月

  58. 不可侵条約をめぐる満州事変前後のソ日関係 査読有り

    寺山 恭輔

    史林 74 (4) 62-95 1991年12月31日

    出版者・発行元:学術雑誌目次速報データベース由来

    DOI: 10.14989/shirin_74_522  

    ISSN:0386-9369

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MISC 35

  1. ロシアの史料館(公文書館)における史料収集

    寺山恭輔

    東北アジアの自然と文化2 149-153 2023年1月20日

  2. リトビネンコ事件とプーチン政権の行方

    寺山恭輔

    東北アジアの自然と文化2 55-58 2023年1月20日

  3. スターリンとモンゴル、新疆

    寺山恭輔

    東北アジアの自然と文化2 51-54 2023年1月20日

  4. 偽旗男プーチンのロシア

    寺山恭輔

    東北大学東北アジア研究センターニューズレター (93) 2-3 2022年6月28日

  5. 書評:塩川伸明『歴史の中のロシア革命とソ連』有志舎、2020年。

    寺山恭輔

    歴史評論 (859) 85-89 2021年11月

  6. 書評:История Дальнего Востока России, том 3, книга 3: Дальний Восток СССР: 1941-1945 гг., Владивосток, Дальнаука, 2020. 944с. 査読有り

    寺山恭輔

    セーヴェル (37) 228-238 2021年4月

  7. 書評:Василий Авченко, Фадеев, Москва, Молодая Гвардия, 2017. 366с.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (25) 97-104 2021年3月18日

  8. 公文書資料からわかるロシアの極東政策ーロシアの公文書資料をもとにした近現代史研究の新たな展開ー

    寺山恭輔

    地理 65 (7) 44-48 2020年7月1日

  9. スターリンと農業集団化・工業化

    寺山 恭輔

    論点・西洋史学 252-253 2020年4月30日

  10. ロシア革命とソ連邦の成立

    寺山 恭輔

    論点・西洋史学 250-251 2020年4月30日

  11. 書評「История Дальнего Востока России, том 3, книга 2: Дальний Восток России в эпоху советской модернизации: 1922-начало 1941 года, Владивосток, Дальнаука, 2018. 656с.」

    寺山 恭輔

    西洋史学論集 (57) 69-73 2020年3月31日

  12. 書評:С.Л.Кузьмин, Ж.Оюунчимэг, Вооружённое восстание в Монголии в 1932 г ., Москва, Издательство МБА, 2015.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (20) 203-211 2016年2月29日

    出版者・発行元:東北大学東北アジア研究センター

    ISSN:1343-9332

  13. 第24回近現代東北アジア地域史研究会大会報告「1930年代を中心とするソ連の対モンゴル、新疆政策の類似点と相違点」

    寺山恭輔

    近現代東北アジア地域史研究会ニューズレター (27) 110-113 2015年12月12日

    出版者・発行元:近現代東北アジア地域史研究会

    ISSN:1345-1596

  14. 書評Н.Г.Кулинич, Повседневная культура горожан советского Дальнего Востока в 1920-1930-е годы, Хабаровск: Издательство Тихоокеанского государственного университета, 2010. 375с.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (19) 227-237 2015年2月16日

    出版者・発行元:東北大学東北アジア研究センター

    ISSN:1343-9332

  15. 書評Е.Н.Чернолуцкая, Принудительные миграции на советском Дальнем Востоке в 1920-1950-е гг., Владивосток: Дальнаука. 2011. 512с.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (19) 219-226 2015年2月16日

    出版者・発行元:東北大学東北アジア研究センター

    ISSN:1343-9332

  16. スターリンの倍返し。一白系ロシア人の見た新疆―書評:Ю.Понькин, Путь Отца, Сиднеи, 1999.

    寺山恭輔

    セーヴェル (30) 181-188 2014年3月30日

    出版者・発行元:ハルビン・ウラジオストクを語る会

    ISSN:1883-5287

  17. 書評:富田武『シベリア抑留者たちの戦後 冷戦下の世論と運動 1945-56年』人文書院、2013年

    寺山恭輔

    週刊読書人 4-4 2014年2月28日

  18. 書評:Н.И.Дубинина, Дальний Восток Яна Гамарника, Хабаровск, 2011.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (18) 175-185 2014年2月19日

  19. 書評E. A. Rees, Iron Lazar: a political biography of Lazar Kaganovich, London, 2012.

    寺山恭輔

    西洋史研究 (新輯第42) 157-168 2013年11月1日

    出版者・発行元:西洋史研究会

    ISSN:0386-9288

  20. 書評:О.Б.Мозохин, Противоборство: спецслужбы СССР и Японии (1918-1945),Москва, 2012.

    寺山恭輔

    ロシア史研究 93 (93) 83-87 2013年11月1日

    出版者・発行元:ロシア史研究会

    DOI: 10.18985/roshiashikenkyu.93.0_83  

    ISSN:0386-9229

  21. 紹介:鶴見太郎『ロシア・シオニズムの想像力 ユダヤ人・帝国・パレスチナ』東京大学出版会、2011年

    寺山恭輔

    西洋史研究 130-137 2012年11月15日

  22. 書評:島田顕『ソ連・コミンテルンとスペイン内戦』れんが書房新社、2011年。

    寺山恭輔

    ロシア史研究 2012年

  23. 書評:富田武『戦間期日ソ関係:一九一七-一九三七』岩波書店(二〇一〇年一月)

    寺山恭輔

    ロシア史研究 (87) 40-44 2010年12月1日

  24. 書評:V.ザスラフスキー『カチンの森:ポーランド指導階級の抹殺』根岸隆夫訳、みすず書房、2010年

    寺山恭輔

    週刊読書人 2010年9月3日

  25. 書評R.メドヴェージェフ『スターリンと日本』(佐々木洋【対談・評注】、海野幸男【訳】)現代思潮新社、2007年、258頁。

    寺山恭輔

    ロシア・ユーラシア経済ー研究と資料ー (915) 44-48 2008年10月

    出版者・発行元:ユーラシア研究所

    ISSN:1882-0042

  26. 現代ーロシア・東欧・北欧

    寺山 恭輔

    史学雑誌:2007年の歴史学会ー回顧と展望ー 117 (5) 379-384 2008年5月20日

  27. プーチンのロシアをめぐる邦語文献

    寺山恭輔

    東北アジアアラカルト (16) 44-59 2006年3月

  28. 書評:Лубянка.Сталин и ВЧК-ГПУ-ОГПУ-НКВД Январь1922-декабрь 1936, Москва, 2003, 912с.

    寺山恭輔

    ロシア史研究 74 (74) 130-130 2004年3月31日

    出版者・発行元:ロシア史研究会

    DOI: 10.18985/roshiashikenkyu.74.0_130  

  29. A.A.キリチェンコ「シベリア抑留死亡者名簿」

    А.А.Киричен, 編集協力, 寺山

    東北アジア研究センター叢書 (12) 1-777 2003年3月31日

  30. 書評:Ред.,Н.Н.Волховитинов, «История Русской Америки», т.3,1999.

    寺山恭輔

    東北アジア研究 (6) 293-304 2002年3月31日

    出版者・発行元:東北アジア研究センター、東北大学

  31. 翻訳:Тамара Есенова, «Русская разговорная речь в Калмыкии и вопросы культуры речи»、タマーラ・エセノヴァ「カルムィクにおけるロシア語の話し言葉と正しい言葉づかいの諸問題」

    寺山恭輔

    東北アジア研究 6 (6) 121-141 2002年3月31日

    出版者・発行元:東北アジア研究センター、東北大学

    ISSN:1343-9332

  32. 翻訳:B.N.スラヴィンスキー「1951年のサンフランシスコ平和条約と今日の日露関係」

    寺山恭輔

    東北アジアアラカルト『新世紀の東北アジアー日中露三国をめぐる国際関係の歴史と将来』 (4) 15-24 2001年3月31日

    出版者・発行元:東北アジア研究センター、東北大学

  33. 翻訳:V.L. ラーリン「ロシア極東地域の利益、将来性からみた中国と日本」

    寺山恭輔

    東北アジアアラカルト『新世紀の東北アジアー日中露三国をめぐる国際関係の歴史と将来』 (4) 25-40 2001年3月31日

    出版者・発行元:東北アジア研究センター、東北大学

  34. 書評:R.W.Davies, Crisis and Progress in the Soviet Economy,1931-1933,London,1996,610pp.

    寺山恭輔

    ロシア史研究 64 (64) 90-91 1999年3月31日

    出版者・発行元:ロシア史研究会

    DOI: 10.18985/roshiashikenkyu.64.0_90  

    ISSN:0386-9229

  35. 書評:富田武『スターリニズムの統治構造』岩波書店、1996年。

    寺山恭輔

    現代史研究 (43) 90-95 1997年12月

    出版者・発行元:現代史研究会

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書籍等出版物 20

  1. スターリンの極東政策 : 公文書資料による東北アジア史再考

    寺山, 恭輔

    古今書院 2020年3月

    ISBN: 9784772253116

  2. スターリンとモンゴル1931-1946

    寺山, 恭輔

    みすず書房 2017年3月27日

    ISBN: 9784622085980

  3. スターリンと新疆 : 1931-1949年

    寺山, 恭輔

    社会評論社 2015年3月25日

    ISBN: 9784784513529

  4. Политические и социальные аспекты истории сталинизма : новые факты и интерпретации

    С.Папков, К.Тэраяма ед

    РОССПЭН,Tohoku University 2015年3月

    ISBN: 9785824319477

  5. Азиатская Россия и сопредельные государства

    С.Папков, К.Тэраяма ред

    Ин-т истории СО РАН, Параллель 2013年3月

    ISBN: 9785989011216

  6. 20世紀ロシア史と日露関係の展望 : 議論と研究の最前線

    松井, 康浩, 佐藤, 正則, 浅岡, 善治, 寺山, 恭輔, 佐藤, 芳行, 上垣, 彰, Baryshev, Ėduard Anatol︠evich, 岩下, 明裕

    九州大学出版会 2010年3月

    ISBN: 9784798500126

  7. ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第五集『東北アジア研究叢書』第39号(249頁)

    監修平川新, 編集寺山恭輔, 畠山禎, 小野寺歌子

    東北アジア研究センター 2010年2月24日

    ISBN: 9784901449656

  8. ロシア極東の形成 : N.I.ドゥビーニナ著『プリアムール総督』三部作より

    寺山, 恭輔

    東北大学東北アジア研究センター 2010年1月

    ISBN: 9784901449625

  9. ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第四集『東北アジア研究センター叢書』第36号(285頁)。

    平川新監修, 編集寺山恭輔, 小野寺歌子, 畠山禎

    東北大学東北アジア研究センター 2009年3月31日

    ISBN: 9784901449588

  10. ロシアの北太平洋進出と日本 : 『ロシア領アメリカの歴史』より

    寺山, 恭輔, 斎藤, 由佳, 前田, ひろみ

    東北大学東北アジア研究センター 2009年3月

    ISBN: 9784901449526

  11. 1930年代ソ連の対モンゴル政策 : 満州事変からノモンハンへ

    寺山, 恭輔

    東北大学東北アジア研究センター 2009年3月

    ISBN: 9784901449519

  12. 資料で読む世界の8月15日

    川島, 真, 貴志, 俊彦

    山川出版社 2008年7月

    ISBN: 9784634640283

  13. ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係 第三集(231頁)

    平川新監修, 寺山恭輔, 畠山禎, 小野寺歌子編集

    東北大学東北アジア研究センター 2008年3月31日

  14. ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係・第二集(208頁)

    平川新監修, 寺山恭輔, 畠山禎, 小野寺歌子他

    東北大学東北アジア研究センター 2007年3月31日

  15. 初期コミンテルンと東アジア

    初期コミンテルンと東アジア, 研究会, 劉, 孝鐘, 山内, 昭人, 石川, 禎浩, 水野, 直樹, 生駒, 雅則, 寺山,恭輔

    不二出版 2007年2月

    ISBN: 9784835057552

  16. 開国以前の日露関係 : 東北アジア研究センターシンポジウム

    平川新, 松本英治, 有泉和子, 森永貴子, 秋月俊幸, 和田春樹, 菊池勇夫, 寺山恭輔

    東北大学東北アジア研究センター 2006年6月

    ISBN: 4901449346

  17. 三人の大統領とソ連・ロシアーペレストロイカ、ソ連崩壊、再興ー

    セルゲイ・パプコフ, 畠山禎, 寺山恭輔

    東北大学東北アジア研究センターアラカルト第16号 2006年4月1日

  18. 近代中国東北地域史研究の新視角

    江夏, 由樹, 中見, 立夫, 西村, 成雄, 山本, 有造, 黒瀬, 郁二, 塚瀬, 進, 小林, 英夫, 寺山, 恭輔, 田嶋, 信雄, 石井, 明, 井村, 哲郎, 丸山, 鋼二

    山川出版社 2005年10月

    ISBN: 463467453X

  19. ロシア史料にみる18-19世紀の日露関係・第一集(203頁)

    平川新, 寺山恭輔, 藤原潤子, 伊賀上菜穂, 畠山禎

    東北大学東北アジア研究センター 2004年3月31日

  20. シベリアの過去と未来(153頁)

    L.S.ヤノヴィチ, 学術出版と“シベリア, クロノグラフ”について」, L.S.トルス「ノヴォシビルスクの“メモリアル”, その歴史概観, V.A.ラーミン, N.N.ポクロフスキー「シベリア史研究の今日的状況, V.A.スクブネフスキー「アルタイ国立大学におけ, 代)」、V.P.ジノヴィエフ「トムスク国立大学におけるシベリ, 代)」、L.M.ダメシェク「イルクーツク国立大学におけるシベリ, 代)」、I.S.クズネツォフ「ノヴォシビルスク国立大学祖国史学科におけるシベリア史研究, V.V.クレショフ, V.E.セリヴェルストフ, V.M.チスチャコフ, 世紀転換期のノヴォシビルスク州, ノヴォシビルスク市経済, V.E.セリヴェルストフ, V.I.イヴァンコフ, V.I.クリストリン, 地域間連合, シベリアの合意, その活動の基本原則と活動方針, T.D.スクルィンニコヴァ「ブリヤートの伝統的政治文化と現代における民族的帰属意識, E.L.フロロヴァ「ノヴォシビルスクにおける日本語の学習, 歴史, 現状, 発展計画

    東北大学東北アジア研究センターアラカルト 2000年3月31日

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講演・口頭発表等 17

  1. 1920 年代ソ連の極東政策:統治体制転換後のモスクワと地方の相互関係 招待有り

    寺山恭輔

    2017 年度京都大学現代史研究会 2017年7月29日

  2. ノモンハン事件からモンゴル独立へ:スターリンの対モンゴル政策 国際会議

    東北アジア研究センター創設20周年記念国際シンポジウム 2015年12月5日

  3. Политические и повседневные аспекты сталинизма: новые факты и интерпретации 国際会議

    Российско-японский симпозиум 2014年12月22日

  4. 1930年代を中心とするソ連の対モンゴル、新疆政策の類似点と相違点

    近現代東北アジア地域史研究会大会 2014年12月6日

  5. Азиатская Россия и сопредельные государства 国際会議

    Российско-японский научный симпозиум 2013年3月23日

  6. 合評会

    ロシア史研究会 2010年7月24日

  7. 「反歴史捏造委員会」とロシア

    日本国際問題研究所ロシア研究班 2009年7月30日

  8. 1930年代後半のソ連極東における動員政策

    西日本ロシア・東欧史研究者集会 2009年3月7日

  9. 外交からみた現代ロシアにおける政策決定過程

    日本国際問題研究所ロシア研究会 2008年12月2日

  10. 論点開示「ロシア・ソ連の国境と国家」共通論題『現代連邦制の世界史的位相―解体と統合の諸相―』

    2008年度西洋史研究会大会 2008年11月23日

  11. 1930年代ソ連の対モンゴル政策

    20世紀と日本研究会 2008年8月9日

  12. ソ連西北部国境における民族政策とスターリンの政策

    京都大学史学研究会例会 2006年4月22日

  13. プーチンのロシア

    セルゲイ・パプコフ

    東北大学東北アジア研究センター公開講演会「三人の大統領とソ連・ロシア:ペレストロイカ、ソ連崩壊、再興」 2005年12月3日

  14. 満州事変前後の日ソ関係

    ロシア史研究会2005年度大会 2005年10月22日

  15. ソ連における総動員体制構築の始まり:満州事変への対応をめぐって

    日韓歴史共同研究委員会第三分科委員会(近現代史) 2004年3月26日

  16. 極東ソ連における動員政策 国際会議

    ウラル・シベリアにおけるスターリンの政策 2002年2月

  17. 1930年代初頭のソ連の対モンゴル政策 国際会議

    シンポジウム:モンゴル文書史料の世界 1997年10月25日

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共同研究・競争的資金等の研究課題 19

  1. 1930年代スターリン統治下ソ連極東の総合的研究

    寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grants-in Aid for Scientific Research

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    2022年4月 ~ 2025年3月

  2. スターリン統治下のソ連極東に関する基礎的研究

    寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2017年4月 ~ 2020年3月

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    本研究は1920年代から1945年に至る時期のスターリン統治下のソ連の極東政策に焦点をあてている。特に1931年の満洲事変と翌年の満洲国の建国は、反共的で敵対的な「国家」がソ連極東に隣接して急に出現したため、スターリン体制にきわめて多きな影響を及ぼした。ソ連の安全保障にとって死活的なこの問題を重視しつつ、本研究はスターリンとその指導下に活動していたソ連の最高決定機関たる政治局によるソ連極東政策を分析している。

  3. 戦間期ソ連社会の軍事化に関する基礎的研究

    寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research

    研究機関:Tohoku University

    2015年4月 ~ 2018年3月

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    本研究は、国際環境の悪化する1930年代のソ連で、老若男女を問わない国家総動員体制の中核の役割を担い、国民に軍事的知識の啓蒙、教育を行ったオソアヴィアヒムの誕生から独ソ戦争開始までの時期に焦点をあて、総括的な論文の作成を目指している。ソ連時代に執筆された学位論文を含む研究及びソ連崩壊後の公文書館史料に基づいた研究をリストアップし、これまでの研究を総括した。それと同時に文書館における史料収集を進め、ロシア国立社会政治史史料館で政治局文書の収集をかなり進め、ロシア国立連邦史料館のオソアヴィアヒム・フォンド(8355番)から、 参照すべきファイルを整理することができた。

  4. 1920-40年代の中国・ソ連における民族政策の比較研究

    上野 稔弘, 寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2009年4月 ~ 2014年3月

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    本研究課題では主に中国の新疆における1920~40年代にかけての中華民国とソ連の辺疆民族政策の展開およびその相互影響を検証すべく、国内外の諸機関を訪問し、関連する公文書等の一次史料を重点的に検索・閲覧・収集・分析した。 これによりソ連が盛世才統治期を中心に新疆に対して積極的に関与し、影響を強めて資源開発にも着手していた状況、および中国側の辺疆統合構想の変遷や、ソ連の辺疆における影響に対する反応等について、史料的裏付けをとるとともに、いくつかの新しい知見を得ることができた。

  5. スターリン時代のソ連国境地帯における民族問題と統治政策に関する基礎的研究

    寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

    研究機関:Tohoku University

    2007年4月 ~ 2009年3月

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    スターリン体制確立期にあたる1930年代について、主要な決定機関たる政治局の諸決定を特別ファイルを含めてほぼくまなく収集したが、その他の史料館の史料も利用しながら、最初の事例としてソ連のモンゴル政策について本にまとめた。当該問題に関連して、秘密警察その他これまでアクセスの困難であった史料を利用した多くの著作を収集し、アルヒーフ史料とともに、新疆、ソ連極東地域について著作を準備中である。その他の地域についてもまとめる作業を行っている。

  6. 東北アジアにおけるユートピア思想の展開と地域の在り方についての総合的研究

    山田 勝芳, 平川 新, 岡 洋樹, 寺山 恭輔, 高倉 浩樹

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2005年4月 ~ 2008年3月

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    東北アジア各地域の政権の正統性や地域の独自性を特徴づけている大小様々な政治的・社会的な各種ユートピア理念を探り、特に20世紀のボルシェビィキ的共産主義国家では厳しい監視・検閲体制が自らのユートピア性を国内外に示すために機能していたが、それはトマス・モア『ユートピア』の精神と同様であり、ひいては中国古代以来存在した相互監視体制とも同性質のものであること、また日本におけるアジア主義も含めて、それらユートピア理念が地域の在り方に大きく影響していることを解明した。

  7. 開国以前の日露関係に関する研究

    平川 新, 寺山 恭輔, 畠山 禎

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2005年 ~ 2007年

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    本研究では、幕末開国以前の日露関係を研究するために、主としてロシア側史料の収集を行った。日本における日露関係史の研究は、言語の壁もあって日本側の記録でおこなわれることが多かったからである。まだ日本の学界に紹介されていないロシア側史料を収集し、それを翻訳刊行して日露関係史の研究条件を改善しようというのがプロジェクトのねらいであった。2004年に出版した『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第1集に引き続き、本研究期間に次の2冊の続編を刊行した。 *『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第2集(2007年3月刊行) 1760年代から1790年代までの49点を収録した。内容は、ロシアが千島列島を南下して日本に接近してくる過程の史料が中心。帝国ロシアや毛皮商人によるアリュート人やアイヌ支配の進展なども具体的に把握可能であり、日本人漂流民大黒屋光太夫を根室に送還した遣日使節ラクスマン関係の史料も収録した。 *『ロシア史料にみる18〜19世紀の日露関係』第3集(2008年3月刊行) 1701年1762年までの史料54点を収録した。ロシアがカムチャツカ半島を征服し、北太平洋地域へと雄飛していく時期である。これまでに発見された日本人漂流民のもっとも古い記録をはじめ、コサック隊がカムチャツカを足場に千島列島を南下してくる過程の報告書、ロシアの版図を一挙に拡大させたべーリング探検隊の準備過程からの記録、その分隊として組織されたシパンベルグの日本探検隊の記録など、日本の北方世界で展開した特徴的な動きを知ることができる。

  8. スターリンの対日政策に関する基礎的研究:1931-1953年

    寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Exploratory Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Exploratory Research

    研究機関:Tohoku University

    2004年4月 ~ 2006年3月

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    ・ソ連の外交史料館では、主として1930年代に駐日全権代表を勤めたユレネフが残した外交日誌を分析した。東京で面会した政治家、外交官、知識人、新聞記者らとの会談内容が克明に記録されており、日本側の日記、回想録、書簡と照合、比較・検討することにより日ソ双方の考え方を立体的に考察することが可能となる。ただし、平成17年度にモスクワのロシア外務省公文書館で行った調査時に、次回訪問時の引渡しを約束して関連文献の複写を請求していたのだが、平成18年9月に同館を再訪したところ、文書館の勝手な方針変更(コピー請求枚数の事後的な制限、文書史料へのアクセス自体への制限等)のためコピーを得ることができず、本来の計画通りに研究を遂行できなかった。ロシアにおける外交分野に関する史料収集の困難さを改めて痛感した。これからの研究にも支障をきたす可能性があるため、この問題への対応をめぐって、ロシアの研究者とも連絡をとりながら対応策を検討中である。 ・戦後10年間の日ソ関係に関して、終戦記念日(日本及び朝鮮半島における8月15日とソ連、中国における9月3日)に焦点をあてた論考を執筆し、スターリンの対日政策の変化、彼の死後に訪れた変化について考察した。2007年8月に出版される予定である。 ・平成18年度は、9月に約1ヶ月間モスクワに滞在し、ロシア外務省外交史料館、ロシア連邦国家史料館、ロシア国立図書館等で史料収集にあたったが、上述した通り、外交史料館での史料収集は実り多いものとはいえなかった。一方で、ロシア連邦国家史料館では、迅速な対応のおかげで人民委員会議関連の多数の史料を閲覧、収集することができた。また、ロシア政治社会史史料館では政治局の対日・対極東政策に関する史料を収集し、現在も内容の分析を続行中である。 ・図書館では関連文書の複写をするとともに、ロシア滞在中にはスターリン時代を中心に、ソ連史に関連した文献を広く収集できた。

  9. 戦間期シベリア、モンゴルの政治、社会システムの改編:1917-1941年

    寺山 恭輔, 栗林 均, 岡 洋樹, 高倉 浩樹

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku University

    2001年4月 ~ 2004年3月

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    寺山はシベリア、極東各地(ノヴォシビルスク、イルクーツク、ブラゴヴェシチェンスク、チタ、ハバロフスク)の史料館を訪問して史料を収集したほか、ハバロフスクでは極東各地で出版されている雑誌、新聞を大量に収集することができた。報告では、これらの史料を活用し、1930年代に強化されていく鉄道網の建設や国防・金採掘産業の拡大、それに利用された囚人労働の強化、様々な組織で極東問題にかかわった著名人物、戦後の日本人抑留者問題などについて、新事実や極東現代史探求の傾向についてまとめた。モンゴルではモンゴル文字からラテン文字、さらに現代のキリル文字へと文字表記が変遷したが、栗林は1941年のキリル文字の正書法作成に中心的な役割を果たしたダムディンスレン教授による論説を二点紹介している。モンゴル語をラテン文字化する際に弱化母音を表記しない方式を提唱した1940年の論説と、同様の原則によるキリル文字への全面的な移行を前にキリル文字正書法の特徴をまとめた1945年の論説である。岡はウランバートルの史料館で史料を収集し、1921年成立のモンゴル人民政府が実行し、清代のモンゴルの社会構造解体の画期となった行政統治制度改革について、佐領、随丁、タイジによって構成される旗の身分構造が改革の対象ではなく、近年岡自身が明らかにしてきたオトグ、バグと呼ばれるタイジ分枝集団の属民統治組織が、新たに編成されたソムへと受け継がれていったという点をある地方の具体的事例をもとに実証しようとした。高倉はヤクーツクでフィールドワークを実施した他、帝政時代から革命をへてソ連時代を通じたサハ(ヤクート)研究の歴史を概観し、ことに1920-30年代はサハ人の民族学者が初めて学術研究を展開し始めた時期として注目、近年再び脚光を浴びつつある代表的なサハ人知識人3人、すなわちニキーフォロフ、クラコフスキー、クセノフォントフ及び体制派知識人の活動、生涯に焦点を当てて、サハ研究におけるこの時代の持つ意味を明らかにした。

  10. 初期コミンテルンと東アジアに関する歴史文献学的研究

    石川 禎浩, 水野 直樹, 山内 昭人, 寺山 恭輔, 劉 孝鐘, 江田 憲治

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Kyoto University

    2002年 ~ 2004年

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    3年間にわたってモスクワなどで文献資料を収集し、研究分担者がそれぞれに分析を加え、それぞれの分担分野にかんして、総合的な整合性を保ちつつ、報告論文集としてとりまとめることとなった。 研究代表者である石川は、この2年間にわたって集積したデータをもとに、中国の共産主義運動とコミンテルンにかかわる論文を執筆、発表する一方、平成16年9月には北京で、また12月には上海で、合計5度(中国社会科学院近代史研究所、上海大学、華東師範大学、中共"一大"会址記念館など)にわたって本テーマに関連する連続学術講演会を行い、主に中国の国際共産主義運動史研究者、中国共産党党史研究者を対象として、本研究によって得られた知見を発表した。中国語で行われたこの連続講演会は、大きな反響を呼び、講演報告が『上海革命史研究与資料』第4輯に収録されることとなった。このほか、中国側研究者から継続的に学術情報交換を行うよう要請されている。本研究の報告論文集の構成(予定)は、以下のようになる見込みである。 序章(コミンテルンと東アジア)-山内 第1章 コミンテルン極東書記局の成立過程-劉 第2,3章 初期コミンテルンと日本-山内 第4章 ソヴェト・ロシアの極東への使者-寺山 第5章 コミンテルン初期大会の中国代表-石川 第6章 コミンテルン初期大会の朝鮮代表-水野 第7章 初期コミンテルンとモンゴル-生駒雅則(研究協力者)

  11. 旧ソ連およびロシアにおけるモンゴル学関係出版物の書誌学的研究

    栗林 均, 寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

    研究機関:Tohoku University

    2001年 ~ 2004年

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    本研究は、東洋学およびモンゴル学の分野で輝かしい研究の伝統を有する旧ソ連およびロシアで出版されたモンゴル研究、特に言語研究に関する書目を調査し、その目録を作成し、印刷物および電子化媒体の形で公開することを目的としている。この場合の「モンゴル」はモンゴル国のモンゴル語だけでなく、ロシア共和国内のブリヤート語、カルムイク語、中国内のダグル語、ドゥンシャン語、バオアン語、モングォル語、シラ・ユグル語、アフガニスタンのモゴール語等、すべてのモンゴル系の言語・方言が含まれる。 平成13〜14年度においては、主に1990年代以降にロシア国内で出版されたモンゴル語関係の図書・論文を収集整理するとともに、ロシアの研究機関、研究者とコンタクトを取り、情報を収集した。特にブリヤートやカルムイクにおける地方出版物の調査に力を注いだ。研究分担者の寺山は歴史学関連の出版情報を調査した。平成15〜16年度には、調査の時代を20世紀後半(第2次世界大戦以降)に広げ、モスクワおよびノボシビルスクで資料収集および文献調査を行った。 また、ブリヤートとカルムイクの研究者とは、電子メールおよび郵便によって連絡を取り合い、それぞれの地域で出版されたモンゴル学関係の文献に関する情報を収集し、目録として整理した。それらの文献に関しては日本の大学図書館や専門図書館に保管されているかどうかに関して調査を行ない、可能な限り実物を確認する作業を行った。 20世紀後半のソ連時代のモンゴル語研究の特色としては、モンゴル語をチュルク語や満洲・ツングース語と比較して系統を探るアルタイ言語学が盛んに行われていたことが特徴である。 調査によって得られた書誌学的情報は年代別、地域別に分類してデータベース化して公開する準備を整えた。

  12. 蘭学関係科学書の出版状況の研究

    吉田 忠, 寺山 恭輔

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas

    研究機関:Tohoku University

    2001年 ~ 2004年

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    1)江戸時代における蘭学関係科学書の出版状況を調べるために、天文暦算書、物理・化学書、航海術書、砲術書について数量的調査を行った。分析の対象とした点数はそれぞれ、天文暦算関係書333点、化学書84点、物理書11点、航海術書8点、砲術書262点である。 2)天文暦算書333点では、暦書類が45%を占め、以下天文一般書33%、須弥山説16%、その他6%である。その継時的変化の分析では、19世紀には天文暦算関係書の出版点数が18世紀に比べ倍増していることが判明した。この増加の傾向は既に18世紀の第四半世紀に現れているが、19世紀にはいっそう顕著となる。おおまかな傾向としては、江戸時代前半は暦書類の出版が、後半は天文書一般の刊行が優勢であり、その転換点は安永・天明期にある。須弥山説関係書は幕末に出版点数が著しい。 3)物理学・航海術関係書はサンプル数が稀少のため、有意義な分析結果が得られないと判断される。ただ安政年間に天文方による西洋航海術書の翻訳・研究が見られ、従来の天文学のみならず、時代の要請に天文方が応えようとした姿勢が認められる。化学書では、舎密または舎密加という文字が題名にみえる書の総数は44%にのぼり、そのうち65%弱の書が宇田川榕庵の著書で、江戸時代西洋化学導入における榕庵の役割がいかに大きいかが判明する。 4)兵学の中でも、西洋兵学導入の糸口をつけた砲術を取り上げ調査・分析した。17世紀前半は総点数の14%とかなりの数をみせるが、以後中だるみの趨勢を示し、19世紀になって一挙に67%へと増大する。これはそれまで200年間の累積点数の約2倍にあたり、18世紀末から19世紀はじめのロシアの南下やイギリスの進出による対外関係への危機意識の表れとみなされる。このことより、一般に言われる幕末の蘭学が兵学・軍事科学中心へと転化したという説が裏付けられる。

  13. 前近代における日露交流資料の研究

    平川 新, 塩谷 昌史, 寺山 恭輔, 吉田 忠, 藤原 潤子

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants-in-Aid for Scientific Research

    研究種目:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

    研究機関:Tohoku Universty

    2000年 ~ 2002年

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    三年間にわたる前近代の日露交流資料に関する調査研究は、以下に示すような大きな成果をあげた。 一つは、16世紀から顕著になるロシアの東方進出の過程、とりわけカムチャッカ半島から千島列島を南下して日本に接近するプロセスや、日露交流に関するを示すたくさんのロシア語史料(公刊・未公刊を含めて)の存在を確認し収集できたことである。 二つは、これらの収集史料の翻訳を進めていることである。多量であるために相当の時間と翻訳料を必要としているが、翻訳文が史料集として公刊されると、それは日露関係史の研究にとって基礎史料集としての価値をもつことになるであろう。なお、ロシア語の翻訳文は、東北アジア研究センターの研究叢書としてできるだけ早く刊行する予定である。 三つは、ロシア科学アカデミーの歴史研究者の協力を得て本プロジェクトを遂行したが、これは今後の日露の歴史研究者の交流を発展させ、日本とロシアの関係に関する研究を深める効果をもたらすことになるだろう。 四つは、江戸時代にロシアに漂着した日本人漂流民の子孫をロシアにおいて発見したことである。今後、子孫の調査を進めることによって日本人漂流民がロシアにおいてどのような運命をたどり、どのようにしてロシアに定着していったのかが、さらに判明することになるだろう。

  14. 1930年代のソ連極東―スターリン体制下の一地域の考察― 競争的資金

    寺山恭輔

    提供機関:Inamori Foundation

    制度名:Research Grants

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1999年4月 ~ 2000年3月

  15. 「スターリン体制」の研究―(英国における研究状況)

    提供機関:Ministry of Education

    制度名:Monbusyo Fellowship Program for Japanese Scholars and Researchers to Study Abroad

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1999年4月 ~ 1999年10月

  16. 1930年代ソ連における内政と外交

    提供機関:Japan Society for the Promotion of Science

    制度名:Grants for dispatching specialists to countries of former Soviet Union

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1999年1月 ~ 1999年3月

  17. 1930年代を中心とするスターリン体制下のソ連極東 競争的資金

    提供機関:Tohoku Foundation for Development

    制度名:Grants for dispatching specialists abroad

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1998年12月 ~ 1998年12月

  18. 1930年代前半のソ連ー大粛清直前の内政・外交の分析(1933-36)-

    提供機関:Matsushita Foundation

    制度名:Research Grants

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1996年4月 ~ 1998年3月

  19. 極東を中心とする1930年代のソ連の内政・外交

    提供機関:Japan Foundation

    制度名:Grants for dispatching specialists abroad

    研究機関:Tohoku University, Center for Northeast Asian Studies

    1997年6月 ~ 1997年9月

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社会貢献活動 3

  1. 東北大学リベラルアーツサロン

    2014年4月18日 ~

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    ユートピア社会のメディア、言語空間:スターリン統治下のソ連における検閲制度

  2. 宮城大学事業構想学部講演会

    2013年2月8日 ~

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    日露関係の歴史と北方領土

  3. 講演「ロシアにおけるアルヒーフ事情」(防衛省防衛研究所)

    2009年7月3日 ~

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    防衛省防衛研究所戦史部において、ロシア連邦のアルヒーフ(公文書館)における史料公開状況、史料受領のための手続き等について話す。

メディア報道 1

  1. 言論統制で体制維持:旧ソ連スターリニズム統治下の検閲制度

    河北新報

    2014年5月6日

    メディア報道種別: 新聞・雑誌

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    4月18日開催の東北大学リベラルアーツサロン(メディアテーク)での講演概要

その他 8

  1. 二十世紀前半の極東アジア諸国による交通政策と社会変動

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    満洲国を支配した日本と深い関係のあった第二次世界大戦前後の極東地域を対象に、蒋介石、スターリンの中ソ指導部による鉄道を中心とした交通政策の実態を明らかにし、それが当該社会にいかなる影響を及ぼしたのか明らかにする。

  2. 新疆、満洲をめぐる20世紀前半のソ連、中国の政策

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    2012年度に引き続き新疆に関する研究機関を延長して叢書の出版を実現すること、それに加えて本年度は同じくソ連と中国の二大国が隣接する重要な地域である満洲にも研究範囲を拡大することとした。20世紀前半に焦点を絞るが、この時期は日本による植民地国家満洲国の形成と崩壊の時期と重なり、新疆に比べて日本ファクターは格段に増大する。本研究では、日本と対峙するソ連、中国の満洲政策のみならず日ソ関係、日中関係、中ソ関係にも配慮しつつ、満州をめぐる中露日その他の諸国における史料収集、分析を進め、最終的にはセンター経費による叢書の刊行を目指す。

  3. スターリン、蒋介石と中国新疆

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    本共同研究は、平成24年度に発足したプロジェクトユニット「20世紀ロシア・中国史再考」研究ユニットと連動した研究企画である。現在、中国の「新疆ウイグル自治区」として知られる地域は、20世紀前半までは、今日の分離独立運動に連なるムスリム諸民族による紛争や軍閥割拠に加えて、中国内地からの交通手段の未発達が原因でロシア・ソ連の影響力が著しい地域であった。辛亥革命、ロシア革命による中露両体制の変革後もその傾向は変わらず、モンゴル同様、スターリンが軍隊を派遣して影響力を行使した。現在立場は逆転し、新疆の統治を強化した上にここから経済的影響力を「ロシアの裏庭」たる中央アジアに拡大しようとする中国とロシアの間に、摩擦が伝えられている。このように中露二大国の影響力が交差する微妙な地域の取り扱いには難しい側面があるが、本プロジェクトユニットでは、時期を20世紀前半に限定して中露両方面からの史料収集と分析を進めている。その成果としてセンター経費による上記テーマを主題とした選書の刊行を申請し、出版に向けて鋭意執筆中である。本共同研究は、上記プロジェクトユニットの活動をさらに充実させるべく、国内、国外でセミナーを開催して研究組織構成員の研究成果及び史料収集の動向を発信するとともに、関係方面の専門家を招いて相互に意見や情報を交換し、選書執筆の更なる促進と質的向上に寄与することを主眼とする。

  4. 20世紀の東北アジアをめぐる中国、ロシア(ソ連)史の課題と展望

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    20世紀の世界の政治、社会、経済に多大な影響を及ぼしたユーラシア大陸の二大国たる中国及びロシア(ソ連)の歴史について、特に20世紀前半期の両国に関わる未解明の課題に焦点を当て、双方からの研究情報を交換することで新たな知見を見出すことを目的とする。

  5. 前近代における日露交流資料の研究

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    日本開国以前の日露関係についてロシアで史料を発掘、収集、翻訳し新たな日露関係史像を描く。

  6. 1930年代のソ連極東―スターリン体制下の一地域の考察―

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    スターリン体制下における極東の状況について検討した

  7. ロシア連邦極東地方史料館の現状調査

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    ロシア連邦ウラジオストック、ハバロフスクへの出張経費の助成を受けた

  8. 1930年代前半のソ連ー大粛清直前の内政・外交の分析(1933-36)-

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    1930年代ソ連の内政と外交の関連について研究した

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